ひよこのコンサート曲目紹介 その②

\ひよこのコンサート in spring /
2023年3月9日(18:45開場 / 19:15開演)
@台東区生涯学習センター ミレニアムホール
チケットはこちらから💌


140文字には収めることができない
コンサートの日に演奏する曲目たちの魅力を
紹介していきます🐥
(前半)出演者のみんなが書いてくれた曲紹介
(後半)鈴木(主宰)が好きなように書いた文(笑)

Humoreske / Alexander von Zemlinsky


オーストリアの作曲家、アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871〜1942)が68歳の時に作曲した曲。ユーモレスクは日本語で「泣き笑い」と表現され、その名の通り、少し滑稽で気まぐれなのが特徴です。軽快で明るく、主題や同じ音型が繰り返し出てくる為、とても聴きやすいと思います。
各楽器がリレーのようにソロを繋げて行く場面にも注目していただけたらと思います。(久田)


先日、練習の様子をちょこっとだけ動画で見させてもらいましたが、私的今回のみんなの推しポイントは “音” です。

木管五重奏という編成は、皆さまもご存知の通り、全く違う個性を持った5つの楽器が1つの音楽を作っていく編成で、お互いの楽器が持ってる事情が違うからこそ、1つの同じものを作るという事が難しいと感じる時もあります。でも裏を返せば、長所も短所もそれぞれ違うからこそ、お互いの良いところがうまく噛み合った時、この編成が持つ響きには無限の可能性があるように思うんです。
この5つの違う魅力を持った楽器たちの音色が混ざり合う、それだけで誰もが吸い込まれるような音色がするのに、同じ楽器でも、例えば私(鈴木)と石田くん(今回の出演者)の音が全く違う個性を持っているように、それぞれの奏者にしか出せない個性が、木五の魅惑的な響きに加わるとなれば、どれほどの可能性が広がることでしょう。

〇〇さんのフルートと、〇〇さんのオーボエと...など、ブレンドしてみたい音は、無限に私の頭の中にあります。

ユーモレスクは約4分半という、なかなかコンパクトな演奏時間の中で、1人1人が活躍するところと、みんなでアンサンブルする瞬間がある為、今回出演してくれる5人それぞれが持つ個性と、それがブレンドされた時の響きを十分に楽しめて、そして、私的推しポイントであるみんなの “良い音” が1番味わえる曲です。

実は前回の “ひよこのコンサート” でも取り上げている曲ですが、今回集まった5人にしか出せない唯一無二の音をお聞きいただければと思います。
彼らの確立された個性があるからこそ、前回お聴きくださったお客さまにも、自信を持ってお勧めできる1曲です。

楽しそうな5人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?