いまさらマッチレビュー：川崎フロンターレ対横浜FC戦（5月22日）

数日空けてしまいました。今日は「いまさらマッチレビュー」、5月22日の川崎フロンターレ対横浜FC戦。3-1でフロンターレが勝利したものの、後半のゲーム運びにチームの消耗を感じた試合。

　時間が空いてしまっただけでなく、DAZNの再生期間が終わってしまったために79分までしかチェックができなかったので、今回は、レビューと言うより、データを並べるにとどめたい。

　まずはスタメン。

ボール奪取数は大差

　この試合のボール奪取数は、79分まででフロンターレが64（90分換算73）、うち敵陣28、シュートにつながったもの11。

　横浜FCが48（90分換算55）、うち敵陣17、シュートにつながったもの5。

　フロンターレの90分換算74個のボール奪取はほぼ普通の数字、横浜FCはこれまでの対戦相手の中でも少ない方だ。このあたりに低迷の要因が現れているように思える。ただ高い位置でもボールは取れていて、敵陣でのボール奪取率は35％。この試合のフロンターレは45％だから見劣りはするが、これまでの対戦相手と比べてそれほど悪いものではない。

ボール奪取は谷口が最多

　次にフロンターレのボール奪取数ランキング。

　　谷口：16　
　　シミッチ：10
　　田中：7
　　登里：7
　　三笘：5
　　ジェジエウ：5
　　山根：4
　　旗手：4
　　家長：3
　　脇坂：1
　　チョン・ソンリョン：1
　　ダミアン：1

　一番多いのは谷口。同じセンターバックのジェジエウと比べても10以上多い。

次に多いのはシミッチ。概ね普段の傾向と同じだ。

普段と違うのは三笘のボール奪取数が多いこと。5個というのはこれまでの試合で最多だ。

シュートまでの手数は？

　次にボール奪取からのシュートまでの手数。

　フロンターレ
　　14分：シミッチから20本
　　21分：田中から1本
　　28分：田中からそのままシュート（ゴール）
　　33分：谷口から2本
　　35分：谷口から9本
　　38分：シミッチから2本
　　44分：登里から2本
　　44分：旗手から5本
　　46分：田中から5本（ゴール）
　　50分：三笘から1本
　　76分：チョン・ソンリョンから10本

　横浜FC
　　22分：1本
　　23分：3本
　　45分：4本
　　48分：6本
　　61分：8本（ゴール）
　　66分：1本

　フロンターレは、ボール奪取からのシュートが11本。スタッツ上のシュートが17本だから65％。14分の20本のパスなどもあるが、概ね5本以下でシュートできている。

　横浜FCのスタッツ上のシュートは9本だからボール奪取からのシュートが67％。こちらも少ない手数でシュートに持ち込めているが、ゴールできたときは8本のパスを要している。

　今日はここまで。次回はいつものように三笘薫を分析してみる。