お金の好きな息子さんと渋沢栄一とyoutube
新札に変わってだいぶ経つけれど
すっかりキャッシュレスに慣れたせいか
なかなか新札にお目にかかる機会が少ない
最初に出会えたのは北里さん
その次が渋沢さんだ
そして、数日前まで会えなかったのが梅子
なかなか5千円札自体が遭遇率が少ないし
遭遇しても樋口さんだったりした
遂に、手に入った梅子
きっと息子さん(小3)に見せたら喜ぶだろう
案の定息子さん大喜び
3種類揃った新札を飽きもせずに眺める息子さん
新札とは言え16000円にしか見えない母
『そろそろ返して』
『やだ』
『それお母さんのなんですけど〜』
『私のお金〜』
『あげないよ〜』いくら言っても
返してくれない息子さん
しかも、返してくれる時は
1000円から渡してくるw
千円札を見て
この人の顔、昭和天皇に似てる
(今、ハマっているが太平洋戦争近辺)
ん?似てるかな?イメージが全く違うけどなぁ〜
やっぱり全然違うじゃん
でも、メガネと髭は似てるかな
息子さんのイメージだと
こっちが昭和天皇か?
う〜ん、、、でも似てない気が…
骨格と言うか線の太さも違うし…
肉付きもパーツのイメージも
全体の雰囲気も違うし
息子さん大雑把だな〜と思ったら
息子さんが言っていたのは
印刷の北里さんではなく
3Dホログラムの北里さんで
角度を変えると似ているらしい…
確かに3Dを動かしてくと
顎のラインが少し緩やかになって
ほっそりとするポイントがあって
少し昭和天皇に寄る気もする
(新札ある人はやってみて)
何分も飽きずにお札を見ている息子さん
次に言い出したのは
『この人達みんな学校を創った人なんだよ!
知ってる?』
『知ってるよ。北里大学とか津田塾でしょ』
『な〜んだ、知ってるんだ』
賢い方は、おわかりでしょうが
私は渋沢栄一に全く興味もなくノーマーク
北里さんも梅子も名前が
大学名になっているから
なんとなく名前だけは知っているという…
実は、渋沢さんの方が多くの学校創設に
尽力してたりするらしいです(後から調べた)
らしいです。偉い人なんですね(棒読み)
知っていると答えられた事が
面白くなかった息子さん
さらに渋沢さんについて
『日本で最初に銀行を創った人
誰か知ってる?
渋沢なんだよ〜』
『え〜そうなの?』
『調べてみ
あってたら100円ね』
私は、疑問があたりすると
その場で調べないと落ち着かないので
息子さんといても何か疑問や曖昧な事があると
スマホで調べたり確認したりする
(便利な時代になったな)
それを長年(9年)側で見ているので
疑問があると調べるというのが当たり前に
早速調べると、あったわ…
という記述が………ちっ
息子さん100円ゲット
気を良くした息子さん
第2問
『この人は江戸時代の人なんだよ〜』
『そうなの?』
『本当だよ!合ってたら100円ね』
再び調べる
まずは渋沢さんの生年月日
1840年3月16日
1840年は和暦に変換すると
天保11年
天保って確実に江戸じゃん
ちーん
息子さん200円目ゲット
洋装の写真しか見てないから
明治あたりの人かと思ってた…(←安直)
明治元年が1868年だから
渋沢さん28歳になってたのね
28年も生きてれば立派に江戸時代の人だ
写真の渋沢さんはおじさまだから
もう洋装なのは普通よね
考えが浅はかだった…(反省)
私の歴史認識の方がよっぽど大雑把
まぁ、新札16000円分は無事に返ってきたし
200円くらいね、いいよね、いいよね
おかげで
この屈辱と共に渋沢さんに関する3つの知識と
自分の認識の大雑把さは記憶に刻まれた
息子さんには感謝すべきなのかも知れない
息子さんが知識をひけらかす時に思うのが
息子さんのこういう知識は
ほぼyoutube由来なんだろうなということ
息子さんは読書好きなわけもなく
なんならLD疑いがあるくらい
文字を読むのは得意ではないので…
思い起こせば2歳の時
保育園の帰りに読んだ絵本に
息子さんが疑問を呈したあの日
息子さんの口から出たのは
『じゃあ、早くお家に帰って
youtubeで調べよう!』
携帯電話はおろかパソコンさえない時代に
幼少期を過ごした母は
そのジェネレーションギャップに戦いた
デジタルネイティブってこいうことなのかと
辞書でもパソコンでもなく
youtubeで調べるんだ……と
小3になってLDの疑いが出て来て納得
息子さんには字を読むよりも
動画で…映像と音で理解する方が
楽だし効率の良い方法なのだと
学校や親から制限されがちな
youtubeや動画視聴だけど
ウチでは制限する事がなかったのが
息子さんには良かったのかも
(元テレビの編集マン的にも
動画の素晴らしさは否定できないしw)