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東京ヴェルディの試合を2試合観戦した感想【フォア日記09】

レノファが次節対戦する東京ヴェルディの第5節と第6節の試合を視聴したので、その感想を書いていこうと思います。

ただ、今週なかなか時間が取れずこの記事に着手するのが遅れてしまったため、本当に簡単な感想と展望になります。


新潟戦の感想

ヴェルディの5節は首位を走るアルビレックス新潟との試合でした。結果は0-7での大敗となってしまいました。このスコアをどう捉えるかという点は、ハイライトだけを見ている人と1試合通して見た人とで多少違ってくると思います。

たらればを述べると、0-2で迎えた後半の頭に喫した2失点のところでしょう。さぁ行くぞという気持ちでゴールに向かうプレーが増えたように思ったのですが、自分たちのボール保持からカウンターの形で立て続けの失点となってしまいました。これで気持ちが落ちてしまっての最終スコアかなと思います。

仕留めた新潟はお見事ですが、このタイミングで失点を食らっていなければもう少し際どい勝負になった可能性はあったのではないでしょうか。

ただ、結果をひっくり返すのは難しかったはずで、その要因は相手ボールをなった瞬間の切り替えです。新潟戦の最初の4失点は、基本的に自分たちのボール保持からでした。奪われた後のカウンターをあまりにも簡単に許してしまい、見ていて非常にもどかしい感じでした。

基本の立ち方は4-2-3-1、4-3-3といった形だと思いますが、非常に攻撃的な立ち位置を取ります。新潟戦では、SBが内側のポジションを取っていました。時より両SBが同時に内側のポジションを取り、2バックになるような瞬間もありました。

そうなると奪われた瞬間に最終ラインの選手が晒されたり、相手のサイドの選手を捕まえられないままカウンターを許したり、といった形になります。

ここのリスクの取り方と受けるリターンのところが気になった新潟戦でした。


水戸戦の感想

6節はホームで水戸ホーリーホックとの対戦となりました。結果は2-1で勝利となり、前節の大敗を見事に払拭しました。

この試合は時間とともに良くなっていったヴェルディの印象が強く残りました。

試合は2分に明治大卒ルーキーの佐藤凌我のゴールによって幕を開けました。その後は水戸の強烈なプレスをハマるシーンもあれど、ボールを持って前進する流れとなりました。

印象的だったのは、相手のライン間に5人が並ぶ配置でした。前半の初めの頃は、左SBの福村が高い位置を取り、山下・佐藤凌我・佐藤優平・小池と並ぶシーンが多かったと思います。時間とともに梶川が高い位置を取り始め、左の大外に山下が立ち、福村は少し低めでビルドアップのサポートという形も出てきました。

もちろん前に立つ人は決まっているわけではなく流動的に入れ替わります。時間の経過とともにその辺りも整理されてきた印象です。

後半になると水戸陣内でのプレーの時間が増え、試合を支配していくようになります。奪われた後の素早い切り替えでボールを奪い返すシーンも出てきました。山本が一目散に起点を潰してしまうなどはかなり強烈でした。

結局、佐藤凌我が勝ち越しゴールを決め、2-1で勝利となりました。


2試合を見て感じたヴェルディの印象は以上となります。正直、どのヴェルディが本当の姿なのかが分からないのですが、ボール保持を自由にさせてしまうと、厳しい戦いになることは確かです。握り合いのところで上回り、今後の戦いにも弾みをつけてもらいたいところです。


*文中敬称略

*第5節のハイライトはこちら

*第6節のハイライトはこちら


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