旅行_note_

夏至ドンピシャにストックホルムへ行った話

こんにちは、ヒカルヒカです。

先日ストックホルム(とコペンハーゲン)に行ってまいりました。かれこれ7年くらいあこがれ続けた北欧の地にようやく足を踏み入れたのです。歓喜

ストックホルム滞在は6月20日~22日。そう、夏至真っただ中。私は直前まで知らなかったのですが、

スウェーデンやフィンランドでは移動祝祭日であり、週末をはさんで行われる[3]。毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になる。

だそうです。

これを知ったのが出発の3日前くらい。祝日=店めっちゃ閉まるをフランスにおけるNoël(クリスマス)で体感していた私はかなり焦りました。完全にミスった~~!と。

でも結果的にこのタイミングで行けてよかったなあと思ったので備忘録を。

そもそも「夏至祭」とは?

日本だと、夏至ってあまり意識しないですよね(私だけ?)。どちらかというと柚子湯に入る冬至の方が意識しているイメージ。6月下旬はまだ梅雨だったりで夏真っ盛りという感じはしないので、「この先もう日が短くなっていくのか」と不思議な気分になります。

しかーし!ヨーロッパ、とくに北欧においては夏至、超大事!日本よりも高緯度に位置する北欧諸国は、冬が長いです。というか夏が短いらしい。そして「白夜」という現象があるようにその短い夏はとにかく日が長い。待ちに待った夏の到来を盛大にお祝いするのが夏至祭なのです。

調べたところによると、夏至祭(今年は6月22日)を境に夏のバカンスに入る人が大多数だそう。日本の季節感だと若干早いような感じはしますが、北欧においては正真正銘夏!

スウェーデンでのお祝い

スウェーデンではこのような、”majstång”(マイストング)と呼ばれる柱を広場に立てます。豊穣や子孫繁栄のシンボルなんだとか。その周りで人びとが踊ったり、料理を食べたりするのが習慣なんだそう。スウェーデン中部・ダーラナ地方のお祝いが特に有名です。

この夏至祭にあわせ、ストックホルムの人びとは地方へ向かうことが多いそう。今回エアビーを利用したのですが、到着日にホストの方から「明日から私たちは田舎に行くから自由に使っていいよ(意訳)」と告げられました。また当日のストックホルムの様子について聞いてみると、「お店とかレストランは閉まってるところが多いよ~、人もあんまりいなくなるし」とのこと。まあ結局、観光客やその人たち向けのお店はしっかり開いていたので困りませんでした。

ストックホルムの様子

私がストックホルム観光をしたのは主に21日(夏至祭前日)でした。多分クリスマスイブみたいな感じで一番盛り上がる日なのではないかと感じました。

たとえば、朝一でストックホルム市庁舎に訪れたときのこと。ノーベル賞の晩餐会が行われるところです。

御覧の通り、スタッフの皆さんが生花の花冠を頭にかぶっていました。(一部モザイクをかけています)女性だけでなく、受付にいた男性スタッフもかぶっていましたよ。

また、ガイドツアー前に集合したとき、その場にいるスタッフさんが集まって夏至祭にちなんだスウェーデン語の歌を歌ってくれました。厳かな感じで素敵だった。「今日だけです!」と言っていたので、いい日に来たなと思いました。

ちなみにこの花冠、街中でも多くの人がかぶっていました。パパママ子どもの3人でかぶってる家族、めちゃくちゃほっこりしたなあ……。スウェーデンの子どもは金髪の子が多く、カラフルなお花の冠がめちゃくちゃ映える。可愛い。余談ですが、生まれたときは金髪でも成長するにしたがって色が変わってくるんですね。大人で金髪の人は染めている(脱色している?)ひとが多いのだとか。地毛だと思っていたのでびっくり。

私は時間がなくて中には入らなかったのですが、スカンセンという野外博物館でも大規模なお祭りをやっているそうです。近くまで行ったところ、入場待ちの列がえらい長かったです。

いつかまたこの時期に訪れて、夏至祭を満喫したいなあと思います。

この時期の天気

私が滞在していたときは快晴で、かなり暑かったです。風が吹けばいくらか涼しいですが、基本的に太陽カンカン。25~27度程度でしたが、想像で涼しいと思っていたのでかなり体力持ってかれました。

あと基本的にクーラーがありません。お店に入って「あ~~~生き返る」ができないです。コペンハーゲンの地下鉄とかサウナみたいでかなり地獄だった。

乾燥しているので、かなり喉も乾きます。水道水を飲んでも大丈夫らしいですが、ちょっと抵抗がある(日本でも飲めない)のでミネラルウォーターを買っていました。が、かなり高い。500ミリ1本で300円弱とか。場所によってはもっと安いのかもしれないけれど、手軽に買えるところ(自販機やセブンイレブンなど)ではこれくらいします。500ミリペットボトルとクロワッサンをセブンで買って500円近くしたときはおったまげましたね。抵抗ない人はボトルを持って行って水道水、もしくは荷物預け入れができるなら数本キャリーケースに入れていってもいいと思います。そのスペース帰りにお土産入れられるし。

あと、夏至を祝うくらいなので日がめちゃくちゃ長いです。完全に夜にはならないと思ってください。泊まった部屋、間接照明しかなかったのですが(冬はちゃんとしたのつけるのかな)夜も自然光があるので困りませんでした。目覚めて、窓の外見て朝の6時くらいかなあと思ったら深夜2時とかでした。時差ボケ+これだと少しきついかもしれません。

フォトギャラリー

せっかくなので少し写真も載せとこう。

ストックホルム市庁舎。

市庁舎内・ブルーホール。ノーベル賞祝賀晩餐会が行われるところです。元々、壁を最後に青く塗る予定だったけれど、レンガの美しさに魅了され結局塗られなかったそう。でも市民の間で「ブルーホール」という呼び名がすでに定着してしまっていたため、今もその名で呼び続けられています。

行ってみるとかなり広く感じるのですが、晩餐会のときはテーブルが設置される+多くの人が訪れる為、基本的に一人あたりのスペースは57cmだそう!運よくメインテーブル?に配置されると62cm(笑)ガイドのお姉さんがスぺ―スの狭さをアピールしてました。王族などはもう少し広いらしいです。恰幅のいいひと、座るだけで精一杯になりそう……。

こちら、狭さが分かりやすい。これだけ狭いとサーバーも大変だ……。

こちらは市庁舎の時計台から見下ろしたガムラスタン(旧市街)。色とりどりの建物がつまっていてとっても可愛い。

老舗カフェVete Kattenにてスウェーデン名物・プリンセスケーキ。ラス1でした。危ない~~!

下からラズベリージャム、生クリームとスポンジが重ねられ、マジパンでコーティング。美味しかった。私は生クリーム大好き星人だしヨーロッパに来てからマジパンも好きになったのでぺろりと平らげましたが、得意じゃない人は厳しいかも。他にも美味しそうなケーキはたくさんありました。コーヒーおかわり自由だし、水のサーバーもあります。疲れたときの休憩、スウェーデン名物フィーカの体験などでどうぞ!

まとめ

「北欧のヴェニス」とも呼ばれるストックホルム。水辺でゆったりと過ごす時間は格別ですよ。ぜひ、夏のストックホルムに足を運んでみてください!

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