「ご機嫌取りのテレビはやめよう」と思った話

1歳半の娘を育てていて思ったこと。

ある日、娘はご飯を食べ終わると、本棚へ行って好きな本を探し始めました。でも、本が傾いていてうまく取り出すことができません。ほどなくして「えーーーん」と言って怒りだしました。

私の手が空いていたら、近くに行って見守ってあげたり、「本、とれないの?」って言いながら手を差し伸べてとってあげたりできます。ですが、食後には食器を片付けたりいろいろしたいですよね。

そこで、テレビをつけて録画していた大好きな番組を見せるわけです。

すると、不機嫌だった気持ちが嘘のように切り替わり、テレビに熱中していきます。そうして、親も片付けができてハッピー♪

って、はたしてそうでしょうか。

小学校で、「気になる子」と呼ばれている子どもたちのことを思い出されました。すぐにかんしゃくをおこす。友達と喧嘩が絶えない。気に入らないことがあるとすぐに暴れたり、暴言を吐いたり、手が出たりする…。結局大人によるマンツーマンの対応が必要になる。

そのような子たちは、気持ちの切り替えが苦手だったり、自分の気持ちをうまく表現できなかったりしています。また、怒りの度合いが0か100しかありません。

もしかして?仮説です。

「小さいときに、テレビやタブレットのような『強烈な刺激があるもの』を使ってご機嫌取りをしていると、自分で自分の気持ちを落ち着ける能力が育たないのではないか」

子育てをは長い道のりですし、様々な事情があると思います。でも、
① イライラする
② 気持ちに共感してもらう、または自分で気がつく
③ 落ち着く
④ 普通の活動に戻る
というステップをたくさん経験しておくことがとても大切ではないかと考えます。②③をスキップしてばかりいると、年齢を重ねても一人でイライラの解消をしたり、援助要求ができる段階までなかなか育たないと思います。

テレビやタブレットは使い方によって、とても良い面もたくさんあると思います。ですが、「イライラしている際に与えることによってご機嫌を取る。」使い方は今後なるべく避けていきたいと思います。平常心に戻してから与えることが、良いと思います。

みなさんは、どうお感じになりますか。



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