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とぉーーーくの想いはきっとおなじ

2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」この記事が1週間限定で(7月6日まで)公開されています。この第三檄のなかに・・

みなさんが、自分のまわりでこいつは話ができそうだなという人を見つけて、「ちょっと日本の未来のことを考えてみてもいいんじゃないですか?」みたいに説得して、ひとりこっち側に「引き入れる」だけで、情勢は変更されるわけですよ。「1対2」になるんです。
 つまり、若者はただ立ち上がっても勝てないので、いま団結している中高年の方々に対する「分断工作」が必要なわけです(笑)。
 中高年のなかでもわりと考え方が新しそうな人たちをこちら側に引き入れて、仲間にしていくというのが、僕はけっこう良いやり方なんじゃないかと思っています。

私が所属しているコミュニティはたくさんあるのですが、そのなかでも、EMSエッセンシャルマネージメントスクールの参加メンバーは「わりと考え方が新しそうな人たち」だらけだと思っています。世の中をどのようにして捉えたらいいのか、どうやって自分や組織をマネジメントしたらいいのかを真剣に学びあって、対話し続けています。学んだことを各自が実践しながらフィードバックし合っているので、とっても素敵な学びの場に参加できていると思っています。

「どうにかしたい若者」「わりと考え方が新しそうな人たち」はどうやって出逢ったらいいのでしょう?そして何をしていったらいいのかしら?

「若者の夢やアイデアを語ってもらう会(ちょっといいネーミングないかな)」みたいなものがあったら、語りにきてくださる若者はいらっしゃるかしら?これは私が作りたい「対話のNukadoko」で開催できたらいいなぁ・・妄想だけでわくわくしています。

瀧本さんは続けて・・

じゃあ、具体的には、どうやって変えていくのか?
 僕は「政策」がキーになると思っています。
 昨今の日本の政治を見ていると、自民党も民主党もダメダメですし、他の野党にもぜんぜん期待できない状況が続いています。
 政治家がダメになったことで、政界においていちばん力を握るようになったのが、じつは霞が関の官僚なんです。霞が関には政権交代なんてないですからね。政府や閣僚はクルクル変わっても霞が関の人員は固定化されているので、相対的に彼らの発言力が強くなっているんです。
 だから僕は、これから若いみなさんが「霞が関の競合」にあたるチームをつくっていけばいいんじゃないか、と考えているんですよ。
 日本とアメリカでは、そのへんの事情がぜんぜん違います。
 アメリカでは、政治家のもとで政策をつくる人、つまり日本における官僚にあたる人は、選挙のたびに入れ替わる存在なんですね。
 日本における霞が関の代わりに、さまざまな分野の「シンクタンク」が存在していて、ブレーンとして政策づくりに有力なアドバイスを行っています。
 僕は、そういうアメリカのシンクタンクみたいな民間組織を、日本でもたくさんつくったほうがいいと考えていてですね、そうやって政治に対する参入ルートを増やすことで、政治家や官僚になる以外のやり方でも政策立案に影響力を与えられるようになるんです。

とこう仰っています。シンクタンクみたいな民間組織。
もう、私の妄想では妄想しきれないくらい壮大な話になってきました。

政治家に二代目、三代目がやたら多いのは、この国の政治が血縁によって既得権益化しているからです。だからこそ、若い人が政治に参入できる新しいルートや仕組みを、できるだけ増やしたほうがいいんですよ。
 そうすることで、政策にも多様性と競争が生まれます。また、日本各地にそういう政策を提言できる組織が増えていけば、地域ごとのニーズに応じた政策が実現できるようにもなっていくはずです。
地方政府もビジネスと同じで、本来はそういうふうに、住民が自由に選ぶことができて、ダメな政治が行われている場所は人気を失って縮小していくようにしなきゃいけないんですよ。
 非合理が一部の人の都合で温存されてしまうと、結局、みんなが不幸になるだけです。
 だからそういう世の中は、変えていかないといけないんですね。

政治の話になったらもうほんとに難しすぎます。でもわかりやすく教えてくださったらもう一度ちゃんと考えてみます。私はこれまで、なんとな~く理解して、なんとな~く投票に行っているような状態でした。選挙だけはきちんと行ってます。不在者投票の仕組みも気軽になったので、なおさらちゃんと行ってます。でも・・よくわからずに投票しているのが実情です。その時々の自分のスペックでちゃんと考えて投票しているけれど、政治全体の話になったらいまはお手上げ状態です。

「対話のNukadoko」で、政治についての勉強会もしたいなぁ・・

パラダイムシフト

天動説から地動説に変わった理由というのは、 説得でも論破でもなくて、じつは「世代交代」でしかなかったんです。
 つまり、パラダイムシフトとは世代交代だということなんです。
新しくて正しい理論は、いかにそれが正しくても、古くて間違った理論を一瞬で駆逐するようなことはなくてですね、50年とか100年とか、すごい長い時間をかけて、結果論としてしかパラダイムはシフトしないんですよ。
君と君たちが、パラダイムを変える
 でもこれ、逆に考えると、めちゃくちゃ希望だと思いませんか?
「世の中を変えたい」と考える人はいつの時代も多いですけど、なかなか世の中って思うようには変わらないですよね。選挙に行って一票を投じても変わった実感はぜんぜん得られないし、努力して上の世代の考え方を変えようとしても、徒労に終わるばかりです。
 で、そこで「やっぱり世の中は変わらない」って諦めちゃう若い人も多いんですが、みなさんが新しくて正しい考え方を選べば、最初は少数派ですが、何十年も経って世代が交代さえすれば、必ずパラダイムシフトは起こせるってことなんですね。
 つまり、世の中が変わるかどうかっていうのは、若者であるみなさんとみなさんに続く世代が、これからどういう選択をするか、どういう「学派」をつくっていくか、で決まるんですよ。
 たしかに時間はかかりますけど、下の世代が正しい選択をしていけば、いつか必ず世の中は変わるんです。

うーーん。瀧本さんにはもっともっと生きていてほしかったです。
でもこの時(2012年6月30日)にリアル講義を聴いた方で、実際に行動につなげている方がいるかもしれません。そんな方々の対話会に参加して一緒にわくわくしたいなぁ・・

私には大きなことはできないけれど、自分自身がどういう選択をして生きていくのか楽しみながら学んでいます。これからも、たくさんの方々と対話しながら1歩ずつ進んでいきたいです。

第三檄で手に入れた「武器」
★ パラダイムシフトとは、「世代交代」である。
★ 君と君たちが正しい選択をし続ければ、いつか必ず世界は変わる!

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