私の映画記録13

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「アバウト・タイム 愛おしい時間について」
“About time“
リチャード・カーティス監督 ドーナル・グリーソン レイチェル・マクアダムス

 本当に名作ですね。SF的な設定だけど普通にヒューマンストーリー。受け入れられるね、すんなりと。「ノッティングヒルの恋人」と「ラブアクチュアリー」の監督っていうのを売りにしているけれど、さすがだわ。本当に胸キュンルンルン最高のラブストーリー。さらに頑張って生きようと思える内容なのでどんな人にもおすすめ。終わり方もすごくよくて気持ちが良いです。

 現代っぽい映画で恋がテーマで、ポスターに男女が乗っている映画ってたくさんあって、でもそういうのはよくあるラブコメだと思っていた。それにしてはフィルマークスでとっても評価が高かったから見ました。本当に見てよかったし、いろんな人におすすめしたい。確かにラブコメで、設定が少し変わっているからそれに関する面白さもあるし、その能力だからこその苦悩とかが共感できるわけじゃないけど面白い。

 内容は
 少年はモテないが少し変わった仲の良い家族と過ごす日々。21歳の誕生日に家系の男達は暗いところで力を込めればタイムスリップできるという。都会に出て、法律家で働く一方、風変わりなバーで会った女性に恋をする。しかし、同居する男の仕事の成功のために過去を変えると彼女と出会えない運命となってしまう。なんとか強引に出会い、過去に戻りつつ彼は彼女と愛を深め合っていく。やがて家族ができれば、新しい命が生まれれば、失われる命や問題も起き…

 最初は王道ラブコメ。少しハラハラでもキュンキュン。現実ではありえないほどの設定だけど、それが素直に受け入れられる。二人のラブラブシーンが本当に最高。これが結構早い段階で来るのが好ましい。後半は家族の物語。これも良い。主人公の妹の人生や秘密を知る父との関係、新しい家族など本当にいろんなことを考えたなあ。終わり方の主人公もカッコ良すぎて好き。そしてなんだこの可愛いヒロインと思ったけど「ミーンガール」のヒールだったなんて。まるで別人。まああれで見た時から可愛かったけど。さらに「君に読む物語」のヒロインなんでしょう。「ララランド」主人公とカップル役なんでしょう。やばいわ。絶対泣いちゃうけど絶対見る。

 ポスターはこのカットしかない。でも赤、青、緑ってすごく色合いがいいよね。これに関してはカタカナの代の方が可愛く見える。だって中黒が時計になってるの。日本人がやりそうなことだよね。でも邦題を批判しがちな私にとって、愛おしい時間について、ってわかりやすいけど、なくてよかったんじゃないかなと思って。想像するのが楽しいこともあるじゃん。何はともかく本当に面白かった。

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