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trick and treat

10月31日は、全国的にハロウィンだった。

街中がなんとなく、オレンジ色と紫色に彩られているような気がするハロウィン。

我が家では特別何かをするでもなく、次男はこの前の金曜日に放課後等デイサービスからハロウィン仕様のお菓子ケース(利用者みんなで手作り)にその日のおやつをたっぷり詰め込んで帰ってきたぐらいで、ハロウィンらしいことといえば、それだけ。


ただ、10月31日の次男は朝からイタズラがひどかった。


呼んでも朝食を食べに来ない次男の様子を見に2階に行ったら、なぜか階段に細かい鳥の羽のようなものが散らばっていた。

「はて?この鳥の羽は…?」

どこかで見たことのある羽…これって、布団に入っているヤツだよね?

…ってことは…


次男がダンナの布団カバーを外し、掛布団の端っこの糸が弱ってほつれたところに指を突っ込んでほつれ穴を広げ、そこから中身の羽毛が出てきていた。


…これは、急いで直さないと被害が広がるヤツだ。

大急ぎで裁縫箱を出し、掛布団のほつれを直した。


裁縫が終わってホッと一息ついたかつかないかのタイミングで、じーちゃんが大きな声で

「回覧板の紙、どうなってるんだ?」


もしやと思い居間のごみ箱を探ると、あった!次男が破いたと思われるお知らせの紙。

ビリビリに破ってあって、パズルのように並べなおさないと何が書いてあるのかわからない。

ダンナと一緒に並べなおしてテープで張り合わせようとしていたら、じーちゃんが「次男がやったのならしょうがない。お知らせの主に事情を説明して再発行してもらう」


翌日、再発行してもらったお知らせを挟んだ回覧板を、じーちゃんが次の人に回しに行った。

楽しくて飛び跳ね過ぎ、2階の床が抜けそうに思えるほどたわんできた。
次男は自分の体の大きさ重さについて自覚はないんだろう。
体当たりで甘えてくることもあり、うっかりするとこちらが飛ばされそうになる。

この日、ダンナが飲みたくて買ってきたドリップコーヒー。

次男が面白がって何度も淹れるので、その都度薄めて(そのままでは次男の薬との兼ね合いでよくないので)あげていたが、買ってきた一箱(7個入り)全部空けてしまった。

薄めたとはいえ、7杯分のコーヒーの威力は絶大で、この日次男は夜中の1時ころまで起きて騒いでいた。

そして、ハロウィン仕様のパッケージに入ったさくさくパンダの大袋は、夜のうちに次男が全部食べてしまっていた。

trick or treatじゃなくて、trick and treat

お菓子もイタズラも。

どちらも自分の思い通りにした次男は、ある意味最強だ。

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