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スクラムの優勢、モールの劣勢(ラグビー大学選手権準決勝 早稲田対帝京)

1月2日は箱根駅伝途中まで見てから大学選手権準決勝へ。

さすがに子供が小さいときはそうはいかなかったが、高校生くらいからそういう過ごし方をしてきた。昔は準決勝は国立競技場で、ラジオで箱根駅伝聴きながらラグビー見るみたいなことをしてた。

妻は箱根駅伝を欠かさないので、この試合だけは妻と行ったことはない。子供が小さい頃は私も出かけなかったから、年に一回だけ、テレビの2画面表示機能をつかう

それを思えばインターネットは実に便利だ。

今日も点の取り合い

まず第1試合。早稲田対帝京の最速レビュー。結果は33-27で早稲田の勝利。ここんとここの対戦は点の取り合いになるが、今日も期待どおり(?)のトライの取り合いになった。

ラインアウトを再構築した早稲田

この試合の早稲田の勝利は、とにもかくにもラインアウトを再構築できたことに尽きる。

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ラインアウトモールからのトライ2つ。

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さらに帝京がモールコラプシングを三回繰り返し、その後回して取ったトライが一つ。結果、この日も、早稲田の「トライを取る力」が威力を発揮した。おそらく22mラインに進入した全ての攻撃でトライを取ったのではないか。

ただ、フェイズを重ねての攻撃ではなく、一発で反対側のエッジにボールを持っていってバックスに走らせる攻撃で二本トライを取ったのは目を引いた。これはビデオでチェックしないと。

考えてみれば11月の対戦でも早稲田は少ないフェイズでトライを取りきっているので、今回も同じだったと言うことではある。

帝京のディフェンスはけっこう深いところまで詰めてくるから、それを逆用した攻撃と言うところか。いずれにしても詳しく見直します。

接点とスクラムで圧倒した帝京

帝京は接点の強さとスクラムの強さが出色だった。

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クラッシュして前に出る。スクラムでは一度コラプシング取られたがそれ以外では圧倒。

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ただ、ラインアウトモールを一度止められたことが、攻撃の選択肢を狭めた。後半30分過ぎからスクラムで時間を消費し、結果6点差に詰めるのが精一杯だったのは、前半のラインアウトモールを止められてしまっていたためにラインアウトモールを避けざるを得なかったのが大きな理由になっている。

早稲田、決勝のために

ちょっと厳しいことを言うと、最終的には、早稲田の試合運びの拙さがこの試合を最後まで緊迫したものにした。13点を取ってからの攻撃で2回、軽いキックでボールを渡したりダイレクトタッチに出してしまった。こういうミスは失点に直結するので、気を付けた方がいい。決勝では命取りになりかねない。





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