海外出向準備（証券口座）

こんにちは。ひよっこ投資家です。
海外出向になって、私が戸惑った点をとりとめなくまとめていきます。同じような境遇の方の助けになれば幸いです！

※ 私の場合は出向先がアメリカですので、主にアメリカに出向した場合を想定して記載させて頂きます。

海外出向に向けての準備（証券口座編）

この Note でわかることは以下の通りです。

・海外出向になった場合証券口座はどうなるか。（NISA、特定口座）
　結論から言うと、基本的に特定口座は廃止され、一般口座に保有証券は移されてしまうようです。NISA 口座は手続きをすれば最長それぞれ 5 年間保有できるそうです。
　それぞれ、詳しく見ていきたいと思います。特定口座においては証券口座によって対応が違うので、それぞれの証券口座で記載させていただきます。

・NISA 口座（一般NISA・積立NISA）

　今までは海外出向中、NISA口座で持っていた株式などは課税対象の口座に払い出さていました。ですが、今現在は手続きをすれば最長 5 年間は保有できるようです。
　ただし、ロールオーバーはできないので気をつける必要があります。海外赴任中に保有期間の 5 年を越えると課税口座へ払出しされてしまうようです＞＜

　ではどうやってNISA口座を継続させればいいのでしょうか？海外出向になっても NISA 口座を継続するためにやることは以下の 2 点になります。

１） 出国日の前日までに、口座を開設している金融機関に「継続適用届出書」の提出
２） 帰国後、「帰国届出書」の提出

　なお、 5 年以内に帰国しても帰国届出書を提出しないと NISA 口座は廃止されてしまうようです。。。

※ジュニアNISA はそもそもこの対象ですらないようで、廃止されるようですのでお子様がいるご家庭はお気をつけください。

・SBI 証券（特定口座）

　特定口座は一般口座へ払出しが必須。しかも NISA口座の保有も認められていない！？

「（本邦）非居住者」に該当する場合、特定口座やNISA口座（ジュニアNISA口座）で上場株式等の管理を行うことはできません。　　　　　　　（SBI証券HPより）

　NISA 口座の保有も認められないとなると上の内容と違ってくるので SBI 証券に要確認が必要そうです。

2021.1.4追記
SBI証券に電話で確認しました。NISA口座については廃止！
金融庁が制度として整えているけど、SBIとしては対応してないとのこと！つまりNISA 口座で保有していたものは問答無用で一般口座に移し替えられてしまいます！

アメリカ株については出国先がアメリカであっても売らなくてもよいとのこと。ただし一般口座に移されるので税金関係のことは自分でやる必要が出てきます。（配当金のこと聞くの忘れてた。配当課税は一般口座でも証券口座がやってくれるはずだけど、、、）

売らなくてもいいっていうのは助かりますが、一般口座はめんどくさいなぁ。。。

・楽天証券（特定口座）

　特定口座は一時的に廃止されるようですが、帰国後手続きを行うことにより特定口座に戻すことができるようです！！（以下、楽天証券のホームページより抜粋。）また NISA 口座も手続きをちゃんと行えば、一旦一般口座に移されますが、帰国後再び NISA 口座に移してもらえるようです。

ただし、出向先がアメリカの場合、アメリカ株、ADR、アメリカ株を含む投資信託、いずれも売却または移管が必要とのこと。

個人的にびっくりしたのはアメリカ株は仕方ないと思ってたのですが、アメリカ株を投資先にしている投資信託も売却の必要があるということ。
つまり、、、VTI や VT、QQQ などに連動してる日本の投資信託も売らないといけない or 移管しないといけないとのことでした。

個人的に毎月 QQQ と VTI に連動している投資信託を購入していたので、今後の投資方針を少し見直さないといけないかもしれません。。。

　特定口座の継続利用には、出国前日まで所定の書面を当社が受領している必要がございます。
　出国中、特定口座での保有商品は一時的に一般口座に振替えられ、特定口座は廃止されます。
　また、帰国後にお電話いただき所定のお手続きをすることで、特定口座へお戻しすることができます。

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　以上となりますが、海外出向した際の証券口座手続きのまとめとなります。間違っている部分等ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

参考にしたサイトなど

金融庁ppt

日本証券業協会