なんてこった・・・
自社農園の辻村農園に行ってきました。
前々日に埼玉県を襲った局地的大雨で被害がどのような物だったか心配で・・。
冒頭の写真は倒れてしまった葱。
「やっぱりおとといの雨でやられたの?」と聞いたところ「7月の大風でやられました!!」との事。
あの日、急に暗くなり始めた空とともに気温が急激に下がり、その後吹き始めた風に恐怖を覚えたそうです。
作業小屋が飛んでいってしまうのではないかと思うほどの強い風だったそうです。TVのニュースでも埼玉の各所が映し出されていましたが、辻村農園のある日高市も同様だったそうです。
一瞬で10℃も気温が下がり、突風と思しき風が吹き荒れて辻村農園の葱も、近隣の農家の葱も片っ端からなぎ倒されてしまったそう。
幸い辻村農園は全ての葱が倒されてしまったわけではなく、頑張って伸びている葱達も多くいる・・・と思ったら、辻村さんは暗い顔で言いました。
「まっすぐな正品と呼べる物はかなり少ないと思って下さい」と。
例の突風で一度倒された葱は、頑張って起き上がってのびているが、倒された際に折れる様にまがった部分は、もうまっすぐには戻らないのだそう。
上の写真の畑も遠目ではまっすぐに見えるだが、近くでよーーく根本を見ると確かにくねっている。
しかもその後の局地的大雨でかなりのダメージを受けているので、回復する力に乏しいとのこと(そりゃそうだろうと心から思った)。
辻村農園の畑はかなり水捌けが良い方だそうで、大雨の方の被害としては軽かったそう。
近隣の農家は今季の葱を諦める以外ない程の被害が続出しているそうです。
夏の終わりから9月一杯の期間はただでさえ総じて葱が高い時期。今年は一段と葱の価格は高止まりとなりそう・・・(-_-;)。
大量の雨が降って、その後はカンカン照りで干ばつ気味。
葱の栽培にはかなり厳しい天候なのだが、雑草にとっては格好の天気。
上の写真の左から四列目より右側に広がる黄緑の波!!
雑草が葱の高さを超えんばかりに成長しています。
ここまで雑草がはびこると抜くのにも手がかかり過ぎてしまい、諦める以外に手がないそうだ(涙)。
まさに踏んだり蹴ったりの様な今夏の気候に、改めて「農業は自然との闘い」と言うのを感じます。
悲しくなる様な報告になりましたが、頑張って育っている葱も沢山あります。正品率は悪くなるかと思いますが、味に変わりはありません。今秋に出荷される葱はまっずくな物は少ないけれど、辻村さんはめげずに美味しくなるようにと全力で栽培に挑んでいます。
そりゃあ真っ直ぐな葱の方が使い易いと思いますが、懸命に努力してもそこに辿り着けない環境の悪戯に左右される葱。
皆様のご理解を賜りたいと強く願うばかりです。
収獲はまだ当分先になりますが、少しでも穏やかな天候が続く様にと願うばかりです。
この次の報告の時には快方に向かっている報告が出来ます様に!
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