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冬夜のオーロラ2、賢者のプロペラ3

だらだら文章ですが個人的に興味深い話なので是非。

前回の続きです。

Solar rayは親が買ったCDを車に積んでずっと流していました。

自身によるアレンジが効いておりヒラサワのアルバムの中でも一等完成されているものです。

その頃は家族と毎週のようにスキーに行っていました。深夜のうちに出発し、暗闇の中央道を走ってました。

真夜中ですし、車に乗ると眠くなる性質なのでここまで強く記憶しているのが不思議です。これは憶測ですが、ソーラレイ2の音量で目が覚め後のオーロラ2と賢者のプロペラ3を続けて聴いていた様に思います。

二曲とも不思議な雰囲気があって、聴きながら漠然とした不安感を抱いていました。曲、暗闇、走行音、両親の後ろに距離が離れていたこと、どれもがそうさせました。

特に死や死後の世界について考えていました。

アルバムに死に直結した内容の歌詞があった訳では無いです。4歳の時に祖母が他界した影響だと考えています。

漠然と死について考え、死後意識がなくなることを想像しました。それはとても怖いものだと考えました。

よく前世や来世の話をされる方がいらっしゃいますが、それも恐怖の一因でした。前世の記憶は無く、では生まれ変わったら今の意識はどうなってしまうのか。無くなってしまうのか。どの段階で無くなるのか。

子供は何も考えていない様でいて、非常に様々な事を考えているものです。

考えては足が竦んで意識が遠のくくらいに恐怖しました。

大きくなってshipperになってからは現パロ記憶ありという概念を得たこともあり死に対する考え方に幅が生まれました。有難いことに恐怖する事も随分減りました。死ネタとか好きになったのはこの経験のせいかもしれませんが。

現実的な人間のため、人は死んだらそれまで。前世も来世も無い。と思っています。ですがやはり死について考えると、自らの意識が消える事は恐ろしいものです。梨木香歩の有名小説、西の魔女が死んだにも似た記述があった様に記憶しています。

人間何時死ぬかなんて分かりませんがこういった考えにまとまりが付く前に死んでしまうのは嫌だなあと思います。

以上Solar rayに影響を受けたという話でした。今では立派な馬の骨です。Solar rayは一等好きなアルバムです。

おまけ

スキーに行くときの車は大抵シボレーのバンでしたが、ハイビームが焚かれると車道左側の壁に映るライトの影模様が竜のような虎のような生き物が天に昇る姿に見えてました。今見てもそう思います。面白いものです。妄想はかどる子供だったのだと思います。別に変な宗教に浸かってるとかではありませんのでご安心を。

では次回。

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