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自由夜市の夜のこと

8月最後の夜に、自由夜市という名前で、大好きな女の子たちと集まった。

コンセプトは「ナイトフリーマーケット」なのだけど、実際フリーマーケットをやっていたのはアライヨウコくらいで、私を含めたほかの3人は、タロット占いをしたり、ネット上で希望者をつのって選書したり、整体したりした。

これこそ自由夜市である。

なんなら集合もバラバラで、開始時間に会場にいたのは私とアライヨウコの2人だけで笑った。

しかも開始時間16時の段階で飾り付けを始めていた。いわゆる「イベント」だったら許されないだろう。(しかも16時に来てくれたお客さんに写真を撮らせている。ののかちゃん、ありがとう!)

だけど自由夜市だからさ。

そんな風に始まった。ここまで読んでもらっただけで充分私たちのユルさが伝わったと思う。

自由夜市を企画したのは私なのだけど、そもそも企画した理由が、ただ、私が普段どんな部屋で整体をしているのかみんなに来て感じてもらいたかったからというだけで。あと、アライヨウコの歌をみんなに聞かせる機会を作りたかっただけで。その理由自体もゆるいような気がする。

でもだからこそあの雰囲気が出たんじゃないかな。

自分のことを知ってもらいたい!とか、お金を稼いで帰りたい!とか、そういう欲がこちらになかったから、すごくおだやかな空気と時間になっていたと思う。お客さんも、出店者も気を張らず、居心地の良い空間になった。あの部屋のポテンシャルでもある。

と、まあそんな感じで始まった4時間の自由夜市。



あさぬー、あかしゆか、アライヨウコ、

という「あ」の人たち。偶然。
みんなそれぞれジャンルが違うから、お客さんもいろんな人が来てくれた。そしてそれぞれがほかの出店者をオススメしあうという平和な世界。

実際みんなの紹介で私の整体を受けてくれた人が何人もいた。ああ、感謝。

それにみんなのSNSをフォローしている人が私のこともフォローしてくれていたりして、すごく嬉しかったな。Twitterフォローしてます!って言ってもらえるのってこんなに嬉しくて、恥ずかしいんだね。

そして私はすきあらばアライヨウコを歌わせた。

そう、アライヨウコのライブの開催時間すら決めていなかったのだ。

イベントが始まる前は、ヨウコが歌いたくなった時に歌いたい場所で歌ってくれたらいいかなって思ってたんだけど、
ギターがあって、ヨウコがいて、ヨウコの歌を知らないお客さんが目の前にいる
そんな状況で歌わないってもったいない!!という気がして、歌いなよって言っちゃった。

しかも3回。4時間の間に実は3回アライヨウコのライブがありました。

わたしは大満足だよ。

わたしがいちばん幸せだったと思う。みんなも幸せになってくれたと思う。

私が勢いで言い出したイベントに二つ返事で参加してくれた3人には、本当に感謝しかない。ありがとうね。

遊びに来てくれたみなさんも、ありがとうございました。おかげで、すごく楽しかった。

ほんとはもっと上手に言葉であの雰囲気を言い表すことができたらいいんだけどな。でもきっと来てくれた人には伝わっているし、この写真を見れば私たちには思い出すことができるし、それでいいのかもしれない。

次回はたぶん10月13日。

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最後までありがとうございました。