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日記2022.7.10~11

7.10(日)

外の天気は微妙に小雨。
朝7時の天気次第で畑に行くかどうかを決めようと話していたので、7時にCちゃんに連絡をする。天気予報によれば、この雨は9時くらいにはあがって、その後は一日曇りになるみたい。
Cちゃん「今週はお互い行ったし、行かなくていいんじゃない?」
※平日に私は伯母と、Cちゃんは一人で仕事の合間(?)に行った
うーん…。来週まで行かないのか。
昨日寝るときは、私も疲れてるから起きれないかも~行かなくてもいいかも~と思っていたけれど、起きてみると作業が気になる。
もうだいぶ育ってきているベビーリーフに防虫ネットをかけたい。

行きたい…。

天気予報を見る。雨雲レーダーも見る。今日は行けるんじゃないかと思う。
そうこうしてたら、外の雨はもうあがっていた。窓の外には傘をささずに道を歩いている人が多かった。

私「朝はゆっくり過ごして、昼くらいから行くのはどう?」

送ってみるが、連絡が途絶える。
二度寝したな、と思う。

伯母が「週末は畑に行けるよ~子守するよ~」と言ってくれていたので連絡してみた。
「叔母(妹)と一緒に、小雨でもドライブがてら行こうかな」というので私と夫も乗せていってもらうことにした。
ありがたい。

ホームセンターで防虫ネットを買って、いざ畑へ。

すっかり外はいい天気になった。
畑につく頃には暑すぎるくらいに。
周りの土を見たらほとんど乾いていたので、雨はほぼ降っていないに等しい。
来てよかった。水をやらなきゃ。

伯母にもちおを頼み、夫と私と叔母とで畑作業開始。
見回って成長を確認すると、そろそろいろんな実がつき始めている。
なす、トマト、エンドウ豆、キュウリ、ズッキーニ、かぼちゃ…。
トマトは少し黄色くなってきているものもある。
もうすぐだ。楽しみ。

ズッキーニはあと3日くらいで採り頃だろう。
ラディッシュはそろそろ葉が取り頃のサイズになっているのに、実のふくらみが少ないな…と思ってもう少し様子を見ることに。
トマトの脇芽を取ったり、かぼちゃの芯止めをしたり、天然の無農薬スプレーで虫よけをしたり、雑草をひたすらに抜いたり。
ベビーリーフは案の定いいサイズになっていて、大きいものから収穫できた。そして防虫ネットにかけかえた。
これで安心。

13時半過ぎ頃、お昼休憩を取ろうとしていたらCちゃんがようやく到着。
10時頃に「今起きた。準備して行く!」と連絡が来てからだいぶ時間がかかっていたので聞いてみると、畑に来る前に神社に寄っていたんだそう。
そこでいろいろあったという。

C「暑いからアイスコーヒー飲んでたら、近くにいた女の子たちがアイスクリームを食べようとしてたんだけど、カラスに襲われちゃったの。
そしたら、その子たちがこっちに向かって逃げてくるから一緒にカラスに襲われる羽目になったんだよ!
で、一緒にトイレに逃げ込んで、そこでその女の子たちと話してたら仲良くなっちゃったんだよね。
私はコーヒー失っているし、女の子たちもアイス失ってるから、可哀そうでアイスをおごってあげて、一緒に恋バナしてた。
そしたらこんな時間になっちゃった」

え!?

いろんな意味でびっくりした。
その子たちのせいでコーヒー失ったのに、なぜかアイスおごってあげてるし!
その子たち(高校生)と一緒に恋バナしてたって!
すごいな…。コミュ力も自由度も高いな…。
…私は来ないな~と思って待ってたんだけどな。

私もその自由さを見習うべきだろうか。
急に自分自身が四角四面な気がしてきた。
Cちゃんを見ていると、私がわりときっちりした性格なんだなと実感する。
なかなか自分自身をこんなにくっきりと映して見せてくれる人はいない。
きっと彼女が自分そのものだからだろう。

私はかなりマイペースな方で、細かくて、几帳面。
奔放さに憧れてはいるけれど、結構まじめで場や時間や予定に合わせがち。
几帳面な家族の中では適当な方だから、そんなに自分が几帳面だなんて思ってなかったけど、超ざっくりした人は本当にびっくりするほどざっくりしている。(夫とか)
私はそこまでざっくりできない。
そして、自分軸が強いほど周りに囚われないものだよな。
私は軸がまだ足りないのか、などと考えてしまった。

畑作業をしていたら、2区画くらい奥の畑の横にある水路に車が転落した。
横転まではしなかったけど、水路側のタイヤは落ちて空転。
車は路肩に腹がつかえてナナメ45度近くなり、もう片方のタイヤがかろうじて道路の端に乗っている状態。
運転手は抜け出ようと車をぶんぶん動かしているけれど、これはもういつ転がってもおかしくない。

「動かない方がいいですよ!」と叔母が大声で言う。

私とCちゃんが声を張って「大丈夫ですか」と声をかけるも、返事がない。
どうしようか迷ったけれど、放置もできないのでCちゃんとその車のところに行く。
運転していたのは近くの畑の爺さんで、よく顔を合わせる人だった。

私「ケガないですか?」
Cちゃん「JAF呼びますか?」
爺さん「今電話するところだが~…(スマホを耳に当てて)あー、えー、もしもし、なんというか、わき見運転をしていたら、落ちましてな…」

JAFと話す爺さん。
わき見運転してたんかい。

爺さん「住所、住所、えー、○○市、えー…」
私「村ですよ」
爺さん「えー、えー、○○市、えー…」
Cちゃん「○○村ですよ」

その後、爺さんとJAFの話の展開が進まない。
繰り返し何かを聞かれているようだが話が進んでいなさそうなので、私が電話を代わった。
場所の住所や車種、色、爺さんの名前やJAF会員かどうかなど確認しながら必要な情報を伝えて電話を切った。

私「45分くらいで来れるそうですよ。車のエンジンは切ってくださいね。暑いので日陰(農園の共用の小屋を指さして)で休んでるといいですよ」

すごい角度の中、運転席のドアを持ち上げるようにして開けてなんとか出てくる爺さん。

爺さん「いやぁ、ほんとにすみませんなぁ。こんなこと初めてでしてなぁ。ありがとうございます~」
私「ケガなくてよかったですね」
Cちゃん「わき見運転しちゃダメですよ」

私とCちゃんで爺さんの無事を見届けてから畑に戻る。
よく顔を合わせるその爺さんは、畑に牛乳やヨーグルトをまく人で、まいたあとに上から土をかけないからカラスを呼び寄せては周りの区画の人に迷惑がられている。
作物をカラスにやられて「今日はやる気しねぇから帰る…」とつぶやいたりしていたことがあるけれど、自分でカラスを呼んでいるとは思っていないようで、一向に辞めない。
私たちの中でついたあだ名は“牛乳の爺さん”か“カラスを召喚する爺さん”。
あまり深入りしたくはない相手だ。

自分たちの畑に戻って、作業をしながら言った。

私「こりゃスイカでも貰わないとな」
Cちゃん「まったく同じこと考えてた!!!」

二人で大爆笑した。
そのあと、はたと思う。

私「しかし、あの牛乳をまかれたスイカを食べたいかどうか…」
Cちゃん「(渋い顔をして)…そうだね」

あの爺さん、各方面(?)に電話したあと、ヒマになってしまったらしく、私らの畑にぶらぶらときて誰か彼かに話かけていた。
介護士をやっている叔母が上手に爺さんの相手をしていて至極感心した。

時間もいい頃合いになったので、片づけをして帰る。
JAFに電話してから45分過ぎたけれど、まだレスキューは来ない。
無事に引き上げてもらえたらいいね。

帰りの車で、運転する伯母があくびをすると何度も言った。

叔母「お願いだから落ちないでね」

7.11(月)

今日は休養日。
朝はゆっくりと過ごす。
家の掃除をしたり、畑からとってきた野菜を洗ったり、ラジオを聴いたり、もちおと昼寝したり。
夕方に少しだけ近所の木育プレイルームに行ってもちおと遊ぶ。

スーパーで朝獲れのイカを見つけて思わず買う。つやつやピチピチ。
それをさばいて夜ご飯のおかずにした。


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