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講座に子どもを連れていくこと

先週末の8月29日、自分自身が企画運営、講師をつとめる起業講座「さんビズ」がいよいよ始まりました。

今期で第7期になるさんビズは、月3万円の利益、中山間地域の資源、そして自分らしく太陽(SUN)のように輝くという三つの「さん」を組み合わせてスモールビジネスを生み出す講座です。

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受講生の募集にあたって、改めてさんビズの講座について説明をしていて、もしかするとこれはさんビズのものすごい特徴なのではないか、と気づいたことがあります。それは、全5回の講座+成果発表会の全てにキッズコーナーがついていることです。

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長岡に移り住んで丸6年、色々なイベントに参加してきましたが、新潟県内で託児やキッズコーナーがついたイベントに出会うことはほとんどありませんでした。これは、大家族が多いとか、近くに子どもを預けられる親戚がいるという地域性とも関係しているのかもしれません。

でも、自分のように外から長岡に移ってきた核家族のお母さん、お父さんはどうすればいいのか。講座に参加したくても、気を遣わずに預けられる家族や親戚はおらず、参加自体を断念しなくてはなりません。そんなことは、できるならばあってほしくない。そんな思いでキッズコーナーを設置、運営しています。

2017年度に開催した第2期の受講生のうちのお一人が、ご自身の起業テーマの中でキッズコーナーの運営をしてくださり、大変好評をいただきました。それからというもの、講座や受講生の成果発表会の場にはなるべくキッズコーナーを設置して受講生や参加者をお迎えしたいと思って運営をしています。

おかげさまで、2020年度の第6期には、講座と成果発表会の全てにキッズコーナーを設置することができ、受講生のみなさんにとても喜んでいただきました。

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キッズコーナーは、託児サービスではありません。ですので、講座の途中でお子さんが退屈になったり恋しくなってお母さん、お父さんの傍らにやってくることもあります。泣いたりトイレに連れていったり、席を離れないといけないこともあるでしょう。ですので、本当に講座に集中するためには、ご家族に預けてきていただくか、託児サービスを使っていただくのが一番だということは理解しています。

でも、それでも、自分のお母さん、お父さんが真剣に何かに取り組んでいる、楽しそうに大人同士で語り合ったり笑い合ったりしている場面を子どもが目の当たりにすることは、子どものこれからの人生にとって大きな意味があると思っています。現代社会では、あまりにもこういった場面を子どもに見せていない、現実として知らせていないのではないかと思っていて、さんビズの講座が親子の関係性を作り出す、紡ぎ出す場としても機能すれば嬉しいです。

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毎回の講座でキッズコーナーのスタッフ、場所そして備品を準備することはそれなりの労力も伴いますが、この体制があるのとないのとではお母さん、お父さんの気の持ちようは大違いだと思います。とりあえず会場に連れてさえ行けば何とかなる、という安心感があれば、講座を欠席しなくて済む、諦めなくて済むのですから。

そういうわけで、さんビズは第7期も、そしてそれ以降も子育て中のお母さんお父さんを応援する講座でありたいと思っています。みなさんも、何かさんビズに協力できることがあるよ、とお申し出くださる方があれば嬉しく思います。


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