ひやみん

進学で上京した長男を遠くから見守りつつ、自閉症で知的障害のある次男を育てるひやみこき(…

ひやみん

進学で上京した長男を遠くから見守りつつ、自閉症で知的障害のある次男を育てるひやみこき(面倒くさがり、なまけもの)かーちゃん 親バカ目線で、子どもたちのことを書いていきます。

マガジン

  • 次男が普通に学校に通えるまで

    母子分離不安のある、知的障害の次男が「みんなと一緒に登校してみんなと一緒に授業を受けられる」ようになるまでの道のりを追っていきます。

  • 次男、入院の記録

    次男が入院中の様子や、その間に私が考えたこと感じたこと等の記録です。

  • 長男に関すること

    長男に関するエピソード等

最近の記事

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Isn't He Lovely

私が好きな曲のひとつに、スティービー・ワンダーの「可愛いアイシャ」という曲がある。原題は「Isn't she lovely」といって、愛娘アイシャさんが生まれた時の喜びを歌った曲としても有名だ。 私には子どもが2人いて、親ばかだとは思うがとても可愛いと思っていて、その可愛い様子をブログに書こうとして、fc2でのブログタイトルを「Isn't He Lovely」にした。うちの子、2人とも男の子なので。 で、前述のブログを始めて10年経ったのを機に、新しいことを始めようと思っ

    • 失った時間をとりもどせ

      重度知的障害のある自閉症の次男は、特別支援学校の高等部に籍をおいている。 高等部に入ってしばらくしてから始まった登校しぶりや自傷他害行為の悪化が原因で、病院に医療保護入院したが、退院後に学校へ通うことが困難になってしまったため、週1回、担任の先生による訪問指導を受けている。 その他に、「定期的にどこかに通う」「集中して作業に取り組む」「母子分離不安をなくす」訓練目的で、週3回、放課後等デイサービスに通っている。 イレギュラーな利用の仕方だとは思うが、少しでも次男のためになれ

      • 次男とぬり絵と修学旅行

        我が家の次男は、重度知的障害がある自閉症で、特別支援学校高等部の3年生。 いろいろあって学校に通うのが難しい状態なので、週1回担任の先生が訪問指導にやってくる。 先週と今週の訪問指導では、修学旅行で行くUSJにいるキャラクターのぬり絵をした。 ミニオンは黄色。 おさるのジョージは茶色。 エルモは赤。 マリオも赤。 顔や服の色を塗り分けることはせず、黄色だけでミニオンを、赤だけでマリオを塗る。 母子分離不安があり、場所見知りがあり、人混みが苦手で、無理をすると次男にかなりの

        • もう少しで、ペーパーバック版「Isn't He Lovely」が完成する。 あとひといき。

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        Isn't He Lovely

        マガジン

        • 次男が普通に学校に通えるまで
          25本
        • 次男、入院の記録
          26本
        • 長男に関すること
          14本

        記事

          次男のぬり絵〜画材の変遷

          先月のあの一件以来、次男はやたらとぬり絵をしたがるようになった。 長い眠りから覚めて、ヨロヨロと歩けるようになった途端、次男は言った。 「はびかしゅ(ハイビスカス)」 「ハイビスカスのぬり絵がしたいの?」 「ぬりえ!はびかしゅ!あじさい!」 もともとは、次男が家で何か集中できるものはないかと模索している中で始めたぬり絵。 次男がこんなにハマるとは思わなかった。 ここ最近は、朝食の後にぬり絵。昼食の後にもぬり絵。訪問指導の日は先生が持ってきたぬり絵もする。 ぬるものは、次男

          次男のぬり絵〜画材の変遷

          恐れていたことがおきた

          重度の知的障害がある自閉症の次男は、特別支援学校の高等部3年生。 18歳の実年齢に対して、3歳程度の知能、言語レベルは2歳になるかならないか。 予約していた定期診察で処方薬をもらった次の日、最初の事件がおきた。 私が洗濯機から洗濯物を取り出していると、次男が台所にいて流し台で何かをしていた。 「パキパキ」という音で、次男が何をしているかを察した私は、流し台にすっ飛んでいった。 「次男ちゃん、何してるの!」 流し台の排水口(の、ゴミ受け)に、昨日もらったばかりの薬を次々捨て

          恐れていたことがおきた

          我が家にとっては「大事件」なことがおきた。 私の次男に対する管理不足、不注意からおきたものなのだが、正直言ってもう限界である。 早く楽になりたい。(決して〇にたいということではないのでご心配なく) 一日中次男とベッタリ一緒にいて、ストレスが溜まりまくっている。 早く楽になりたい。

          我が家にとっては「大事件」なことがおきた。 私の次男に対する管理不足、不注意からおきたものなのだが、正直言ってもう限界である。 早く楽になりたい。(決して〇にたいということではないのでご心配なく) 一日中次男とベッタリ一緒にいて、ストレスが溜まりまくっている。 早く楽になりたい。

          帰れないふたり

          次男の日課のドラッグストアでの買い物。 おくすり飲めたねやマスクを大量買いしようとして大騒ぎになったので、何か対策を考えることにし、やり方を変えてみた。 まず最初に試してみたのは、自動販売機でジュースを買うこと。 「すいっちおん!」と言って、好きなジュースのボタンを押して買うのは、病院に行ったときのお楽しみだったのだが、病院以外で「すいっちおん!」するのは次男にとって変な感じがするらしい。 ジュースは買ったものの、やっぱりドラッグストアに連れて行かないと納得しないようだ。

          帰れないふたり

          見せたらわかる

          次男にイレギュラーなスケジュールを知らせるのは、なかなか骨が折れる。 いつもなら家にいる時間に外出するとなると、早めに出かける支度をして次男をあの手この手で誘い出す。が、次男はなかなかその気にならない。 外食の予約をしたときは、予約時間に遅れないように気を使って次男を誘い出す。 先日長男が帰省してきたので、久しぶりに家族で外食しようということになった。 世間は夏休み真っ只中。 しかも3連休前日。 次男が慣れていて抵抗なく入れるお店は限られている。 とーちゃんがアプリでいつ

          見せたらわかる

          マスクでパニック

          次男の日課は、毎日おばあちゃんの家(私の実家)に行って、かーちゃんとドライブして、いつものドラッグストアに行ってお茶やジュースを買って、家に帰る。 その日のスケジュールにもよるが、だいたいこのセットが午前か午後に組み込まれる。 入院前は、スーパーに行ってたのだが、小さい子との遭遇率が高く、突然タイムセールのアナウンスを大音量で始めたり、店員さんたちは次男を小さい頃からみてきたのである程度の理解を示してくれるのだが、刺激の強い環境のために退院後は次男を連れては行かなくなった。

          マスクでパニック

          ついに、作ってしまった…!

          私はnoteを始めるずっと前から続けているブログがある。 気が付いたら、そこのサービスを利用し始めて15年が経ってしまった。 長男は幼稚園年長から、次男は3歳の誕生日を待って保育園に入園する頃から。 15年の間、我が家ではいろんなことが起きた。 その集大成として、この度このブログをkindle本として出版してみようと思い立った。 さて、どうやってブログを本にするのか? あちこち調べまくって、参考になりそうなサイトを見てみたり、kindle本の作り方の本をダウンロードして(

          ついに、作ってしまった…!

          肝心なことを忘れてる

          今朝の次男は、いつになく荒れていた。 気圧のせい? じとじとムシムシ暑いせい? ここ最近、次男は家に麦茶や緑茶を自宅で淹れて冷やしたものを見ると、ひとりで全部飲もうとしたり、ティーバッグを見つけるとやかんや冷水筒に入れて水を入れて全部濡らした状態でゴミ箱に捨ててしまう。 私もとーちゃんも、この暑い中、冷たいお茶を飲めないのだ。…とはいっても、隠しておいたティーバッグでこっそりお茶を淹れて冷水筒に入れておいたりするのだが。(見つかると次男はムキーッと声を上げて中のお茶を全部捨

          肝心なことを忘れてる

          明日老健施設に入所するじーちゃんの持ち物に名前を縫い付けて、終わったらこんな時間。 8時半頃寝付いた次男がお目覚めになってしまった。 体がもたないから、よほどのことをしない限り放ったらかして寝るけど、朝家の中がどうなってるか考えると怖い…。

          明日老健施設に入所するじーちゃんの持ち物に名前を縫い付けて、終わったらこんな時間。 8時半頃寝付いた次男がお目覚めになってしまった。 体がもたないから、よほどのことをしない限り放ったらかして寝るけど、朝家の中がどうなってるか考えると怖い…。

          おくすり飲めたねで我が家は破産する

          今日も次男といつものドラッグストアに行った。 祝日のせいか、小さい子を連れた家族が何組か来ていたので、次男の視界に入らないように通路を選んでお買い物。 ここ最近は、ドラッグストアでは小さい子以外にも次男の視界に入れないように気をつかうものがある。 それが、「おくすり飲めたね」だ。 次男は保育園に通うような小さい頃から、何故か「おくすり飲めたね」が大好きだ。 たとえば風邪をひいたときなど、粉でも液体でも、なかなか薬を飲んでくれないので一度頼ってみたら、薬は飲まなくても「おく

          おくすり飲めたねで我が家は破産する

          ここ数日、次男がひどく暴れたりすることがなくなっている。 処方された薬の効果なのか、たまたまなのか。 何にしろ、来週の診察日まで不穏時の頓服薬がなくならずにすみますように…。

          ここ数日、次男がひどく暴れたりすることがなくなっている。 処方された薬の効果なのか、たまたまなのか。 何にしろ、来週の診察日まで不穏時の頓服薬がなくならずにすみますように…。

          花むしり小僧に疲弊する毎日

          次男は花が好きだ。 自分ちの庭に咲いている花でも、散歩道に咲いているタンポポでも、見つけるとワーッと近づいて行って花に顔を近づける。鼻の上や眉間に花粉が付く。 そこまでならまだカワイイ。 その後必ず、花をがくからむしり取って上にあげ、くるくる回して眺めたら花びらをバラバラにむしって捨ててしまう。 これが、次男が花むしり小僧と言われる所以。 …といっても、次男のことを花むしり小僧と呼んでいるのは私だけなんだが。 自分ちの花や道端の花ならまだいい。 困るのはよその家の花。 これ

          花むしり小僧に疲弊する毎日