見出し画像

【HLABカレッジボーディングプログラム】参加者の感想

この記事では、SHIMOKITA COLEEGEでのHLABカレッジ・ボーディング・プログラムに、約2週間モニターとして参加してくれた高校生達の感想をお届けします!

HLABカレッジ・ボーディング・プログラムにご興味がある方、特に高校生と保護者の方はお読みいただけると、プログラムについてのイメージが掴めると思いますので、是非お読みいただけると幸いです。

HLABカレッジ・ボーディング・プログラムとは

HLABはサマースクールの実践経験や寮運営を通して「身近なちがいを学びに変える」ためのプログラムやコミュニティづくりの実践と蓄積をしてきました。
HLABカレッジ・ボーディング・プログラムは今までの知見を最大限につめ込んだ、共同生活を学びの中心に据えた、高校生を対象とした新しいプログラムです。

(モニター居住についての詳細はこちらの記事をご覧ください。)


画像2

参加者たちが互いの理解を深めるワークショップをやっている様子

               ・・・・・

ここからは、参加者に対しての質問に対する回答をお伝えしていきます。

 1. SHIMOKITA COLLEGEでの1日の過ごし方は?

春休みということもあり、比較的ゆっくりとプログラムを楽しんでいただけたようです。
カレッジの住民にインタビューを行う、「インタビューワーク」などのプログラムに加えて、他の人との対話の中で個人の興味を掘り下げていく姿が印象的です。

春休み中だったのですが、部活があったので以下のようなスケジュールで過ごしていました。朝8時起床→朝ご飯をrelax食堂で食べて部活に向かう→歯医者さんに寄ったりして、17時ごろにカレッジに帰宅→本を自室で読む→relax食堂で夜ご飯を食べる→本を読んだり、共用部でおしゃべりしたり、インタビュワークに取り組んだり...。(川上礼志郎さん・海城高校3年)
私は、以下のように過ごすことが多かったです。6時起床→10時半くらいまで皆とおしゃべり→12時から3時まで自由時間→19時まで勉強→23時くらいまで共用部で皆と話す
このプログラムでは、共用部で過ごす時間を大切にしていました。様々なバックグラウンドを持つ人たちと、答えが出るわけではない問いに対して深く話し合うことが非常に面白かったです。例えば、頭の良い人の定義づけを行おう、とか、地球の行く末、などのトピックに関して多様な観点からの議論を行いました。そういった、皆と議論する時間があまりにも楽しくて、学校の勉強との両立はだんだん難しくはなりましたが、勉強とカレッジでの経験を秤に載せた時に圧倒的に後者の方が自分にとっては大切だと考え、皆と話す時間を楽しみました。(中原瑠南さん・加藤学園暁秀高等学校高校2年)

スクリーンショット 2021-04-27 12.07.09

皆でヨガや筋トレを体験するなど体を動かす機会も多くありました!

2. プログラムに対して事前に期待していたことは?

多くの高校生が、共通して「人との関わり」を挙げています。コロナ禍ということもあり、なかなか自身のロールモデルとなる大学生・社会人との密な関わりが難しい中で、多様な専門性を持つ人々と心ゆくまで話すことのできるカレッジでの経験はかけがえのないものとなったのではないでしょうか。

大学について先輩たちに聞くこと、悩みを聞いてもらうこと。
共同生活というものを大学に入る前に経験しておくこと。
親元から離れてみるための実験。身近な多様性を感じてみること。(中原瑠南さん・加藤学園暁秀高等学校高校2年)
いろんな人々と関わることで自分の価値観を見直すこと、学びあえる空間について自分の理解を深めること。(川上礼志郎さん・海城高校3年)
色んな人の価値観や人間性をインプットできること。(清水萌絵さん・渋谷教育学園渋谷高等学校2年)
海外大生との関わりを作れること。高校生同士の繋がり。(水嶋りなさん・武蔵野大学高等学校2年)

スクリーンショット 2021-04-27 11.43.58

2階共有部で一緒にプレゼンの準備をしている様子

3. プログラムにおける自身の最大の学びは?

カレッジに住む人々の専門性や価値観に触れ、今一度自分の興味・将来を考え直した、という高校生が多く見受けられました。また、親元を離れて日常生活を送るということで、自身を律する心を学んだ、という方もいらっしゃいました。

具体的な知識や技術ではないが、オープンで何かを深めていたり幅広く視野を広げていたりする人と話す中で、いろいろな価値観や考え方に触れることができたほか、自分自身の興味に関してアドバイスは着想をもらうことができた。例えば、自分はもともと「情報」を通した社会課題解決に興味があったが、ジャーナリズムを学んでいる方や認知科学を学んでいる人とのインタビューワークを通して、情報を扱う上での認識が変わった。(川上礼志郎さん・海城高校3年)
自分がまだまだであることに気づけたことと、それに付随する悔しさ。
そもそも、現在やりたいことがはっきりと定まっている自分が、大学に行く必要があるのか、ということに関して迷っていた。しかし、様々な専門性を持つカレッジの皆さんと話していくうちに、自身が「浅く広く」なタイプであることを実感し、大学に行って学び、もっと自身の専門性を深めていくことが必要だと実感した。(中原瑠南さん・加藤学園暁秀高等学校高校2年)
色んな人から話を聞いた結果、自分の視野を広げることはとても大切なことだということを学んだ。(水嶋りなさん・武蔵野大学高等学校2年)

スクリーンショット 2021-04-27 12.31.55

4. 学びに繋がった、具体的なプログラム・イベントや偶発的な機会は?

自身で創ったゲームを皆にプレイしてもらうイベントを主催したり、皆のコミュニケーションを促進するための新たな仕組みを作ったりと、多くの高校生が、カレッジの中で主体的に行動をしていました。そのような行動に対し、様々な価値観・専門性を持つ大学生・社会人がフィードバックを行うことで、さらに学びが深まる機会となったのではないでしょうか。

インタビューワーク、4階での演奏、セッション、夜の会話、Roleplay Discussionを通して偶発的な学びが生まれたと思います。カレッジに入ってから、コミュニケーションの重要性や人との会話の難しさを痛感し、Codingから音楽まであらゆることにチャレンジしてきました。具体的に、これ!が影響したというよりは、それぞれが少しずつ糧になっていきました。(忠政威吹さん・武蔵野大学附属千代田高等学院2年)
ゲームを皆で遊ぶイベントを、自らが主催し、17人もの人が参加してくれた。大きな学びの経験になった。(井上恵太さん・N高等学校2年)             

画像2


                ・・・

現在、HLABでは第4期の高校生モニター居住者の募集を予定しております。滞在期間は2週間または4週間で、費用は無料(食費は実費)となっております。

下北沢で暮らしてみたい、大学生や社会人と共に暮らしてみたい、日常に新たな刺激が欲しいという高校生の皆様は、ぜひご検討ください!
応募情報などは、以下のSNSの更新をお待ちください。

<Facebook>


<Instagram>

<Twitter>


HLABと一緒に「多様な人々が共に住みながら学び合う」環境をつくっていきませんか?小さなサポートから、新しい時代の教育を!