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J2リーグ第1節 FC琉球 vs ジュビロ磐田を見た感想【フォア日記04】

レノファが次に対戦するFC琉球の開幕戦を視聴したので、その感想を書いていこうと思います。


琉球のボール保持

琉球の開幕戦の相手はジュビロ磐田でした。

琉球はいつもと変わらない4-4-2のシステムで試合に臨み、磐田は4-4-2と3-5-2の変形のようなシステムでした。試合は開始1分で私注目の池田がゴール奪い先制、そのまま逃げ切るという展開でした。

開始1分で琉球が先制したこともあり、磐田がボールを持つ時間が基本的には長かったです。その中で琉球のボール保持がどうだったかと言うと、昨年までと大きく違いはないと思いました。ビルドアップ時はSBが大外に開き、SHが内側にポジションを取ります。そして、ボール回しの中心はボランチの上里であり、彼や風間兄弟、下りてくる池田を経由して最前線の阿部へという形です。

やはり相手の守備の間を取るのがうまいなと思いましたし、左サイドの沼田からのクロスは迫力があると感じました。

ボール保持の際の印象はこんなところかと思います。


琉球のボール非保持

次にボール非保持のスタンスですが、こちらも昨シーズンまでと大きく違いはないだろうと思いました。

磐田がボールを持った際はプレスを仕掛けるわけではなく、まず4-4-2のブロックをセットすることが最優先事項であるように感じました。基本的にはプレスをかけず、自陣に入ってくるのを待ち相手が無理やり入れてきた縦パスをカットするような狙いです。

自陣のゴール前付近まで攻め込まれた際には、SHの風間宏矢と清武が最終ラインに吸収される形になることも多く、このような点からも「まず戻る」ことが優先されているのだろうと感じました。

ただ、どこに戻るかということはそれほど緻密に構築されているわけでもないように思います。特に、SBが外に出ていった後のCBとの間のスペースを誰が埋めるのかは曖昧で、前線の池田が戻ってきて何とか埋めるというシーンもありました。

そういった点でも池田の仕事量は攻守に渡ってかなり多いと思います。

ここまで、非保持の時に出てこないという琉球のスタンスについて話をしてきましたが、磐田戦の中で何回かアクションを起こして奪いに行くということもありました。

42分と77分のシーンです。42分のシーンは右SHの風間宏矢が、77分のシーンはボランチの上里がアクションを起こしてボールを奪っています。

前者のシーンでは池田が、後者のシーンでは阿部が反応しているぐらいなので、チーム全体での約束事というよりは個人のアドリブという印象なのですが、時よりアクションを起こすことがあるよというのは頭に入れておきたいかもしれません。
(というより、これらのシーンは磐田があまりにも簡単にボールロストしてしまう方が気になる・・・)


レノファの戦い方の展望

私の勝手な期待になりますが、山口としてはボールの握り合いを挑みにいって欲しいと思いました。なぜなら、琉球が強みを発揮するのはボール保持の局面であるといえるからです。

開幕戦の山口の振る舞いを見る限り、この琉球戦でどれくらい守備ブロックが通用するかは今後に向けた試金石になると思いますし、現状でもそこまで崩壊せずに守れるのではないかと思っています。

また、山口の保持の局面でも松本戦でやりきれなかったことがやりやすい相手だと思います。なぜなら、ボールを奪うアクションが少ないからです。山口としては敵陣に相手を押し込んだ際に狙うべきポイントははっきりしていますし、そこを狙うために仕込んでくることも予想できます。

単純なボール保持からの攻めを比較した際には、琉球の方が上かもしれませんが、お互いの非保持の振る舞いを考えた時に、山口がボール保持で張り合うことができないとは思いません。

以上より、ボールの握り合いで相手を上回り、勝点3を掴む試合になればいいなと妄想しております。

もちろん琉球の特に前線の選手の質は非常に高いものがあるので、一発に注意する必要がいつも以上にあると思いますが、それを封じて勝利を掴んで欲しいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。実は今回、試合を見ていて磐田の戦い方にかんして気になることが多かったんです・・・。山口と磐田の試合もすぐあるので、その辺りのことは5節の前に書けたら良いと思っております。


*文中敬称略

*この試合のハイライトはこちら


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