見出し画像

心理士さんはマリーだった

先月、受けた心理テストもろもろの説明を
心理士さんからしてもらえる事になったので
聞いて来たが……

結果は、期待はずれというか
思ったものと違った

受けたものは
WAIS-Ⅳ

AQテスト
(自閉症スペクトラムのスクリーニング)

CAARS(ADHDのスクリーニング)

リバーミード行動記憶検査

FAB

自分の失念の多さや
記憶の不確かさなど
自分の記憶と言うものに疑いがあった
失念に関しては若年性の認知症とかね

ところが、記憶に関しては何れの検査も
満点であり記憶機能の低下はみられず
(前頭葉の機能も問題ナシ)

WAIS-Ⅳでも
記憶機能に関わる「ワーキングメモリー」は
個人的には苦手なところだけれども年齢相応で
聴覚的な記憶力はありますとのこと

「知覚推理」は非常に高く
視覚的な情報を手がかりにした状況把握や推理
見通しをもつ力が非常に優れているそう
視覚記憶にも関係する「処理速度」も
同年代の平均以上だそう

よって、WAIS-Ⅳからは
視覚的にも聴覚的にも記憶の低下はみられない

しかし、私の失念の多さは常軌を逸している

納得いかない…

まぁ、、、注意書き(?)に

『検査状況のように、取り組む課題が明確で
 課題に意識が向いている場合には
 記憶機能に障害が生じないものと
 考えられる』

とあるからそういうことだろう

ではどうしたらいいのか?

心理士さんは
『メモをとったり工夫をすればいい』と

あ、、、こんなところにもマリーがいた

マリー

そうマリー・アントワネット

『パンがなければ
 お菓子を食べればいい』と宣ったとされる
〝あの彼女〟である

『忘れるならば、メモをとっておけばいい』

それは〝できる人間〟の発想である

『メモができないんです』と訴えると

『う〜ん。検査の結果から見ると能力的には
 十分メモをとれるはずなんですけどね』

『…』

そうじゃないんだ
できるよ、うん、できた能力的にはね
やれば出来る子だったからね
最初の3ページぐらいは、綺麗に書いていたよ
その後は白紙になったノートが何冊あったか

〝継続〟ってものが私にはないんだよ
どんなシーンにおいても

いつも中途半端になっちゃうのは
自分の努力がたりないとか
自分がだらしないとか思うとさ
すごーく嫌なんだよね

いっそ、全くできなければ良いものを
実際はやれば出来るのに、
日常的にはできないやれていないとなると
自己の努力や怠惰の問題とされてしまう

メモを取れない言い訳に
『記録に残るより記憶に残したい』
とか言ってたなぁ…
若かったから記憶力も 
もう少し良かったのだろうな、、、
失念は今よりは少ない気がする

たぶん、なまじ記憶力が良かったから
それに頼って生きていたのだろう 

能力が困り事を困り事とさせていなかった
状態とも言えるんじゃないかな

よる年波のせいか、持病の悪化のせいか
前より失念が増えて
頭が悪くなったように感じてからは
自分では努力していても
どうしようもないモノの存在に気づいて
数年ADHDや若年性の認知症を疑っていた

忘れ物や失くしもの
ダブルブッキングや予定のすっぽかしなどの
対策なんかは調べてチャレンジしている

対策を実行していても
途中からやらなくなってしまったり
努力や挑戦が継続や習慣にならない

目の届くところにある
週刊スケジュールが書き込めるホワイトボード
未だに先週のままで終わっている
また、来週から頑張ろうとは思うが

『書くのが苦手なら、携帯のアプリを』とも
マリー先生は言った

そんなこと既にしているのだ
携帯のスケジュール帳に記入してるよ最近は

それでも抜けるんだよ、、、予定が。
携帯をきちんとチェックしたりできるなら
それも有効だろうけど

他にやる事があったり
自分の気が携帯に向いていなければ
息子さんの介入もあって
携帯は充電が0で放置されていたり
予告通知なんて耳に入らなかったりする

わかってる?
普通に何回も携帯自体を失念する人間だよ⁉︎
それをやっていても予定が抜けたり

携帯にスケジュール入れようと思っていて
他の事を優先するうちに入れ忘れたり

それが私なのですよ

マリー
あなたが当然のように食べているお菓子は
誰もが簡単に食べられるわけでないのよ

マリー先生
あなたが簡単に提案する対策方法は
必ずしも能力があるからって
できるものではないんですよ

対策方法が功を発しない
対策方法が持続、習慣化できない
そんな事例もあるのです

『能力』と『努力』で片付けないでと
心から思った