【中学受験】常滑やきもの巡り〜青春18きっぷでいく東海
娘との旅は、勉強の下地になればいいなあという下心満載の目的地+αなのですが、行ってみるとアラヤダ♡楽しいじゃないのってことが本当に多いです。常滑もその一つ。メイン目的はトヨタの工場見学でしたが、この寄り道大正解。青春18きっぷでゆっくり行く旅、順不同で思い出した順に綴ります。
セントレア空港を確認
当時中学受験を数年後に控えていた我らなので、お出かけ先はなんとしてでも出題範囲を少しでも多く取り込みたい。中学受験の社会って高速道路とか空港とかはもちろん地域の特産品や銘菓まで差し込んでくるので全方位で構えてなくてはならないのです。なので東海道線で、東海道も意識しつつゆっくり移動して中部地域に来たらセントレア空港も抑えたいということで、用もないのに空港近くのホテルに宿泊。今思えばすごい頑張ってるけどあんまり意味なかったかも、、、、。娘は何の記憶もなしw
名古屋駅から名鉄線で40分ちょっと。特急なら30分ほどで中部国際空港に到着。近いですね。常滑駅は空港の2つ手前の駅です。
焼き物の町 常滑へ
以前仕事でINAX様(現:LIXIL)とお取引させていただいて、訪問は実現しなかったのですが、常滑工場など身近に感じておりました。旅の訪問先として中部地区をいろいろさがしているときに、そうだ常滑行ってみたかったんだと思い出していくことに。
常滑駅から「やきもの散歩道」へ。多分こんな感じで散策してきました。7月後半でものすごく暑くてクラクラ。
普通の道路とおもいきや「とこなめ招き猫通り」
やきもの散歩道に向かう大きめの道路、ふっと見ると巨大な招き猫が。道路脇の壁もところどころ猫モチーフの焼き物のレリーフなど。
やきもの散歩道はいってすぐのだんご茶屋に吸い込まれる
あまりに暑くて散歩道にはいってすぐに目についた「だんご茶屋」さんに吸い込まれた。「つべてぇどらやき」という冷え冷えのどらやきをいただく。おいしかったなあ。店主のおじいちゃんとおばあちゃんとのおしゃべりも楽しくて一緒に写真も撮らせて貰いました。
→とこなべ【だんご茶屋】さんのfacebook
常滑を知る
常滑市の旗が焼き物!ってかんじで素敵です。なんかこういまどきのスタートアップかなってかんじのスッキリデザイン。いいわあ。
wikipediaによると窯業(ようぎょう)が伝統産業。窯業とは粘土や鉱物、石灰岩などの非金属を高熱処理して陶磁器、ガラス、セラミックスなどを製造する工業とのこと。常滑は日本六古窯という中世から現代まで生産が続く代表的な窯の総称とのこと。
瀬戸や備前、信楽など焼き物の産地としては聞いたことあったけど常滑はあまりイメージなかった。実際常滑に行ってみると、赤い瓦のような焼き物や壺などが町と一体化している。赤い瓦屋根、赤茶色の植木鉢、朱色の急須などよく見るあれは常滑発祥だったのか。
常滑発祥の陶磁器の一つでもあるINAX(現LIXIL)で生産されている衛生陶器など、工業製品として生活のなかで自然に利用されているというのが面白い。
映画「泣きたい私は猫をかぶる」でおさらい
2020年春、劇場公開予定だった本作。新型コロナウイルス感染症の拡大で劇場公開が見送られNetflixでの公開となったという。本作が常滑が舞台と知らずにヨルシカが主題歌だからと娘が見たがったので一緒にみてたら「あれ?この風景既視感が、、、、。常滑じゃん!」暑い中登った焼き物の坂や窯の煙突が立ち並ぶ風景、公園の水琴窟、この画像にあるような小高い丘から見渡す常滑の風景。いやー懐かしい、物語が頭に入らないくらい風景に見入ってしまいました。
知多半島と樽廻船
鉄道や車が登場する前は、物資輸送の主役は船。その船の拠点となる港は物資が集まり産業が栄えた。常滑にも樽廻船の豪商がいたようで屋敷などが保存されていました。常滑からほど近い半田のミツカン本社・ミュージアムでも樽廻船による酒や酢の流通の話が語られていました。ちょっと長くなったのでまた別記事にて書こうと思います。
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