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2021年のレノファに期待すること【フォア日記02】
今、このnoteを書いているのは2月28日の朝、本日はレノファの開幕戦の日です。開幕戦を前に今シーズンのレノファに期待することを書いておきたいと思います。
(フォア日記のコンセプトはこちら)
今年の注目点は何と言っても渡邉新監督
今シーズンは渡邉監督が就任し、最下位からの逆襲を担うシーズンとなります。個人的には大きな期待を持っておりまして、その理由は渡邉監督が指揮した仙台時代のサッカーと「ポジショナルフットボール実践論」の内容の面白さにあります。
渡邉監督のサッカーのキーワードの1つとして「立ち位置」が挙げられます。相手を困らせる立ち位置をいかに取れるのか、それをチーム全員が実行できるのか、これが大きなポイントになるはずです。
昨シーズンのレノファは、ある程度立ち位置の決まりはあったかと思いますが、シーズンが進むにつれ攻撃では自由が与えられ、守備では「人」が基準になっていったと感じておりました。
この辺、渡邉監督が就任しどのような変化が見られるのかを楽しみにしています。
レノファのキープレーヤーを1人挙げてみる
そして、今シーズンの注目選手を1人挙げるとすると、楠本になります。彼については度々ツイートしているのですが、今年大きく化ける可能性があると思っています。
これは同感。クスはキープレイヤーになると思います。 https://t.co/oMhidcScXy
— フォアリュッケン(略してフォア?) (@hk3sports) December 17, 2020
なぜかと言うと、楠本はボールを持ったプレーで違いを出せるからです。
立ち位置を取って相手困らせようとする中で、中盤から前線の選手がうまく立ち位置を取っていてもそこにボールが出せる選手がいないと大きな効果を発揮することはできません。前線の選手に対して「時間とスペース」を与えた状態でボールを配球する後ろの選手が非常に重要となります。それを実行できるのが楠本だと思っています。
何と言っても、彼は長いボールを蹴ることができます。つまり、一番遠くから近いところまで、最適な場所と選手を選んで、パスを出せる可能性があるということです。これは大きな武器だと思いますし、今年のチームに無くてはならない要素だと思います。
同学年、同期入団の山下敬大は昨日J1デビューを果たしていましたし、同じポジションで1年後輩の菊池流帆は神戸というチームで存在感を見せています。楠本も負けられないという気持ちを持っていると思いますし、同じ舞台まで辿り着ける可能性を秘めていると思います。今年の彼のプレーに注目です。
私が考える今シーズンの目標
今シーズンのチームに期待することを私の中でどのように設定しているかというと、「渡邉監督が目指すサッカーをシーズン通してやり続け、それを体現しながら残留を果たすこと」です。
渡邉監督が就任会見で口にしていたのは「2年で昇格する、今年はその本気度を見せるシーズンとする」という言葉でした。その言葉からすると、私が個人的に設定している目標は少しハードルが低いと感じるかもしれません。
もちろん本気で応援しますし、昇格を期待しているのですが、一方で冷静な自分もいます。昨シーズンは言ってしまえばダントツの最下位であり、J2の中での立ち位置を考えた時にまず重要なことは「残留」となるはずです。今シーズンは4チームが降格するというレギュレーションですし、そもそも2年で昇格を目指すのであれば今年残留を達成しないとその土俵に上がることすらできません。
ただ、残留という結果だけを掴んでもそれは未来に繋がるものではないと思っています。レノファ山口がこれまで積み上げてきたもの、「人の成長」がキーワードとなるサッカーをさらに発展させることが未来のためには重要になります。
渡邉監督もリアリストの側面を持っていると思うので、状況によっては残留のためのサッカーを選択することもあるかもしれません。しかし、それで残留を果たしても来年への本気度を示すことにはならないと感じています。
レノファというチーム、渡邉監督が掲げる理想のサッカーにトライし体現し続けながら同時に残留を果たす、、、内容と結果の両立というミッションは簡単なものではないと思います。
しかし、このミッションを達成できれば来年への期待は大きく高まることになるでしょう。そうすれば来年への本気度を見せる1年としては大成功と言えるはずです。
ということで私は上記のスタンスで1年間応援しようと思っております。皆さんは皆さんのスタンスで今シーズンのレノファの戦いを楽しんでいきましょう!
レノファ以外で注目したいチーム
最後に今年のJ2においてレノファ以外で楽しみにしていることを書いておきたいと思います。それは大宮アルディージャの戦いぶりです。
理由は単純明快、岩瀬健監督の就任です。18年の柏レイソルで2試合を率いて2勝、試合数は少ないながらもトップチームの監督で勝率100%です。昨シーズンは大分でコーチを務めていました。
なぜこんなに注目しているかというと、岩瀬さんの話が本当に面白いからです。岩瀬さんと言えば戸田和幸さんのSHIN_KAISETSUに度々出演し、その度にフットボールについてお話しされているのですが、それが何と言っても面白いのです。本当に面白くて具体性があるんです。
そんな岩瀬さんがプレシーズンからチームを作り、1年間どんなサッカーを披露してどんな結果を残すのかということを大変楽しみにしています。
そして、岩瀬監督と大宮と渡邉監督の山口の試合を本当に本当に楽しみにしています。今年のJリーグで1番楽しみにしているカードです。
実は岩瀬監督と渡邉監督、この2人はタイプが似ているのではないかと思っています。
お二人ともJリーグ屈指の戦術家でありながら情熱、パッションの人だと思うのです。2人が発信する言葉には熱があり、聞いているこちら側もワクワクしてきます。
戦術面とかJ1残留の実績とかももちろんありますが、ナベさんは霜さんに負けず劣らず「熱い」方だと思うので、その辺もレノファの風土に合ってるんじゃないかとワクワクしております。
— フォアリュッケン(略してフォア?) (@hk3sports) December 21, 2020
そんな2人が率いるチームの対戦ではどのようなサッカーが繰り広げられるのか、今からワクワクが止まりません。
最初の対戦は6月28日、みらスタで行われます。互いの監督が掲げるサッカーが浸透し、ハイレベルな攻防が繰り広げられることを期待したいです。
2021年も楽しんでいきましょう!まず今日の開幕戦、相手は手強いですが、今年のレノファが何を目指すのかをしっかりと目に焼き付けたいと思います!
*文中敬称略
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