私が自宅出産を選択した理由〜次世代に残したい安心安全な食生活を考える〜

毎月3日はお産の日ということで、投稿している。


道の駅や路地裏などでよく見かける手作りの漬物。これが絶滅危惧種なのはご存知だろうか。

私も妊娠中、散歩の途中で無人販売を見つけると嬉しくて漬物や佃煮、野菜などを購入していた。

昔から引き継がれた地域の味は食べると元気が出てくる。

食品衛生法の改正で、手作り漬物の販売をするためには届出が必要になった。

漬物を作っていたのは、地域の高齢者が多い。届出は複雑で、許可が降りるためには設備を整えなければならない。住居とは別の製造専用の部屋、野菜などの食材用と手洗い用の2つのシンクが必要なのだそうだ。

そんな面倒なことをしてまで、作りたいと思う人がいなくなり、売り場は激減している。

食中毒の防止が背景にあるようだが、漬物は、日本の保存食として古くから親しまれてきたものであり、事故は稀である。

代わりに、市場には添加物大量の漬物が並ぶ。スーパーやコンビニで売っている漬物の商品ラベルを見てほしい。

ギリギリ添加物不使用を謳っているものでも、ギリギリアウトと思われる原料も使われている。

例えば、酸化防止剤は原料となるトウモロコシが遺伝子組み換えであることが多かったり発がん性が指摘されていたりする。

保存料として用いられるソルビン酸Kは、食べ合わせによっては白血病の原因にもなりうると言われている。

発色剤として使われるタール色素と言われる赤色2号や104号は、発がん性の疑いから欧米では使用禁止だ。タールという名の通り、石油由来の原料である。

アスパルテームという甘味料は、砂糖の200倍も甘いため安価に食品を製造できるメリットがあり使用されるが、脳腫瘍や認知症、不眠症などとの関連が指摘されている。人工甘味料の中でもトップクラスで発がん性が高いようだ。

今やどの食品にも使われている調味料(アミノ酸)は、頭痛の原因になったり過剰に摂取すると大腸がんや肝臓がんになるというデータもある。

一つ一つ調べていけば、他の添加物についてもすぐに情報が出てくるため、人類にとって安全なものかどうかがわかる。子どもに遺伝するような物質もある。

とは言え、過剰に反応するのもストレスとなるため適度な距離感で付き合うことがよいと思っている。
無添加を探すのは本当に難しい世の中になってきた。

なぜこんなに添加物大国になっているかというと、やはり安価で食品を生産できることは大きい。人々の健康<利益なのは否めない。

日本は世界一の長寿大国じゃないか!と思う人もいるだろう。しかし、健康に長生きしているかというとそうではない。病院に必要以上に副作用と隣り合わせの薬をもらい延命治療がなされているケースがある。

健康診断で異常が見つかると治療は始まっていく。

食生活が全てとは言わないが、食生活を見直すことで防げる病気も多い。

なぜこんな話をしているかというと、スーパーで添加物大量の商品が並ぶのは、私たちがそれを求めるからである。無添加の食品はどうしても少し高い。でも、長い目で見ればメリットしかない投資だ。高い医療費を払わなくて済むかもしれない。
みんなが本当の意味で安全な食品を選べば市場は変わっていく。

話を元に戻すと、地域のおばあさんたちが丁寧に作ってくれた漬物が、今後、食べられなくなるかもしれないという過渡期にある。

だから、私は調味料作りや手作り食材に興味をもつようになった。古くから私を知っている友人ならわかると思うが、私は料理が本当に下手だった!
でも、今は作るのが楽しい。

なぜ楽しいのか。妊娠出産を機に出会った仲間がレシピを教えてくれるからだ。家庭の味、地域の味を受け継ぐ方法はこれしかない。

また、私の頼もしいママ友は「静岡オーガニック給食を進める会」というものもスタートさせている。
給食の無償化が世の中の声としては大きいが、安くなればなるほど質が悪くなる。コロナ対策で効果が不明なパーテーションやワクチンに大量につぎ込むくらいなら、オーガニックに予算を増やした方が病気は減るだろう。私たちの体は薬でも添加物でもなく食べ物からできている。今、またコロナや様々な病を煽っているからこそ、子どもたちのために食について考え直すときではないかと思っている。

味噌も、梅干しもケチャップもコンソメもなんだって手作りできる。昔の人はそうやって健康に寿命を全うしてきた。

そんなことを言っていても病気になるときは来るかもしれないけれど、こうして笑いながら楽しく美味しいものを食べていれば添加物漬けの食生活よりは健康的だろう。


生まれたばかりの我が子やこれから生まれてくる子どもたちが日本の食文化を知って心も体も健康に過ごしてくれることを願う。


続く…。

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