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【100文字小説】迷子の珈琲

珈琲の香りが充満したこの空間では、最早自分が飲んでいる珈琲の香りが何処をさまよってるのか、わからない。
珈琲と自分の舌を絡ませる。感じたのは熱さだけ。
飲み干して外へ出ると迷子の珈琲とやっと出会えたのだ。

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