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アルバイト時給100円上げたら、採用活動爆速で終了した話

もう何回も書いてるし、だいたいこれであってると思ってますが、採用活動を終わらせる為に力を入れるべきPR事項、力を入れるべき事の順番はこれだと考えてます。

重要項目1位:時給
重要項目2位:条件
重要項目3位:どんな仕事をどんな人どどんな風にやるか情報
重要項目4位:ビジュアル情報 ※場合により最重要項目になる事もある

こんなところかと思います。
今までもここらあたりの話はたくさん書いてきました。要するに差別化というやつです。うちは他とはここが違うしここがメリットなんで働きません?っていうプレゼンができればいいんです。
ビジュアル情報なんてのはその最たるものです。どうやったって唯一無二の差別コンテンツになるので、だから場合により最重要項目になると書いておきましたが、まぁとあいえ、稼げるっていうのは大事なので結論時給は大事なんです。

求人広告だと高収入フラグが立てられるのは時給1200円からです(試用期間中に時給減額される場合はフラグ立てられません)
数年前までは時給1200円って高いよねってなってましたが、物価高やらなんやらになってくると、時給1200円というのはもう高いという感覚はおそらくなかろうかと思います。

そこで、今回のタイトル、アルバイト時給100円上げたら、採用活動爆速で終了したという話になりますが、ただ単純に時給100円上げたわけじゃないです。

今回の事例は、新宿駅・川崎駅近くにあるとある飲食系事業のアルバイト採用です。競合数も多くなかなか苦戦するところを、さくっと採用を終わらせた案件になります。

まずは、以下の図のように、求人をかける当該エリアの採用競合の時給をさくっと調べ上げます。
今回はせっかくなので、新宿駅付近の飲食店の求人情報を引っ張り出して、最新の時給相場を調べておきました。

今回の場合だと、平均時給1,261円・中央値時給1,250円と出ました。だいたい時給は大手だろうが中小だろうがだいたい横並びさせる傾向があるので、とりあえず相場は時給1,250円となるわけです。高収入フラグがビンビンにたちますが、ビンビンにたつ店舗がありすぎれ、埋もれます。
そこでやる事は・・・

・エリア相場より100円時給を高くする
・試用期間中も同給与にする(試用期間中は時給を安くするとかいう手段は使わない)

この2点です。
相場より100円高くするってのがミソのような気がします。
だいたい皆様横並びで時給を設定してくるので、ちょっと頭1つ抜け出させるには、100円ってのが効いてきます。これが50円だとあんまり効かないです。やっぱり単位は100円ですね。

で、もう1つ大事なのが、時給を高く設定しても、試用期間中に時給が減らされるという設定だと、応募者は高時給でも意外と集まりません。そりゃそうですよね。なんぼ稼げるか計算しつつ仕事を選んでるわけですから。試用期間1~3カ月という見えない期間時給少ないなら、やる気出ないですよね。

そもそも少子化なので、若い人が欲しい!っていうのなんて、中年以降を獲得するよりも鬼難しいわけですから、本当に戦力にしたい若い人が欲しいなら、いろんな意味でそれなりの投資は必至です。

その上で、「より理想とする人材に出会う」為に、はじめて求人コンテンツの精緻化やクオリティUP、ビジュアル強化が効いてくるわけです。

また、地方とかで居住者少ないエリアだけど採用しなきゃいけない!っていう時には、また別の手段があります。時給よりも大事かもしれませんが、これはまた別の話で。

人材採用、なかなか苦戦する状況ではありますが、頑張りましょう。

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