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どうしても消せないものがある。
劣等感、嫉妬心、猜疑心。
忘れた頃にふらりと現れて居座る存在。その巨大さや強さに慄き、退き、飲み込まれまいと抗う。

消えないのだ、きっと一生。

人と比べ自分を劣ってると思うことも、
あの人はいいなぁと羨むことも、
なんて自分はだめなんだと落ち込むことも、
誰にも理解されないと苛立つことも、

退けることは出来ない、どれも自分だから。泥臭い感情を抱え、光を疎み、光に焦がれる姿も、私というまんまるをかたどる一部なのだから。

暗闇が深ければ深いほど、拮抗できる明るさで光ることが出来る。
あなたの強さは、私の強さの証明となる。

あなたがいることを知っている。
認めること、受け入れるということ。


ポピュラーな音楽を踊りつなぎ、心地好い疾走感で織り上げられていく茶番劇と人間模様。ダンス公演とも、お芝居とも言い切れない、境界線のないエンターテイメント。大人たちが全力でふざける姿にほれぼれしたり、ときめいたり、大笑いしたり、泣いたり、また笑ったり。

なぜ裸なのか、はさておき(忘れた)。


空間を彩るひとたちが愛していることがわかる。作品を、音楽を、ダンスを。
ひとりよがりの世界ではなく、いつもひらかれていて風通しがいい。楽しさを惜しみなく分け、共有しようとしてくれる姿に愛があり、嘘がないから安心なのだ。

心の在り方について、それでいいんだ、と言ってもらえたような気がした。


#日記 #エッセイ #観劇 #おしゃれ紳士


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