おくすり飲めたねで我が家は破産する

今日も次男といつものドラッグストアに行った。
祝日のせいか、小さい子を連れた家族が何組か来ていたので、次男の視界に入らないように通路を選んでお買い物。

ここ最近は、ドラッグストアでは小さい子以外にも次男の視界に入れないように気をつかうものがある。
それが、「おくすり飲めたね」だ。

次男は保育園に通うような小さい頃から、何故か「おくすり飲めたね」が大好きだ。
たとえば風邪をひいたときなど、粉でも液体でも、なかなか薬を飲んでくれないので一度頼ってみたら、薬は飲まなくても「おくすり飲めたね」は飲むということが長いこと続いた。

小学生になって多動性や衝動性、問題行動が目立ち始めて処方してもらった薬は、水がなくても口中で溶かして飲むタイプだったので、それからしばらく「おくすり飲めたね」に頼ることはなくなった。
とはいえ、たまに風邪をひいたりしたときは片栗粉とかき氷シロップを使って「なんちゃっておくすり飲めたね」を作って薬を飲ませようとしたら、まったく見向きもせず、粉ゼラチンとかき氷シロップで「なんちゃって～（以下略）」を作っても見向きもされなかった。

普通のゼリー飲料で薬を飲むようになったのはつい最近、…といっても去年の秋ぐらいからなのだが、「おくすり飲めたね」は高いのでスーパーやドラッグストアを駆け回っていかに安いゼリー飲料を手に入れるかを常に考えていた。

それが今、次男の中で「おくすり飲めたね」ブームがきているらしい。
見つけると、店頭にある分全部を買い物かごに入れないと気が済まなくなるようで、「そんなにたくさん買わないで。1個だけにしよう」と提案しても、唸り声をあげて私の腕を力いっぱい掴んだり（結構痛い）、私をグイッと持ち上げてみたり（結構怖い）…とやられるので、渋々次男の要望を叶えている。

１個98円のゼリー飲料は「1個だけだよ」というと素直に言うことをきくのに、なぜ1個348円のおくすり飲めたねは視界に入った全部をお買い上げしなくちゃいけないのだろう？

今日はおくすり飲めたねを7個買わされた。
昨日は5個、おとといは品切れで、その前は7個。
348円が7個で2436円。
その他にも次男はお茶やコーラを買いたがり、私も洗剤やら何やら買うので、会計すると結構な額になる。
おくすり飲めたねが我が家の家計を圧迫している。

ドラッグストア側としては、よく品切れになる売れ筋商品となるだろうし、品切れさせないように頻繁に入荷して店頭に並べているようで、店頭に出してすぐ次男が買い占めするせいで欲しいお客さんに届けられていないんじゃないかと思うと、申し訳なくて仕方がない。

おくすり飲めたねを次男が買い占めないようにするにはどうしたらいいんだろう？
せめて、7個じゃなく3個でとどめてくれれば、家計の負担も減るのだが。

お店の人に事情を話して、店頭には3個までしか置かないようにして、次男が帰ったら補充するようにお願いするとか…も考えたが、聞いてもらえるだろうか？
私はまだ、お願いする勇気が持てないでいる。