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今年は日本に帰るぞ!の前に、辛かった子連れフライト4選

4月に日本に一時帰国するフライトを取っちゃいました。毎回チケット取る時は「本当にこのスケジュールでいいのか?」とドキドキします。
日本は新型コロナの感染者数が多い(NZは毎日細かく発表されなくなったので、不透明になっただけだけど)ので、やや不安ではあるのですが、帰省が徐々に緩和されてきている事、私側、夫側両方の祖父母の「孫会いたい。孫に会えないまま死にたくない」という期待感が強い為、3年ぶりの一時帰国を決めました。

日本からNZへのフライトは様々な航空会社があるのですが、私はずっとNZ航空一択です。うちの場合、夫が自営業で長く休めない為、私より短いスケジュールで帰ったり、全く帰らなかったりするので、フライトはほぼ大人1人+こどもになります。乗り換え回数やトランジット時間の短さ、スカイカウチの便利さから、NZ航空を利用しています。普段からエアポイント(マイル)も貯めてるので、大体チケット代はエアポイントでカバーできるのもありがたいです。NZ航空は子供のチケット代は2歳までが大人の2割(座席なし)、3歳からは大人の7割(8割だったかも。座席あり)なんですが、今年は初めて子供全員が7割料金。今回は3年分のエアポイントでなんとかなったけど、次からはなんとかならないかも・・・・。
もちろんスカイカウチ利用。でも1人1座席あるので、今年は子供だけでスカイカウチ(3席利用)、私は通路を挟んだ隣の席なので、ちょっと楽かも。

https://www.airnewzealand.jp/

子供を連れての長時間フライトって大変です。でも日本に帰る為には避けて通れない道のり。私が過去に辛かった子連れフライトのお話。

夫、戻って来ない

娘が1歳の頃、日本からNZに戻る時は、珍しく夫も一緒のフライトでした。
娘はまだ膝の上だし、まだ赤ちゃんだから割とすぐに寝てしまうのでまぁ楽なんですが、問題は寝てしまった後。この時は前側のベビーベッドを設置できる席ではなく、普通の座席だったので膝の上で寝かせる事にしました。しかしこのままでは食事もしづらいし地味に疲れてくるので、交代で抱っこをしようと予め決めていました。
ところがいざフライトの時、同じフライトに団体客がいたのですが、その団体客を引率していた添乗員さんが夫のワーホリ時代の友人だったのです。
日本からNZまでは夜のフライト。食事も終わり、おそらく団体客の多くも眠りについたのか、その添乗員さんが、久しぶりに少し話そうとやってきました。偶然の再会だったのは理解できたので、夫に「2時間ぐらいで戻ってきてね」とお願いし了解。
夫は席を離れ、空いてる座席(私からはどこらへんにいたのか不明)に移動して話していたようです。
ようですってのは、つまり明け方まで帰ってこなかったんですよね。
私は膝が疲れるし、トイレに行くのもままならない(まだ、座席に子供を置いてトイレに行くのはすごく不安だった)し、まだ結婚1年ちょっとだったので、正直かなりイライラしました。添乗員さん女性だし。
もともと夫が同行してなければ、そんな状況でも「1人なんだから仕方がない」と頑張れるんですが、一緒にいるのにおしゃべりに夢中で戻ってこないって、かなり腹立ちました。添乗員さんだって、いくらお客さん寝てるとはいえ、そんなに自分の座席離れてていいものなの!?もう10年近く前の話だけど、CAさんが朝食の準備を始める頃にヘラヘラ戻ってきた夫のあの様子は絶対忘れないのです。

チェックインできない

NZ航空のCAさんは本当良い人が多くて、特に子連れだと助けていただく機会も多いのでいつも感謝の気持ちでいっぱいですが、空港スタッフに関しては嫌な思いをする事が多いです。
NZ航空では出発24時間前から専用アプリでオンラインチェックインができるのですが、5年前の帰省の時はなぜかこのオンラインチェックインが使えませんでした。
仕方がないので空港の自動チェックイン機を使う為に、ちょっと早めに出発。クライストチャーチから日本に行く場合、クライストチャーチ空港を出る便が朝6時なので、空港に早めに行こうと思うと5時、起きるのはもっと早いのでなかなか辛いです。

いざ空港に到着してみると、自動チェックイン機は長蛇の列。どうもみんなオンラインチェックインできなかったようです。しばらく待って自分と子供のチェックインをしようとすると、なぜか次男(当時は赤ちゃんなので座席なし)だけブッキングされていないと表示される。
しかし手元には次男の名前が記載されたリファレンスをプリントアウトしてあるので、私の予約忘れではない。どうせ座席はないんだし、このままいけるか?とも思ったけど、乗れないと困るのでカウンターへ。

カウンターは他のお客さんの対応で忙しそうだったが、私もこの時点で飛行機が出る30分前。後ろで待ちながらやや焦る。
やっと自分の番になって話始めようとしたら、カウンターのスタッフがかなりイラついた調子で「今あなたの対応はできない」と言った。いや、普通「お待ちください」とかあるやん。しかも待てども待てどもスタッフが自分の作業から戻らない。それどころか、私を飛ばして別の人の対応を始めた。この人も出発が近いのかな、と思い我慢したが、飛行機出発まで10分を切っている。
「すみません。」と声をかけたら、件のスタッフは「あなたよりこの人たちのフライトが急ぎなの」と言われた。いや、まだ私何時の飛行機に乗るかあなたに教えてませんよね。
「私の乗る予定の飛行機は10分後に出るんですが、乗れなかった場合どうすればいいんですか?」とキレ気味に言ったら、別のスタッフが出てきて対応してくれた。状況を説明したら、キーボードを叩いて5分ぐらいで処理してくれた。やはりこの日は全体的にシステムエラーが頻発していたらしい。
とにかくフライトまであと5分。こっちは3人子連れで荷物検査もまだ!
めっちゃダッシュした。とにかく急いで、子供達にも頑張って走ってもらった。手荷物持って、次男抱っこして、朝から汗だくだった。
飛行機のCAさんは優しく迎え入れてくれた。ギリギリというか、なんなら少し遅れてしまったと思うし、ご迷惑をかけたはずなのに、子連れで走り込んだ私を労わってくれた。

カウンターの件は、日本人だから(というか英語圏の人間じゃないから)という事でなめられてたんだと思う。

長男、フライト中に下痢になる

早朝から汗だくで間に合った国内線でオークランドに到着し、滞りなく国際線に搭乗。スカイカウチも無事セットアップした後、CAさんから「後ろのお席も空いているのでぜひお使いください。」との優しい言葉。
後ろのスカイカウチ席がまるまる空いていたので、アームチェアを上に上げて広々のびのび座れました。朝食も終えてこれは楽チンだなーと思っていたら、長男がトイレに。
長男、下痢勃発・・・。

5分おきにトイレに行くだけでなく、嘔吐もあってかなり焦りました。
飛行機内のトイレの数は限られているので、行きたい時にすぐにいけるわけではなく、当然間に合わない事も・・・。当時5歳の息子のおむつは、万が一用に1枚持っていたきり。あとは次男(当時1歳)のおむつがあるものの、サイズギリギリだし使い切ったら次男のおむつないし!
CAさんにすぐに下痢嘔吐について伝え、薬はないか聞いてみたんですが、小児用の下痢止めのような薬はなし(私も風邪薬しか持ってなかった)。しかし赤ちゃん用のおむつをくださったり、後ろの席の乗客の方が余分のおむつを分けてくださったり、優しさが沁みました・・・。
この時、子供は朝食にキッズミールではなくフルーツの盛り合わせを頼んでいたのですが、それがダメだったのか、それとも家で食べてきたものがダメだったのか・・・。
原因はわかりませんが、CAさんにしてみたら機内食が原因なのではと心配されたのだと思います。それでなくても子供の急病人。CAさんは頻繁に席に来てくださってありがたかったです。
頻繁にトイレに行かねばならないので、せっかく案内していただいた後ろののんびり席は全く堪能できず。長男のケアにかかりきりだったので、しょっちゅう娘に次男を抱っこしててもらっていたのですが、トイレから戻ると大抵娘のもとには次男がおらず、これまた周囲の座席のおじさんやおばさんが、交互に次男を抱っこしてくれていました。娘は映画に夢中。
11時間のフライト中、トイレと座席の往復がほとんどだったのですが、着陸2時間前になって、突如長男が復活。下痢、嘔吐の症状もおさまり、お腹が空いたと言い出す始末。うそでしょと思ってましたが、昼食に出されたパンをケロっと食べていました。

さらに成田空港に着く頃にはすっかり元気に。荷物を受け取り、移動する間も走りまわる元気ぶり。おいおい・・・。間の悪い事に、走り回っているところを、同じ飛行機から降りてきたCAさんにバッチリ見られてしまいました。CAさんは笑顔で「元気になって良かったですね」とおっしゃってくださいましたが、内心どんな心境だったのやら・・・。本当に恥ずかしかったです。元気になってくれて嬉しいけど、せめてもう少しの間だけぐったりしてる感出して欲しかった。
実家について即、近所の小児科で診てもらい、処方されたお薬(ビオフェルミン)を飲んで全快しましたが、過去のしんどさを塗り替える歴代最高にキツいフライトでした。

羽田行き、キャンセル

これは子連れとは関係ないドタバタですが。
クライストチャーチから日本に向かうには、前述のように早朝6時の国内線でオークランドに飛び、8時オークランド発の国際線に乗り継ぎます。
楽をしようと思うなら、前夜のうちにオークランドに移動するという手段がありますが、1泊ホテル取らなきゃいけなくなるしね。シンガポール航空や他の航空会社だと、乗り継ぎ回数やトランジットの問題はあるものの、早朝便の辛さからは解放されます。
そんなNZ航空は基本成田発着ですが、以前羽田着の便があった事があるのです。ちょうど帰省を考えていた時で、細かい事は忘れましたが、確かフライト時刻が夜の出発で、翌朝羽田空港着だったと思います。
成田着の場合、到着が夕方の上に、羽田から関西方面に出る国内線は便数が限られているので、ほとんど利用した事がありません。
一度使ったんですが、最初は飛行機にはしゃいでいた子供も、3度目のフライトの頃には飽きているのと、関空から実家までも距離があるので、到着が深夜になってしまうのが、子連れにはキツイです。
その為、大抵成田空港周辺のホテルに一泊、翌日移動しています。新幹線を使う時もありますが、最近はずっと国内線を利用していました。
それが当日移動できるとなると、ホテル代が浮く上に、羽田からだと関西方面への国内便の数が、成田発よりずっと多いのです。念願だった神戸空港着(一度も利用した事がなかった)も選べる!
と喜び勇んで予約。

しかし出発1週間ほど前になって、フライトキャンセルのお知らせが届きました。自動的に2日後の便に振り替えられたのですが、これが成田便。
電話で交渉したのですが、出発予定日前後は成田便しかなく、既に国内線の手配が済んでいた事もあり、当初の予定日前日の成田便に振り替えてもらい、成田空港近くのホテルを急遽予約。翌日シャトルバスで羽田空港に向かったんだったと思いますが、移動の記憶が全くありません。ショックすぎて記憶が飛んだんでしょうか。
キャンセルになったのは多分、羽田着の便への乗客が少なかったんだと思います。その後NZ航空が羽田発着便を出す事はありませんでしたが、夜出発、翌朝到着便は絶対やって欲しいです。早起き辛くて、徹夜する事もあるんですが、最近徹夜も辛い年ごろです。

ちなみに羽田空港から念願の神戸空港利用は無事できました。
しかしこの国内線が、何の理由か忘れましたが2時間ぐらい出発が遅れたんですよね。キッズスペースあったけど、子供達速攻飽きてたし、時間つぶせるとこ少ないし、これも地獄の待ち時間でした。
到着後も帰宅ラッシュ時間にぶつかってしまい、確か電車が遅れてたせいですごく混んでた記憶があります。季節外れに寒かったし、なんか散々だった記憶。

今年も帰省に向けて準備を進めていますが、今年は子供達も成長してるし、楽しいフライトにできるかな。とりあえずコロナと下痢嘔吐には気を付けたいです。

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