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【SHIMOKITA COLLEGE】カレッジで視野が広がり、好循環が生まれた1年間

SHIMOKITA COLLEGEでは、多様性豊かなコミュニティ・学びの成長を支えるとともに高校生・大学生・社会人が共に学び合うプログラムを提供しています。今回は、SHIMOKITA COLLEGEに住む社会人チューターのインタビューを通して、カレッジとの出会い、カレッジでの暮らしの魅力やカレッジで得れる学びを知っていただけたら嬉しいです!今回は社会人チューターとしてカレッジに住む平野さんにお話を伺いました。

チューターとは
高校生、大学生、社会人が共に暮らしながら学び合うSHIMOKITA COLLEGEで社会人チューターは一緒にレジデンシャル・カレッジという学びの形を共に作っていくパートナーです。社会人チューターとはSHIMOKITA COLLEGEへの一参加者・学び手でありながら、カレッジ生のメンターとしてやアカデミックやキャリアのアドバイザー、イベントや勉強会などの学び場の作り手になっていく役割など、多様な役割を担っていただきます。

まずは自己紹介をお願いします!

平野大地(ひらの だいち)と申します。

現在商社に勤めて10年目になります!カレッジでは社会人チューターとしてイベント分科会に携わっていますが、その他にもプログラム分科会やクリエイティブ分科会でカレッジの広報誌・フリーペーパー「公開緑地」の1コーナーを担当しています。4月からは下北沢を飛び出しロンドンに転勤する予定です!

コロナ禍で見つけた今の自分に必要な場所

カレッジを知ったきっかけを教えてください!

平野さん:僕はもともと2年前に代々木上原に住んでいて、その期間がちょうど新型コロナウイルス感染拡大の時期とかぶってしまったんですね。コロナ禍で出向が決まったのでフルリモートで現場に行くことなく、仕事をする日々を過ごしていました。

ロックダウンやソーシャルディスタンスによって人と全く会わなくなった中、リモートでディスカッションすることが増えて、僕の中で「目指すところはちょっと違うな」と感じていました。特にディスカッションは相手の所作や目つきから読み取れるものが多いですし、向かい合って対面で話せば話すほど相手の想いや熱が伝わるので何か物足りなさを感じていました。そういう対面で得られる感覚などはコロナ禍ではなかなか得づらかったと思います。コロナ禍で仕事の効率化することはあっても、なんでもない話を色々な人たちとできる機会が減ってしまいました。

あとは、会社でも多様性を受け入れるなどの話がある中で、自分の会社や自分のいる部署って全然多様じゃない、という疑問もあったため、様々なバックグラウンドを持った人たちと関わり刺激が得られる場所があるといいなと思っていました。

そういう想いを頭の片隅に置きながら、ある日ボーナストラックのカレー屋さんに行くためにランニングをしていました(笑)。その道中にカレッジを見つけて、チラシのQRコードを読んでカレッジの存在を知りました。

ランニング中に!応募に踏み切った経緯を教えてください

平野さん:そうですね、僕の人生は基本的にランニングで大体決まってたりします。(笑)

学生時代にラクロスをしていた経験から、母校のラクロスチームのコーチをしていて。やっぱり大学生と話すと得るものが結構たくさんあったという実感が大きいですね。そのときは体育会系の大学生と絡むことが多かったので、自分の中ではもっと多様な人たちと話してみたい、と思っていました。そういう意味では多様性を学べるとなった時に新しい世代の人たちと関われる環境に身を置くことが、今の自分に必要な成長が得られるんじゃないかと思って応募しました。

世界中ではLGBITQ+含め多様性を受け入れて生きていかなきゃいけない社会だったということは理解しているけど、コロナで分断されたこともあって、そのような意識は感じられませんでした。だからこそ、そこに身を置くような形で住んでみたいと思っていました。まあ、出会いは結局ランニングですが(笑)

クラブヨガでの1枚

好循環が生まれた1年間

入居当時の悩みや懸念点はありましたか?

平野さん:入居当時にあった悩みは年齢のハードルはあるかもしれないということですかね。悩みではないかもしれないけど、コーチをやってた時の体育会系の大学生と関わるのと、カレッジに住んでいるような多様な人たちとはある程度違いはあるだろうな、と思っていました。その違いに自分がどれだけの時間軸で順応できるのかな、というところは入居前に持っていた悩み、というか不安の一つでしたね。

実際にカレッジに住んでどうでしたか?

平野さん:入ってみたら面白かったです。やっぱりカレッジのいいところは色々な人たちがそれぞれ自分のテーマを持ってそれなりに意識して住んでいるというところです。実は会社に入っても「自分はこう在りたい」よりも「会社がこうあるべきに、自分はこうなっている」と駒みたいになっている人って結構いるからこそ、カレッジで自分のやりたいことを素直に発信できる人たちと一緒にいることに価値があると思います。

会社でも「別に会社でこれを言っても変わらないし」と思っても「いや、むしろ言った方がいいんじゃない」と思えるようになりました。それに対して会社にいる周りも「面白そうだな」と言ってくれたりする反面、出る杭だなと思われちゃう時もありますが、あまり気にしなくなりました。自分がどうありたいかを意識していると、カレッジのコミュニティでどう在りたいかのベクトルでも考えるようになって、さらにそこで得たキャラクターや知見、感覚、価値観を会社でも発信できるようになってきたからすごく好循環が生まれた気がします。

普段はどんなカレッジ生活を送っていますか?

平野さん:カレッジ生活としてはイベント分科会のチューターとして学びの伴走はもちろんだけど、色々な課題をもっている人たちにフランクに会話を仕掛けたりしています。あとは、僕が仕事で扱うサステナビリティや脱炭素化などのテーマって多分カレッジにいるみんなが課題感を持っていると思うから、自分が学んだこととかを積極的にシェアしています。それに対して会話が生まれてきたら、その中でも新たな学びを得られるように意識していますかね。イベント分科会とチューターとしての役割にハウスの運営もやりつつ、それ以外のところに自由に顔をつっこんだりしています。

平野さんのハウスの1枚

意識していることとしては、分科会であろうと、組織を運営することだろうと特に大差はないと思っていて、ただ一連の動きを特に意識しています。イベントを実施するまでのプロセスや片付けを含むそのあとのところも、最近は課題感を持って取り組んでいます。イベント分科会に入った以上プレイヤーだけでなくプレーイングマネージャーであることを考えながら一緒に伴走しています。あとは、社会人はこう言うふうに考えているんだとかこれが必要なんだというところを感覚的にでも学んでもらえるといいかなと思っています。

視野を広げて、変化を楽しむ!

一年を振り返ってチューターとして、カレッジ生としてよかったことを教えてください

平野さん:自分が学びをシェアして学んだというよりも、みんなから学んだところが大きいですね。やっぱり僕の世代の人たちはすでに結婚して、子供もいる人もいればずっと仕事している人もいれば、一定の友達と週末飲みに行ったりする人もいて、仕事とプライベートがサイクルとして回っているんですよね。

このチューターという役割を担ってカレッジに住むことによって、自分の生き方や生き様がカレッジに住んでいることによってアップデートされていくし、その環境の中で得たものが自分のプライベートだけじゃなくて仕事にも活きたので1年間良い流れを感じることができました。それに、興味関心の視野がみんなの情報から学ぶことによって一段と視野が広くなり、視座が高くなる感覚を得ることができたことは大きいと思います。

今後こんな人に来て欲しいなどのメッセージをお願いします!

平野さん:変わり続けること、変化を楽しめる人にきて欲しいなと思います。変化することは怖いことももちろんあるんだけど、同時に変化は進化することだから変わり続けられる力というものが、この先どんな世代、年齢、関わる人たち、場所であっても1番基本的に持てるものです。変わり続けられる力を持つと人生が豊かになるマインドセットだと思うので、それを持ちたいと思っている人はどんな年齢であっても自分を変え続けられるから。

そもそもカレッジでは高校生だろうが、大学生だろうが、社会人だろうが、社会の中で中堅だろうがというところはあまり気にしていないので。相手は気にしているかもしれないけど、少なくとも自分が気にしないことで、自分が変わり続けて自分が最初に動くんだという熱量を持って周りの人を良い方向に巻き込んでいく、世の中を良い方向に持っていく一番重要なものだと思っています。そこのコアを、今はそうじゃなくても変えてみたい人や、もっと自分をこうよりよくしていきたいと思っている人に入ってきて欲しいです。

カレッジ体育祭での1枚

ありがとうございました!

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現在SHIMOKITA COLLEGEでは大学生・社会人を対象としたプログラムと高校生を対象としたプログラムなる参加者を募集しています。参加者はSHIMOKITA COLLEGEで暮らす高校生・大学生・社会人のカレッジ生とともに過ごすことで進路についての気づきやリーダーシップを養います。募集に伴い、説明会や内覧会も実施しておりますので、詳細は、こちらをご覧ください。


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