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僥倖

境遇だけでなく天賦までも、似ている子と出会って。

この時のために俺は生かされていたんだと、漠然ながら感じた。

また話を聞いて、俺はこんな思いをする子を一人でも減らすためにここへきたのに、今俺は何をやっているんだろう、何が出来ているだろうと。
辛い思い出と共に無力感を感じて涙が溢れそうになった、胸が詰まった。

やはり俺自身が救われなければ、誰も救うことなどできないのだと痛感した。

前を向かなければ。すこしでも、自分自身の罪が赦されるように、行動を積み重ねなければ。

俺はもっと赦されるべきなのだろうか。誰かを救うためには。

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