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【覚えておきたいあの試合】 霜田レノファの初陣〜2018年J2リーグ開幕戦 山口vs熊本〜

2018年2月25日明治安田生命J2リーグ開幕戦 
新監督に霜田正浩氏を迎え、レノファ山口は新たな船出を迎えました。この試合に関わる誰もが、これから始まるシーズンに大きな期待を持っていたことでしょう。2017シーズンは残留争いに巻き込まれ、何とかJ2の舞台に踏み止まったレノファにとって新シーズンにかける思いはひとしおだったかもしれません。

そんな開幕戦が私とレノファの出会いの一戦となりました。


(このnoteは2018年J2リーグ開幕戦レノファ山口FC vs ロアッソ熊本の試合の備忘録となります。当時の試合を見た人も見ていなかった人もぜひ最後までお付き合いください)


試合情報

開幕戦は昨シーズン残留を争ったロアッソ熊本が相手でした。(J3の昇格枠にJ2ライセンスを持たない秋田が入ったため、山口も熊本もJ2残留を果たした。)

両チームのスタメンはこちらです。

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ハイライトはこちら。

得点経過はこちら。

プレゼンテーション1


試合はレノファの完勝で幕を閉じました。開始2分にオナイウ阿道のゴールで幸先よく先制し、その後も追加点を奪い4得点で勝利しました。

ハイライトを見ていただければ、分かると思いますが、得点の多くは前線からのプレスでボールを奪いショートカウンターという形でした。

新監督、新加入選手がスタメンに6人という新しいチームにとってはこれ以上ない開幕戦なりました。


このnoteでは私の思いを書きます。

さて、事実ベースの話はここまでにして、これ以降は私の思いを述べていきたいと思います。というより、そもそもこのnoteは事実ベースの話を書くつもりはありません!
なんて言ったって、このnoteのタイトルは「覚えておきたいあの試合」なのですから、なぜ覚えておきたいのかという思いを残しておきましょうということです。

では、参りましょう。


開幕戦視聴のきっかけは「暇だったから」


くどいかもしれませんが、レノファの試合を見たのは、この試合が初めてでした。では、なぜ今まで1度も見たことがなかったレノファの試合を見ようと思ったのかという部分からお話ししたいと思います。

その答えは、私に時間があったからです。

(ここから私の超個人的な話になります。しばしお付き合いください。)

大学に入学し3年目を迎えた2018年、時間に余裕が生まれた私はこんなことを思いつきます。

「授業も多くないし、暇になりそうだなあ・・。せっかく時間があってDAZNにも入っているのなら、応援しているフロンターレの試合やJ1の試合を見るだけじゃなくて、J2を1年間追ってみるのもいいかもしれない・・」

これが、全ての始まりでした。

そして、私の性格的に、1年間J2を追うならどこか1つチームを決めて、そのチームを中心に見ていこうと決めました。
それならば、開幕戦はひとまず全試合見て、面白そうなチームを探そうと思いました。

これが、レノファの試合を初めて見るきっかけです。

つまり、開幕戦を見る時点ではレノファに対して、特別な思い入れがあったわけでもなく、対戦相手の熊本も山口もフラットな視点で、もっと言えばJ2の22チームをフラットに見ていたのです。

ただ、そんなフラットな思いは山口と熊本の試合を見終わる頃には無くなっていたと思います。試合が終わる頃には、もう既に「レノファの次の試合を見てみたい」そんな気持ちになっていたと思います。

なぜ、そんな気持ちにさせられたのか・・
それは間違いなく、レノファがこの開幕戦で披露したサッカーにあります。レノファのサッカーが私の琴線に触れたということだと思います。


私とレノファを結びつけてくれた霜さんのサッカー


では、琴線に触れたのは、どのような部分だったのかを考えてみると、霜田監督の思い描くサッカーがピッチの上で表現されていたこと、そしてその攻撃的な姿勢が自分の好きなサッカーだったという点に尽きると思います。

霜田監督の思い描くサッカーは、就任記者会見でもちろん語られています。
以下、レノファ山口の公式サイトからの引用です。

Q.目指すサッカーを教えていただけますか?
A.情熱的、戦術的に戦うチームをつくりたいなと思っています。

Q.霜田監督にとっては情熱的なサッカーとはどのようなサッカーですか?
A.サッカーというスポーツ自体がシンプルなサッカーだと思っていますので、相手のゴールにボールを入れる、自分たちのゴールにボールを入れさせない、そういうサッカーの原理、原則、本質にこだわったサッカーをやりたいなと思います。なので沢山ゴールチャンスが生まれるような、相手のゴールに向かうような、そういう矢印が常に前を向いてるようなそんなサッカーをやっていきたいなと思っています。攻撃の時にもシュート(おそらく守備のこと)の時にも常に矢印を前に向けたようなサッカーをしていきたいなと思っています。

攻撃の時も守備の時にも相手のゴール方向に矢印を向け続けるサッカー

これは、霜田監督のサッカーを語る上では欠かせない言葉だと思います。

このサッカーが、霜田監督の初陣で表現されていました。もちろん初戦ですから成熟度はまだまだだったかと思いますが、相手のゴールに矢印を向け続けるという姿勢は試合を通して見られていました。
ゴールシーンでもあったような、自陣でボールを保持する熊本の選手に対し、前向きにプレスをかけてボールを奪い、そのまま相手のゴールへ一直線に向かっていくプレー、そしてそれをリードしている状態でも緩めることなく続け、3点4点と追加点を奪っていくその姿勢に心を打たれたのだと思います。

そういえば、私は試合を見る時に、簡単なノートをつけていて当時のメモが残っているのですが、それを見返してみると、前向きの姿勢を出すために必要な運動量についての記述がありました。特に中盤の大﨑淳矢の運動量はすごかったようです(感想が小学生!笑)。

確かに、霜田監督のサッカーを表現する上で、豊富な運動量で相手からボールを奪いチャンスを作り出す大﨑の存在は大きかったかもしれません。1年目でどうしても監督の目指す戦術の浸透度が低い状態で、特に序盤戦の大﨑の貢献はチームを助けたと思います。

山口の在籍は1年だけでしたが、非常に大きな貢献を果たしてくれた選手だったと思います。


相手のゴールに矢印を向け続けるサッカーが、それを体現する選手のプレーが私とレノファを結び付けてくれました。


おわりに

ここまでが、2018年の開幕戦で私が覚えておきたい思いとなります。
この試合以降、レノファを追いかけることになるわけですが、開幕戦終了時点ではただ単に1年間追いかけるチームの1つとなっただけに過ぎません。実はレノファと同様に、追いかけることを決めたチームがもう1つあったのです。

それがどうして特にレノファを熱心に応援するようになっていったのか・・

そのきっかけとなる試合も明確に存在しているのですが、それはまた別に機会に語らせていただきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、皆さんの忘れられない、覚えておきたい試合も教えてください!教えていただければ私が全力で受け止めます笑!(J3時代とかその前の思いを知りたいな・・なんて言ってみます)


*文中敬称略

*引用記事
レノファ山口公式サイト『11/30(木) 霜田正浩監督 就任記者会見を行いました。』https://www.renofa.com/archives/28688/

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