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福岡中毒予備軍の友人へ送る書。

やあやあ、ひやむぎです。

まずは、遠路はるばる来てくれてありがとう。僕も禊もとても楽しい時間を過ごせました。君が福岡空港から飛び立った後、禊から「ひやむぎさんの真顔ってやっぱり怖いかもね」と言われ、万が一にも君を怖がらせたまま送り出してしまってはいかんと思って筆を(正しくはPCを)執った次第である。

ひやむぎもあの3日間をとても楽しく過ごしていたのだ。仕事疲れと月曜日の休日が半分なくなったことへの憤りで最初こそ機嫌が悪かったが、すごく楽しかった。福岡のおいしいお店を探すのにひたすらわくわくする姿、ひやむぎの運転をしきりに見つめる眼差し、海を録るひやむぎの後ろ姿を撮る君。年甲斐もなく静かにはしゃいでいたひやむぎだった。

カレー屋に行った時のこと。ひやむぎのTwitterでの写真を覚えてくれていたあたり、さすがだと思った。ごぼうの天ぷらが乗ったカレーは如何だっただろうか。「うどんじゃないんだから、そんなごぼう天なんて」と言わずに食した君は、そのうまさの境地にたどり着けただろう。

「また福岡に来た時は連れてきて~!」いつものゆったりとした口調の君。気に入ってもらえたようで何より。なんなら福岡に来るたび昼食はあそこに行ったって良い。だが福岡には他にもたくさんおいしいものはあって、連れていきたい店もある。いずれにせよ、次にまた会えるのが楽しみだ。

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渋滞を抜けるとそこは、桜井二見ヶ浦だった。青い空、凪いだ海、そびえる鳥居、写真を撮りまくるひやむぎ、を撮る君。風景を撮りなさい風景を。なぜいつもレンズがひやむぎを向いているのだ。それとも私の肩には何か憑いているのか。

あっという間の2泊3日。なんと楽しいひと時だったことか。何やら君は今、一人暮らしに向けて画策しているようではないか。その勢いで福岡に移り住んでしまってはどうか。とてもいいところだ。何を食べてもおいしいし、どこに行ってもそれなりに自然がある。空港が近いおかげで空は広いし、なによりみんな元気がいい。雑多で面白い街だ。そんなこの街が好きだ。

三輪車でわらび餅を売るおじいちゃんがいる。

7月は長法被で仕事をする会社員がいる。

女子高生の格好をしたおっさんもいるらしい。

天神は一日で2,000台ちかくのバスが往来すると聞いたことがある。

焼き鳥の定番は豚バラだ。

文字に書き起こすとなんだかろくな街ではない気がするが、来てみてわかってくれただろう。いい街だ。ぜひ君を歓迎したい。

また会う日まで。



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