7歳までに大切なこと
7歳までに大切なこと、、、
これ沢山あります。
人生を大木に例えるなら、
7歳までは根っこを育てる時期。
人生の土台を作る時期。
子どもたちと関わる大人の影響はとても大きいのはいうまでもないですね。
その大人の影響の中でわたしが一番強調したいことがあります。
それは
『あたたかい空間』を大人が積極的に作っていく必要がある
ということです。
では、『あたたかい空間』とは具体的にどういうことでしょうか?
あなたが小さい頃、体験した『あたたかい空間』の思い出ってありますか?
それを思い出す時、どんな気持ちになれますか?
わたしが思い浮かべるのはこんな感じです。リストしてみましょう。
*スキンシップの多い肌のあたたかさ。
*美味しい料理や美味しそうないい匂い。
*笑いやジョークが出てくる場
*笑顔の人が多い
*自分の言葉に耳を傾けてくれる人がいる
*肯定的な言葉が多い
まだまだリストは出てきそうです。
あたたかい空間は言い換えれば
『安心できる空間』もしくは『ホッとできる空間』
でもありますね。
ちなみに、わたしはおもちゃなどが多く溢れる空間は決してあたたかい空間とは言い切れないと思っています。Less is moreという言葉があります。少ないは多いにまさる。この辺りについて詳しいことはまた今度。
カナダのブリティッシュコロンビア大学でこんな実験がされました。
ある二つの部屋にお母さんと赤ちゃん数人がいます。一つの部屋Aのお母さんは手に何も持っていません。もう一つの部屋Bのお母さんの手にはスマホが。
そして実験は、お母さんと赤ちゃんのアイコンタクトの数です。
赤ちゃんは、お母さんの顔をちょこちょこ確認するのをご存知ですか?
ここまで読んで皆さんも想像できるかもしれません。
実験結果は、スマホを持ったお母さんと赤ちゃんのアイコンタクトは非常に少ないのです。
アイコンタクトが少ない
これは赤ちゃんが大人と信頼関係を築く時、障害になります。
アイコンタクトがあってその時笑顔が存在すると子どもだけでなく私たち大人もホッとできるものです。
小さい子たちが『あたたかい体験』をすること。
これはどんな知能的な早期教育よりも高い効果と、人生の土台、根っこを深めることができるとても大切なことです。