娘の気持ちを踏みにじって・・・
先日、娘が寝ないという記事を書きました。
普段から子どもがどうしても嫌がることはしないようにしよう。力任せに従わせたり、脅して従わせたりしないようにしよう。と思って生活しています。
でも、先日は寝かしつけをしていてあまりにも寝ないのでつい、強制的に寝かしつけてしまいました。
夜の寝かしつけでは普段、布団の上で寝せるのですが、その日はずっと遊んでいて寝なかったので、抱っこして寝かせることにしました。
抱っこされていても娘は当然眠くないので、下におりたがり、身をよじったり声を出したりして不快感を表現していました。
でも、この日は決して下に降ろさず、泣いても騒いでも強い力で抱きしめて寝るまで抱いていたのです。
15分ほどで寝てくれましたが、それまで娘は涙涙でした。
そして次の日、気になることが発生しました。
朝の散歩で普段ならご機嫌で歩き回ったりボールで遊んだり、滑り台をしたりするのですが、その日は全く様子が違いました。
精気が抜けたようになって、引っ張られれば歩くものの自分から歩こうとせず、また遊ぼうとしませんでした。
これは、大変なことをしてしまったのではないかと、とても焦りました。とても後悔しました。
アルバイトで塾の講師をしていた時代に、無気力になってしまった中学生などをよくみていました。好きなこともない。やりたいこともない。家に帰れば親に怒られるだけの日々。楽しいことはない。いや、考えることをやめていました。脳が死んでいる、、、と感じていました。
今日の娘はまさに、その様子だと思ったのです。
これまで楽しく過ごしてきた日々を思い出し、涙しました。娘の気持ちを踏みにじって強制的に腕の中で押さえつけて寝かせたことで、心が折れてしまったんだと、本当に後悔しました。
家に帰ると少し安心した顔をしていましたが、無気力にはかわりませんでした。
ああ、どうしよう。
そのとき妻が言いました。
「眠いだけじゃない?」
その後、そのまま昼寝をして起きたら元気いっぱいいつもどおりの娘でした。
気にしすぎだっただけの出来事でしたがとても苦しい時間でした。
親として、しつけなきゃいけないところもあれば、気持ちを尊重することも大切だし、自分自身が余裕がないこともある。
子育てって難しいなと改めて思いました。
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