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それはもはやイタズラではなく嫌がらせ

次男の困った行動 ―イタズラの話―

次男は時々、自分以外の人の服をいじる。

いじるというか、余計なことをする。

例えば、ダンナの服を勝手にコーディネートし、それを着ないと怒り泣きする。

真夏に、押し入れから引っ張り出した長袖のスウェットとか、真冬に半袖&ハーフパンツとか。

そして特定の服を嫌うのか、タンスから抜き出して袋に入れ、おしっこをかけてごみ箱に捨てる。

私はそれを発見するたびに、「ひとの洋服を勝手に捨ててはいけません!悪いことです!」と叱るのだが、理解していないのか、同じことを何度も繰り返す。

次男にとっては楽しい遊びかもしれないけど、これは許せない。やってはいけないこと。

何度も叱って、何度も洗濯して、そのうちなんだかアンモニア臭が染みついてしまったようで、何度も漬け置き洗いして…を繰り返すうちに、今度はそのシャツに付いているロゴマークのワッペンをハサミで切り取ってしまった。

そんなことがあって、もう臭いも取れなくなり直すに直せなくなり、いくつか捨ててしまったのが一昨年のこと。

それ以来、しばらくの間、ダンナの服をごみ箱に入れその上からおしっこをかけることはなかった。


ところが、先日のこと。

衣替えでダンナの服を入れ替えしているときに、なぜか見つからないポロシャツが数枚あった。どこにいったんだろうと探しても見つからず、あきらめた矢先に、次男の部屋のごみ箱におしっこ漬けになっているのを発見。


大急ぎでごみ箱ごとトイレに持っていき、とりあえずごみ箱内のおしっこを流せるだけ便器に流し、臭くなって汚れたポロシャツを洗剤に浸けた。


そしてもちろん、次男を叱った。

「お父さんの洋服を勝手に捨てて、おしっこをかけてはいけません!」


次男はヘラヘラと笑い、一応「ごめんなさい」と謝ったものの、これが悪いことだとは理解していないように見えた。


洗剤に浸けたポロシャツを洗い、さあ干そうと広げたら、穴が開いている。

そう、ロゴマークのワッペンをハサミで切り取ったのだ。

切り取られたワッペンは、洗い終わったポロシャツに挟まって出てきた。


とりあえず、ポロシャツもワッペンも干して、次男の目につかないところにしまった。後で、次男が学校に行っている間に、当て布をして付け直す予定だ。…うまく縫い付けられるか、自信はないけれども。


ポロシャツ事件と同時進行で、私のエプロンが行方不明になった。

すぐ探せる範囲には見つからず、こりゃあ捨てられたか?と、諦めていた矢先、もしや…と、季節外の服をしまっているタンスを開けたら、あった。

次男が勝手に衣替え(?)てくれたようだ。


あのねえ、エプロンは寒くなっても使うから、夏物と一緒に仕舞わないでくれるかな?次男君。

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