プレゼンテーション2

手倉森体制2年目の真価を見せられるか? 〜2020年J2予習 「V・ファーレン長崎」編〜

本日5日目の対象チームはV・ファーレン長崎です。長崎は、レノファがまだ勝った経験の無いチームの1つです。今年こそ初勝利を挙げたいところですが、そんな長崎の今年の陣容はどうなっているのでしょうか?予習していきましょう。


V・ファーレン長崎の基本情報と移籍まとめ

「V・ファーレン長崎の基本情報」

昨シーズンの成績 リーグ戦12位(17勝5分20敗勝点56 得点57失点61)
今シーズンの山口との対戦
第8節 7月29日(水) 19:00 in維新みらいふスタジアム 
第25節 10月10日(土) 未定 inトランスコスモススタジアム長崎
監督・・・手倉森誠(2019〜)


「移籍情報まとめ」

今回もFootball-LABさんにお世話になります。

下の画像が退団した選手です。

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これを見た瞬間に思ったのは、「思ったよりも選手が抜けていそう?」ということです。そんな認識はあまりなかったので意外でした。2017年の昇格や2018年の初のJ1の舞台で活躍した選手の退団が思ったよりあった感じです。幸野、翁長、高杉、島田、黒木などがそれに該当するのですかね・・?昨シーズンで言うと香川、翁長、呉屋が30試合以上に出場しています。

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新加入選手は10名です。移籍組はJリーグでの実績が十分な選手たちとなっています。また、昨シーズン期限付き移籍で加入していたイバルボ秋野の完全移籍やカイオセザールの期限付き移籍の延長も大きな成果だと思います。
そして、最も注目が集まるのがルアンだと思います。ブラジルリーグでの実績は十分な彼がJの舞台で結果を残す活躍を見せられるのでしょうか。

全体的に見ると、かなり高木監督時代の影響は薄れ、手倉森色が強くなった陣容だと思います。長崎2年目の手倉森監督の手腕にも注目です。


今季のV・ファーレン長崎の注目ポイント

①手倉森体制2年目のサッカーにどのような変化があるのか!?
②長崎の飛躍のために必要な生え抜き選手のブレイク


①手倉森体制2年目のサッカーにどのような変化があるのか!?

昨年の長崎は1年での昇格を掲げながらもリーグ戦では12位という結果に終わりました。ルヴァン杯や天皇杯など多くの試合をこなした影響は少なからずあったと思いますが、それでも戦力的にはもっと上の順位で終わることができたと思います。これは私の感想ですが、その要因の1つとして個人への依存が少し大きかった部分があるのではないでしょうか。攻撃ももちろんですが、特に守備においては前線から最終ラインの連動が必要不可欠です。61という失点の多さにはチームとして守ることへのさらなる伸び代が表れているはずです。

昨シーズンの後半から結成された秋野カイオのボランチコンビや徳永や新加入の二見フレイレなど個人でも守れる選手は揃っているはずなので、やはりチームで守る部分、特に前線の選手からの守備にどういった意図がありそうなのかを見ていきたいと思います。

そして攻撃面では22得点を挙げた呉屋に代わる得点源の登場が期待されます。ただ、昨シーズン、町田で思ったように結果を残すことができなかった富樫やシーズンを通しての稼働率に疑問符がつくイバルボ、Jリーグ初挑戦となるルアンなど未知数の要素が多い気がします。蓋を開けてみてどうなるかといったところでしょうか。

攻守において手倉森監督がチームをどのように料理していくのかが目標達成に向けては大きな大きなカギだと言えます。


②長崎の飛躍のために必要な生え抜き選手のブレイク

長崎は近年、移籍市場を賑わすような補強も見せるようになってきましたが、大卒選手の獲得も強化方針の中で重要な要素となっています。チームの更なる底上げや飛躍のためには生え抜き選手の活躍は欠かすことができません。

昨シーズンでは新里、吉岡、畑、富澤あたりは試合にも絡んでいましたが、スタメンの座を獲得しているかというとそうでもない状況でした。他にも米田鹿山といった選手も控えており、今年は氣田毎熊という2名の大卒ルーキーの加入もありました。

こうした選手たちが1人でも多く試合に絡み結果を残すことでチームの底上げにつながります。そして、長崎の顔としてチームを引っ張るような選手が出てくると目標達成に近づくことができるのではないかと思います。考えてみれば、J1昇格を果たした高木監督時代には翁長が1年目からチームに欠かせない選手として活躍していました。その翁長も高木監督から声がかかり大宮に移籍となり、新たな選手の台頭が待たれるのがまさに今年と言えるかもしれません。
その最有力は途中出場から試合に出ることの多い吉岡だと思いますが、絶対的なスタメンとしての地位の確立これからだと思いますのでそこに期待しましょう。


今季の長崎での注目選手!

今年の長崎ではカイオセザールに注目したいと思います。もちろん私自身がフロンターレが好きという贔屓目がありますが、シーズン開幕から彼がどのような貢献を果たすのかという点は長崎にとっても大きいと感じるからです。フロンターレではあまり出場機会に恵まれませんでしたが、昨夏に期限付き移籍で長崎に加入すると早々にボランチのポジションを掴みました。秋野とのコンビはバランスも良くJ2屈指だと思います。

昨シーズン後半の活躍もあって期限付き移籍の延長となりました。長崎にとって、カイオと秋野が開幕から計算できる点は他チームに比べて優位に立っていると思いますし、そこに新潟から加藤も加わっており中盤の心配はないと言って良いでしょう。山口戦ではやめてほしいですが、カイオには活躍してもらいたいです。


まとめ

今回長崎を予習してみて、思っていた部分と違うところもあってなかなか面白かったです。
戦力としてはJ2でも上位に位置することは間違い無いと思いますが、蓋を開けてみないと分からない点も多々あると感じました。目標達成のためには、その点が全てうまくいく必要があるのではないでしょうか。どうなるか分からない点が多いというのは、追いかけるのが非常に楽しいことを意味すると思うのでそういった意味でも注目のシーズンになるでしょう。
(今年こそ初勝利したい!!)


*文中敬称略
*画像はFootball-LAB(https://www.football-lab.jp/ngsk/transfer/)のサイト内の物を使用しています。

*このnoteを書く上で参考にした記事はこちらです。

*この長崎のキャンプリポート面白いです。

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