慣れた道を歩くとき
最寄り駅までの道のりや毎日通う職場までの道のりなど、道順を考える必要がないような道を歩くとき、意識がどこかへ行ってしまいがちです。
出勤時なら、職場に着いたら、あれをやって、これをやってと頭の中でシミュレーションしていたり、帰りなら、あのときこうしてた方がよかったかなと振り返りをしていたり、家に帰ったらやらないといけない家事のことを考えていたり・・・
目の前の景色を見て、シャカシャカシャカシャカ歩いているのだけれど、頭が見ている景色はまだ着いていない職場だったり、終わった仕事でのやりとりの場面だったり、まだ帰り着いていない家だったり・・・
意識が未来や過去に飛んでいる自分に気づいたら、意識して周りの景色を見てみます。目の奥にある眼筋で、全体をぼんやり見るようなイメージで見てみます。
そして、シャカシャカ歩いている、足の裏の感覚にも意識を向けてみます。
そうすると、体がふわあっと広がって、意識が今ここにストンと戻ってくる感覚があります。
そうなって初めて、考えすぎてカラダがぎゅーっと縮こまっている感じ、前のめりになっている感じで力が入っていたことに気が付きます。
慣れた道を歩くとき、洗い物をしているとき、頭を洗っているときなど同じ動作の繰り返しをしているようなとき、よく意識が飛んでいきます。
こんなときに、今まで答えが出なくてモヤモヤしていたことに対して、ピン!と閃いたりすることもあるので、あれこれ考えが浮かんでくる時間も結構好きでもあります。
でも、あまりにも考えに囚われ過ぎているときには、今やっている動作や見えているものにちょっと意識を向けてみるということをしてみると、カラダがふっと緩んだり、落ち着きを取り戻したりするかもしれません。
はじめは特に何も感じない、よくわからないと思うかもしれませんが、繰り返しやってみると、何か気付くことがあるかもしれません。
何かをしながらできることなので、時間もかかりませんし、ちょっと意識するだけなので、もし気が向いたら試してみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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