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POOLOが私にくれたもの。


こんにちは!HKです

なかなか「投稿」ボタンが押せなかったnoteに投稿. 
今回書くのは、POOLOについてです.

私が1年間コミットしていた団体、していたこと.
それは大学のサークルやボランティア活動、インターンでもなく、このPOOLOでした. POOLOのおかげで、いつになく充実した毎日を送り、入ってよかったと心から思っています.

このプログラムの1期が実は5月で終わり、節目として1年で何が変わり、これからどうしていきたいかをシェアしたいと思い、投稿するに至りました. 
ぜひ最後までお付き合いください! 

Prologue. 私はどんな人?POOLOって何?

〇自己紹介

あらためまして、東京の大学に通う3年生です.

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東京生まれで、4-8歳はアメリカの片田舎で過ごし、今はスペイン語を専攻しながら、第2言語習得について学んでいます. 昨年2月のスペイン短期留学を機に日本にいながら知見を広げたい、海外に出る前にまずは面白い日本の若者たちに出会いたいと思い、2019年6月このPOOLO1期生に飛び込みました.

ちなみに渡航国はこんな感じ(2020年6月現在/渡航順)
アメリカ、メキシコ、ジャマイカ、イギリス、スペイン、ポルトガル、(ハワイ)、ニュージーランド

〇POOLO1期生とは

株式会社TABIPPOが運営する21世紀型グローバル人材育成プログラムの第1期. 2019年6月から1年間、総勢200名の若者が参加し、「旅の経験を社会に還元する」ことなどを掲げて活動. 豪華講師陣による月3回ほどの講義やサークル活動、イベントを通して学びを大切にしながらも交流を深めるコミュニティです. (参加メンバーの中には沖縄や北海道在住の人や海外で働くメンバーも!)

応募条件(※あくまで1期生のものです)
1. 18-34歳の社会人/学生である
2. 5カ国以上の海外渡航経験がある
3. 本プログラムの想いに共感してくれる人
4. 1年間のプログラムに主体的に活動参加ができる

1期生募集ページとtabippoのサイトがこちら▼


POOLOとの出会いは本当に偶然で、twitterで見かけた宣伝でした.

試しに参加した説明会.
集まった人たちは想像以上に多種多様で、このコミュニティは「絶対に楽しい」と直感しました.ちょうど海外に行くことへのひっかかりがあってもやもやしていたので、妙にしっくりきたのです. 自分の海外経験のなさに引け目を感じつつも、根拠のない抑えきれないほどのワクワクした気持ちに押されて、參加してみることを決めました.

第1章: 私にとってのPOOLOという存在

〇コミュ二ティの意味
活力の巣窟. バイタリティ溢れる人たちの集まりこそ、私の思うpooloです.

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大学2年生で参加した私にとって、POOLOで大先輩たちと話す経験はとても貴重でした. この先の人生の選択肢が間違いなく増えたかけがえのない時間だったと断言できます.
「これほどエネルギッシュで行動力と野心に溢れたリベラルマインドな大人たちが日本にいるんだ」この発見はとても大きな意味を持っていました.

Pooloの枠を超えて仲良くなれたメンバーもいて、私生活でもたくさんお世話になりましたし、漠然としていた「社会に出る」ということを身近に感じることができるようになりました.

(コミュニティに関して詳しくは番外編をご覧ください)

〇多様な価値観を知るための講義. 講師陣から見た世界をのぞき見.

HOTな話題と最前線に立つ講師たちから見たこれからの世界と日本を広く捉えることができました.

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ツーリズム、地方創生、マーケティング、SNSマーケティング、動画写真編集、ブランディングなどなど. 私の通う外国語大学とは無縁な分野に触れることができるとともに、今何が注目されているのかこれから何が大事になるかの大枠が捉えられたのでとても有意義だったと思います.

第2章:私がPOOLOでできたこと

タイムカプセル企画(1年後の自分に向けて手紙を書く企画)や懇親会運営のお手伝い、イベロアメリカサークルのスペイン語講座などに微力ながら関わらせていただきましたが、

とりわけ手ごたえがあったのは、POOLO学園祭.

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これは千葉県睦沢町にある廃校にメンバー50人ほどで泊まりに行き、1日目はPOOLO内部で体育祭やお化け屋敷を、2日目は町の方を招いての学園祭をするというメンバー立案・企画・運営のイベント. 

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連日開かれたミーティングや学生の企画準備、会場の下見や町の方との交流など、作り上げる過程がとにかく楽しくてあっという間でした.

当初予定していた10月は台風で延期になりましたが、1月中旬に無事開催を実現. 思い思いの"ワクワク"をかけ合わせて、形あるものとして残せたいいイベントだったと思います.

大人たちの「楽しい」が詰まった忙しくも充実した2日間でした. 
運営や企画を一緒にしたメンバー、当日盛り上げてくれたみんな、本当にありがとう.

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第3章: 私がこれからしたいこと

余談ですが、私は普段夢が語れません. 何かを"夢"として掲げるのはハードルが高いと感じてしまいがちだからです. 

しかし、この1年間、「これやりたい!」と発信して挑戦していたメンバーの姿を見習って、「POOLOの学び×私がこれからしたいこと」を書いてみようと思います.

大きく分けて3つの興味分野が見つかりました。

1. 言語習得×旅人
2. 環境問題×デザイン
3. コミュニティ×人の輪

1. 言語習得×旅人

現在私は、英語・スペイン語(+ドイツ語・中国語)を学んでいます.
言語は私の人生とは切っても切り離せない存在です.

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~背景~

POOLOに入る前、私は海外で見る日本人に苦手意識を持っていました.
スペインで日本人の印象を聞いたところ、「固まって行動して、こっちで自撮りしてあっちで自撮りして、写真しか撮らないし、コミュニケーションが取れない」と言われたのが、悲しくて.

町で英語ができなくて店員さんを困らせていたり、わかる人がいないと思ってか日本語で騒いでいたり、道端で写真を撮って通行の邪魔になっていたり.
そんなところばかりが目についてしまっていました. 

「私は海外に行く。日本社会を動かす歯車になりたくない。」
当時の私がそう話すと、友人に言われたんです.

「日本中の人を知りもしないのに、今すぐ海外に行く必要があるのか。」
「言語ができなくても旅行はできる。」と...

~POOLOでの学び~

POOLOで、私は少しでも言語で現地コミュ二ティとつながる楽しさを知ってもらいたいと思っていたので、スペイン語講座を開いたりしました.

そして、言語ではなくてもつながる方法があることを教えてもらいました. 講師の中込さんのようにダンスでつながる人もいれば、ジェスチャーだけで意思疎通をしようとする人、英語で話そうと頑張ってみる人. それが楽しくてそれが最高なのだと.

リーマントラベラー東松さんが仰っていた印象深い言葉があります.

日本で自分のレベルを100まで積み重ねてきたけど、旅先ではレベル1になる。道を聞けただけで楽しいし、うれしい。そんな小さな成功体験の積み重ねがこつこつできるから旅で自己肯定感も上がるんだ。

旅×言語で多様な楽しみ方があるということをPOOLOで学びました.

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~今、そしてこれから~

現在、大学で第二言語習得論(SLA=second language acquisition)を学んでいます. これがとても面白いんです!

ざっくり言うと、第二言語(日本人にとっての英語のように)をどうしたらうまく使えるようになるか、あるいは教えることができるかを研究する分野です. (興味がある方はぜひこちらの推薦図書読んでみてください.)


幼少期から英語に触れてきた私にとって、どうやって自分が英語を習得し、どうやって維持向上させてきたのは、常に興味分野でした. 大学でこの分野に出会い、迷いなく今のゼミを選んでいました.

どうやったら効果的に言語を習得できるのか.
言語ができたらどんなに楽しいことができるか.

なかなか英語に手が付けられないというお悩みの声をPOOLOでも沢山聞きました. そういう人が旅行好きでもたくさんいることに気づきました.

大学で学んだことが少しでも皆さんの言語習得の役に立てればと思っています. そして英語でもどんな言語でも自信を持ってほしい. (実際ニホン英語は英語変種の一つとして世界で、認められつつあります.) それを伝えられるように今は勉学に励みアウトプットをしていきたいと思います.

2. 環境問題×デザイン

~背景~

実は中学3年生の時、バイオコークスに興味をもち、それ以来将来は環境問題に携わる研究開発がしたいと考えていました(今の完全に文系な私しか知らない人にとっては予想外かもしれませんが). ところが高校で物理化学の壁に立ち向かえず、理系を断念しているんです.

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理系をあきらめ、言語学の大学に入り、もしそこでまだ環境問題がやりたいと思えば、大学に入りなおそうという気でさえいました.

「地球や未来の世代のために私にできることがしたい.」

ずっとそう心のどこかで思っていたのかもしれません.

~POOLOでの学び~

SDGs/サステイナビリティ/ビーチクリーンアップ/オーバーツーリズム

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POOLOで四隅大輔さんにお話をしたところ、理系じゃなくても環境問題に関わる方法は沢山あると教えてもらいました.

何も世界を変えるような研究成果を出さずとも、生活に近いレベルでも協力を呼びかける運動をしたりすることはできる.

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POOLOを機に再び環境問題に関心を持つとともに、気にかけるようになりました.

・岩手県釜石市(8月):POOLOの方の紹介で参加した高校生サマープログラムで、プラスチックによる海洋汚染の問題解決に向けて活動しているイギリス人との出会いがありました. 

・ハワイ(9月):POOLOハワイキャンプでは、ビーチクリーンアップや自然保護に取り組む団体に関わる機会をいただきました. 

・ニュージーランド(2月):sustainable livingや自給自足の生活、ゴミをなるべく出さない心構えを実際に見に行きました.

日本でもプラスチック製レジ袋の有料化、スターバックスの紙ストローに、キットカットの紙包装など、変化が目につき始めましたね. それぞれの取り組みが結果的にどんな影響を与えるかは賛否両論であるとしても、「変化」は考えるきっかけを多くの人に提供するのではないかと思います.

それでも日本では実際に起こっていることへの関心が自分も含め、まだまだ低いようにも思えます.


~今、そしてこれから~

私たちが日々使うものを環境に配慮したデザインにすることによって、この問題に取り組んでいる人たちがいます. 「デザインでシステムの持続可能性を高める.」とTEDで話すLeyla Acarogluさんのスピーチには考えさせられました(少し古いですが).

知ろうとすること、そして知ってもらおうとすること. 変えようと声に出してみること. 何か少しでも自分にできることがないか、これからももっと模索していきたいと思います.

3. コミュニティ×人の輪

~背景~

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中学校、高校と部活動などをまとめる立場であることが多かったので、どうしたら「みんな」が気持ちを高められるか、どうしたら誰にとっても居心地のいいチームになれるかを模索してきました. 時に同じ目標を掲げ、 自分が態度で示すなど. 

自分のリーダーとしての至らなさに毎日泣きながら帰ることもありました. それなのに、「変化」を起こすことに対して常におびえ、何もかも一人抱え込んでいました.

~POOLOでの学び~

POOLOは革新的でした. とにかくフラット. そして知らないうちに知り合いの輪がどんどん広がっていきます. 

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19-35歳のメンバーの中で最年少の代でありながら、年の差を「壁」と感じることなく接することができるみんなの包容力と柔軟性には驚かされました.

POOLOは全員が同じ方向を向いているわけではありません. それぞれにそれぞれの生活と目標があります. だからこそ1年を通していろんな動きがありました.

コミュ二ティが時間とともにどう変容していくのか.
どうしたら認め合い、高め合える環境が作れるのか.

それを知るためのいい勉強になりました. 

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POOLOの楽しさが旅の楽しさに共通するところは、出会いと繋がりだと思います.

昨日まで他人だった人が、メンバーを介して今日知り合いになり、明日には一緒にイベントに参加しているなんてことも. 日常の中に非日常がふっと舞い込んでくるような、そんな感覚でした.

~今、そしてこれから~

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人の気持ちを変えることはできないけれど、導いてサポートすることはできます. 一人で抱え込まないで、挑戦できる、共創しあえる場をこれから先、私もつくっていきたいです.

第4章:これから私が目指す旅人としての在り方

この1年、Pooloを含め、多様な価値観を持った「旅人」たちに出会いました. そして旅する上での心がまえも人それぞれでした. 

Poolo1期生は「グローバル人材」を掲げていましたが、プログラムを終え、今の私が考えるこれから海外に行くことへの心構えを最後に書きたいと思います.

「なんちゃってグローバル人材(by 江藤さん)にならないこと。

海外に行っているから、日本の外に関心を持っているように見えて、実は時事や外交問題など、世界で起こっていることに無知であったり、インスタ映えだけを求めて、本質を知らず海外へ行くnarrow-mindedな人は真のグローバル人材ではないということ.

「レスポンシブル・ツーリズム(by ミツエさん)」の重要性を忘れない。

「レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)」とは、旅行者が旅先の考え方や行動を共有し、それを尊重(respect)することで、地元に根づいた観光が可能になり、本物の地域文化に触れることができるというもの.

この2つから、

「相手の国を尊重して旅行前にインプット→現地で文化を体感→そこで感じたものをアウトプット」 

このサイクルを重ねていくことが大切なのではないかと思いました.

これからの時代に求められるのは多様性を認め合い、尊重する柔軟な思考力と、共感しあえる場なのではないでしょうか.

Epilogue: 感謝

最期に...

企画運営をしてくださった株式会社tabippoのみなさん、POOLOのメンバーのみんな、プライベートでも仲良くしてくれたみんな、素敵な講師陣の方々、応援してくれた家族友人、POOLOメンバーを介して知り合った人たち、活動に関心を持ってくれた人たち...

1年間ありがとうございました!!!

このつながりと思い出は私の宝物です.
経験と学びは一生ものです.

いつかPOOLOが私にくれたものを今度は私が若い子たちに返せるような. そして何歳になってもアグレッシブなみんなに負けないような大人になります.

Para conocer mucha gente
より多くの人と知り合うために(スペイン語)

また世界のどこかで会いましょう!

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耳寄り情報(おまけ)

ここまで読んでくださりありがとうございます.

そんなpooloの二期生の募集と選考が今行われています(応募〆切: 2020.7.18) まだ間に合いますので、これを機に興味を持ってくれた人がいれば、ぜひご検討ください

・Poolo二期生ホームページ

2期生に合格されたみなさん、ぜひよろしくお願いします!

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その他ぜひこちらもチェック!
・tabippo hp

・Poolo一期生の活動まとめサイト

・メンバーの卒業制作集

・POOLO見聞録




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