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ブラック・パンサーを観てきた

普段ほとんど映画を観ないのだけれど、マーベル好きの娘にせがまれブラック・パンサーの新作「ワガンダ・フォーエバー」を3Dで観てきた。
娘はパート1もかなりの回数リピート観していたらしいが、私は通しで見たことがなく、正直かなり「あれれ?」となったけれど面白い映画だったと思う。

娘の<推し>オコエ隊長も「原始的ね (フッ)」という決め台詞(パート1に引き続き)あり、メイクの白浮きを気にする乙女な一面あり、と見せ場満載だった。

個人的には国王の座を継いだラモンダ女王(アンジェラ・バセット)が良かった。悲しみを落ち着いた物腰で包み、時に感情をむき出しにし、敵の攻撃を前にしても一歩も引かない強い女性。特に衣装が素晴らしく、西洋文明とは別の形で発展した国の女王の着るものとしてどれも説得力があった。どうでもよいが、主役のシュリ王女の10倍くらい衣装代かかっていそうだ。

鑑賞後にはハリウッド(アメリカ)も変わったんだなあと感じさせられた。スター・ウォーズやインディ・ジョーンズで描かれた、専制政治に苦しむ発展途上国の民をアメリカ的なヒーローが救うなんて構成はどこにもない。都合よすぎるタイミングで流暢な英語を喋る現地人が登場して白ける、なんて心配もないしね。

アジアを舞台にした作品もいつかこういう物が出てくるんだろうか。
パール・ハーバーがわずか20年前の作品という事を考えるともう少し時間がかかる、かなあ。


#ブラックパンサーワカンダフォーエバー

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