プレゼンテーション2

継続からの上積みで旋風を巻き起こせるか!? 〜2020年J2予習「ギラヴァンツ北九州」編〜

昨日から始まった「2020年J2リーグ予習」第2回はギラヴァンツ北九州です。

では早速参りましょう。

ギラヴァンツ北九州の基本情報と移籍まとめ


「ギラヴァンツ北九州の基本情報」

昨シーズンの成績(J3) リーグ戦1位(19勝9分6敗勝点66 得点51失点27)
今シーズンの山口との対戦
第7節 7月25日(土) 19:00 inミクニワールドスタジアム北九州
第39節 12月5日(土) 未定 in維新みらいふスタジアム
監督・・・小林伸二(2019〜)


「移籍情報まとめ」

このオフシーズンにかけての移籍情報をFootball-LABさんの画像で確認しましょう。

下の画像が新加入選手です。

北九州新加入

新加入は8名(町野は昨シーズンは期限付き移籍で加入していたため除外)となっています。その内4名が大卒選手、3名が期限付き加入となっておりチームとしての方針が見て取れます。4名の大卒選手が即戦力としてどれだけ試合に関わっていけるかどうかがチームの力の向上には欠かせないと思います。ちなみに椿、生駒、高橋、國分は昨シーズンからの期限付き移籍の延長が発表されており、今シーズンも北九州でプレーします。

そしてこちらが退団となった選手です。

北九州放出

退団は8名です。昨夏に加入しリーグ戦11試合で7ゴールを挙げた北川の山形への復帰はありますが、概ね昨シーズン主力選手は残留したといえるでしょう。北川以外の退団選手7名で最も多くの試合に出場したのは茂の17試合となっており、あまり試合に関わることができなかった選手が残念ながら退団となったのだと思います。

つまり、北九州は昨シーズンからの継続路線で4年ぶりのJ2での戦いに挑むことになります。昨シーズンの主力の中に新加入選手たちがどれだけ関わっていけるのかがシーズン全体の見所になるとだと思います。


今季のギラヴァンツ北九州の注目ポイント

①昇格請負人の小林監督とともに旋風を巻き起こせるか!?
②「ミクスタ」が遂にJ2に!


①昇格請負人の小林監督とともに旋風を巻き起こせるか!?

私自身、J3はほとんど追えていないので北九州がどういったサッカーを志向するのかは分からないことだらけです。ですから、単純に北九州の注目ポイントはそこになります。

昨シーズンは全34試合を4-4-2のシステムで臨んだようです。ただ、32節の讃岐戦後の小林監督のコメントを見ると、同じシステムでも相手によって戦い方に違いを持たせていることが読み取れます。

このnoteの最後にそのコメントを書き起こした記事のリンクを貼っておくので、それをぜひ見ていただきたいのですが、簡単に言うと相手によってボールを運ぶ形を自然に使い分けられるようです。4枚で運ぶ形と5枚で運ぶ形を持っていて選手自身がその判断をできるようになっているという旨のコメントがあります。ボールをいかに前進させるかが重要なサッカーというスポーツにおいてそこを強みにできる北九州は旋風を巻き起こせる可能性があると考えます。

旋風を巻き起こすためには、カテゴリーが上がったことによる相手チームのプレー強度に対応し得る技術があるかどうか最前線にボールを運んでいった時に最終的に点を取ってくれるストライカーがいるかどうかの2点がカギになると思います。前者は讃岐戦後のコメントでも度々言及されています。おそらくこのオフシーズンでも取り組んだ部分だと思われますからその成果が長谷部アビスパ、霜田レノファとの開幕2試合で発揮されるかどうかです。後者は昨シーズンチーム得点王で今シーズンは完全移籍での加入となった町野や在籍10シーズン目となる池元はもちろん新加入の斧澤鈴木、佐藤らが期待に応える活躍を見せられるかにかかってくるでしょう。

いずれにせよ目標の1ケタ順位は十分に狙える数字だと感じます。J3からの継続で「旋風を巻き起こすのか」、「はたまた早々に壁にぶつかるのか」開幕2試合でそれが大きく試されることになるでしょう。


②「ミクスタ」が遂にJ2に!

レノファの対戦相手が、開幕からサンガ→ギラヴァンツとなったため2日続けてスタジアムについての注目となってしまいました…。ですが、やはりギラヴァンツの誇るミクスタに注目しないわけにはいきません。

小倉駅からの抜群の立地、バックスタンドの奥に広がる海、そしてサッカー専用スタジアムなど魅力が多く詰まったスタジアムですが、J2の舞台は初となります。J3に降格した初年度がミクスタの開業だったからです。

そのJ3ではホーム通算22勝11分16敗と勝ち越しています。特に昇格を果たした昨シーズンはホームで9勝5分3敗とリーグ4番目の成績を残しました。ちなみに昨シーズンに限ってはアウェイでも同じような成績を残しており10勝4分3敗です。ただ、1つカテゴリーが上がりアウェイで同じように勝点を挙げるのは難しくなるかもしれません。ホームミクスタを要塞化できれば、まずは残留に向けて大きな力となるでしょう。

レノファがミクスタで戦うのは残念ながら水曜ナイターとなってしまい私はおそらく行けません。皆さんのレポを大いに楽しみにしたいと思います。


今季の北九州での注目選手!

最後に注目選手の紹介になります。注目ポイントの①で書いた「最終的に点を取ってくれるストライカーがいるか」を重視すれば、町野修斗となるかと思います。

昨シーズンはマリノスからの期限付き加入でリーグ戦30試合に出場しチームトップの8ゴールを挙げました。今シーズンは完全移籍での加入となり一層の活躍が期待されます。どういった特徴を持ったプレイヤーなのかはまだ知らないのでそのプレーを楽しみにしたいと思います。

次点で明治大から新加入の佐藤亮にも注目したいと思います。関東大学サッカーリーグのMVPとして開幕早々からチームの中心になってる可能性も十分考えられます。神戸に移籍した古橋やセレッソに移籍した坂元のようなインパクトを残すところを1ファンとして見たい気持ちもありますが、対戦相手のファンとしてはやめてほしい気持ちもあります。まさにアンビバレントです。


まとめ

J3から昇格を果たした北九州の予習でした。北九州については知らないことばかりだったのですが、「昨シーズンからの継続」であると分かっただけでも大きな発見だったなと思いました。

現実的な目標はまず残留だと思いますが、昨シーズンの琉球のような旋風を巻き起こす可能性も十分に秘めていると感じました。繰り返しになりますが、長谷部アビスパと霜田レノファとの開幕2試合はその先のシーズンを占う上で大きな試金石になるでしょう


*文中敬称略
*画像はFootball-LAB(https://www.football-lab.jp/kiky/transfer/)のサイト内の物を使用しています。

*このnoteを書く上で参考にした記事はこちらです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?