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自己紹介

 こんにちは。「子どもたちに夢中の時間を」という思いを持って活動しています。はるかです。教員を目指す大学3年生です。これまで、福祉・教育、両方の立場から発達障害のあるお子さんと関わってきました。そして、「夢中の時間」の可能性を感じていきました。
 
●「夢中の時間」の可能性
私の活動の中で主なターゲットは、発達障害のある子どもたちです。皆さんは、発達障害のある子どもたちにどのようなイメージをお持ちですか?
・集中力がない
・授業中歩き回る
・物の管理が苦手
・自分の世界に浸っている
・発達が遅い
といったところでしょうか。関わったことがないから、イメージがわかないという方もといらっしゃるかもしれません。逆に、日常的に関わりがある方は「その面だけじゃない!」と思われているかもしれません。

 発達障害のあるお子さんと普段から関わりがある私が強く感じるのは、発達障害のある子どもたち「面白い!」「やってみたい!」と思ったときのエネルギーの大きさです。そこでの成長は目を見張るものがあると感じます。例えば、「ここに置いておいたら忘れるから、見えるところに置いておこう。」と自分の傾向を客観的に見た行動をとったり、「コレをつくりたい人、教えるよ!」と自ら他人との関係を広げたり。私は、そこで生まれる夢中の時間は子どもたちの自信、そして他者との関係性を築くきっかけとして子どもたちの領域を広げることにつながっていると確信しています。

●「夢中の時間」を増やすために
 
発達障害のある子どもたちには、多くの大人がそれぞれの立場で関わっています。学校の先生、放課後デイサービスや発達支援センター、そして保護者。時に医療関係、心理職の方も関わることがあると思います。私は、「夢中の時間」を増やすためにはこれらが連携、特に子供たちの日常を担う教育・福祉・家庭の連携が必須であると考えます。しかし現状、教育・福祉間の連携にはいくつもの課題があります。それは、その機会が少ないことに加え、持っている領域のちがいが原因なのではないかと私は考えています。
 教育・福祉・家庭それぞれが発達障害やその支援に対する思い、またそれぞれの機関に何を期待しているのか、それを共有できる機会を作りたくて、発達障害児の明日をつくる大人のための交流会knock を主催しています。
knockには、立場の違いから生まれる壁に歩み寄るイメージをこめました。
立場の違いから来る考え方やとらえ方の違いを共有することはもちろん、だれもが子どもたちの幸せを願い関わっていることを再認識する機会にしていきます。

●特別支援学級を「在籍児童が輝ける場」に
 
発達障害のある子どもたちに「夢中の時間」を保障するためには、特別支援学級や通級指導を含めた特別支援教育を「対象児童が輝くために行うもの」という認識を社会が持つ必要があると私は考えています。これを実現することで、特別支援教育を受ける必要がある児童やその保護者がそれを拒むということもなくなるはずです。この方法は現在模索中です。

●最後に
 
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。現在、特別支援教育や発達障害の支援について思いを持って活動している私ですが、実はずっと特別支援教育とは無縁ともいえる環境で学生生活を送ってきました。大学に入るまで、障害や福祉に関心を持ったことも、障害のある方と関わったこともありませんでした。障害をどこか遠いことだと捉え、その情報を得ようともしていなかったのです。そんな自分は大学に入学し、放課後デイや支援級で障害のある児童と関わるようになりました。遠い存在だった「障害」は私の日常になりました。
 それから、3年。この出会い・経験は自分の人生観を大きく変えてくれました。以前、関わったある小学生の子が、「自分って○○(障害特性)の部分がなかったら最高だったと思うんだよね。でも、優しい時もあるし人気者だったりするんだよ」と話してくれました。素直にステキだなって思いました。自分を受け入れるってとても難しくて、時に苦しい。でも少しずつ少しずつ理解して受け入れて、子どもたちは進んでいます。それをサポートする人として、そしてそんな大人を増やすためにこれからも学び続けます。


 
 
 


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