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【新企画 “Liberal Arts HUT”】 What does it feel like to study in college in the US?

今までの記事では過去サマースクールを参考に、”Liberal Arts HUT” で実施されるセミナーのついて紹介してきました。当日のプログラムはセミナーの他、アメリカの名門大学に現役で通う講師から、学生生活について話を聞くこともできます。この記事ではその一部、「What does it feel like to study in college in the US?(アメリカの大学でに交換留学して勉強するってどんな感じだろう?)」にフォーカスして、アメリカの学生の普段の1日の様子を紹介したいと思います。

1週間の時間割の組み方

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こちらはある学生の1週間のスケジュールになります。とっていたクラスの内訳はJapanese pop culture(2種類)、Korean pop culture、演劇、油絵の授業です。
基本的に科目名(コース名)は
「種類(カテゴリー)+難易度(100番台からスタートして難易度が高くなる)+科目名(より詳細な名前)」
で表されます。
例えば、”DRA105 Intro to Theater” は「ドラマ(演劇)」カテゴリーの100番台(基本コース)の “Intro to Theater” というコースですし、
“ARI563 Painting: Art for Non-majors” は「アート」カテゴリーの500番台(発展的な内容を扱う)の “Painting: Art for Non-majors” というアートが専攻ではない生徒向けのコースになります。
*ちなみに英語で ”101” と普段の会話の中で使うと「基本的な」という意味になります!

時間割を見て、みなさん何か気づきませんか?
アメリカの大学のコースは基本的に1週間に複数回、開講されています。日本とは異なり、週に何度か授業に足を運び、集中して学びたいトピックについて学ぶことができるのです!
加えて、 “Painting: Art for Non-majors” をはじめ、アメリカの大学では日本の大学よりも幅広い学びの場が提供されている場合も多く、リベラルアーツの大学であれば、専攻科目以外のコースの受講する生徒が多いです。
中でも、留学生は一般的にフルタイムの生徒(その大学に所属して4年間通う予定の生徒)とは異なり、必修科目は少ないか課されないので、自由度も高く勉強できると言えます。フルタイムの生徒であれば、日本の大学同様に何かしらの「必修科目」が学部・学科によってあることがほとんどです。

授業以外の活動や過ごし方について

日本での大学生活とアメリカで留学生として過ごす生活の大きな違いは、キャンパス内やその周辺の寮、ハウジングに住むことです。とはいえ、そこから授業に通い、またクラブ・サークル活動やボランティアの仕事など、日本での学生生活同様、勉強以外にもたくさんの活動に力を入れることもできます。
住む場所がキャンパス内や周辺だからこそ、授業やそれ以外で友だちと顔を合わせる頻度が多くなり、いつの日かそれは自分の「コミュニティ」へと発展していきます。例えばミネアポリスの郊外にあるカールトン大学の学生は、1年生の時に同じ寮の同じ階に住む同級生と仲良くなることで有名です。
*カールトン大学の寮の寮の取り組みに関する記事はこちら

とても大変!でもやりがいのある課題・宿題について

みなさんの中にはアメリカの大学の留学に関心のある人も多いのではないでしょうか?

「リーディングの量がえげつない」
「毎日課される宿題が大変すぎて徹夜で終わらせることになった」

交換留学していた先輩や友人から、そんな声を聞いたことはないですか?
確かに、日本の大学生が課される課題や宿題の量と比較すると、アメリカの大学で課される量はとても多く、内容の難易度が高い時もあります。
しかしアメリカ国内の大学の多くは、学生が課題・宿題に取り組みやすいようにする、3つのサポートシステムを持っている場合がほとんどです。

Writing Center
エッセイやレポートを書く際に、基本的な文法やアイデアについても相談することがあります。
Tutor
「授業で解き方を教わったけどどうやって解くのかわからない」
そんな時に解き方のヒントをくれます。
オフィスアワー
どのコースの先生も週に1回以上は必ず、この時間を持っています。
授業でわからないところがあったり、エッセイのアイデアについて相談したり、実際に先生の研究室にいくことで話ができます。先生によっては、オフィスアワーの利用頻度を成績の評価対象にするケースもあります!

これらを使い倒した末に提出し、さらには “A” の評価をもらえた時の喜びは格別です!アメリカ留学の醍醐味と言っても過言ではありません。

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HLABのサマースクールにはアメリカに限らず、世界各国の学校に進学・留学経験をもつ大学生がたくさん参加します。2020年夏、日本各地から集まる高校生と一丸となり、サマースクールを作る仲間になりませんか?
(現在高3の人も応募できます!)

今週の記事はいかがでしたでしょうか?
年内のLiberal Arts HUTに関する記事の配信は以上になります。みなさん良いお年を!

HLABと一緒に「多様な人々が共に住みながら学び合う」環境をつくっていきませんか?小さなサポートから、新しい時代の教育を!