見出し画像

【育児】テレビ寺子屋の大豆生田啓友先生の講演-幸せ子育て-で得られたこと①

玉川大学教授教育学部でテレビ寺子屋に出演されている大豆生田啓友先生の講演会に参加してきました。

有益な情報がたくさん得られたので、
私の主観を交えながら紹介したいと思います。


子ども時代の幸せの記憶は大人になってからも残る

絵本の「ぐりとぐら」は皆さんご存知でしょうか。
大学生へ子どものころに読んだ記憶があるか調査したところ、
9割近くの学生が記憶にあるそうです。
そのうちほとんどの学生が幸せの記憶と結びついていました。

小さい頃のWell-Beingは大切です。

私は「ぐりとぐら」の記憶はありませんが、
小さい頃の楽しかった記憶はあります。

幼稚園でお神輿を引かせてもらったり、
サッカーで仲間と一緒に試合をして得点を喜び合った記憶は
今でも残っています。

子供に幸せ体験を多く残すことが、大人になっての幸せにも繋がります。
子どもとの何気ない時間も大切にする意識が大事かもしれません。

子どもたちと地域の関わりの変化

人の子育ては群れの中で行われてきましたが、
戦後から現代では生活形態に大きな変化がありました。

家族形態の変化

昔は子どもは大家族の中で普段の生活を送り、
おじいちゃんやおばあちゃん、兄弟たちとの関わりも多かったです。

今では核家族が増え祖父母との関わりが減りました。
フルタイムで共働きや父親の残業時間も多い家庭が増えたため、
家族内でのコミュニケーションの時間も減ってきています。

最近の研究結果で、江戸時代では父親が子どもと良く遊んでいたということが最近わかってきたそうです。

子どもが一番安心できる環境で過ごす時間が減ってきてしまっていることは問題と感じています。

私も二児のパパをしていますが、
仕事から帰ってきて子どもたちと遊ぶ時間が一番幸せです。

残業をせず子どもたちとの時間を増やせるように努力はしていますが、
会社の理解が得られないと中々厳しいと感じています。
上司からは家庭で調整してもっと働けるようにと言われる始末です。

子どもの遊ぶコミュニティの変化

近所の異年齢の子どもたちの集団で遊び、
小さな子どもは大きなお兄ちゃんお姉ちゃんから学びを受け、
逆にお兄ちゃんやお姉ちゃんは小さな子どもの面倒をみることで
親性脳を養うことができました。
親性脳が養われないと将来自分が子どもを持つことへの
意欲が減少してしまうとのことです。

子どもと地域の関わりの変化

地域の人たちとの関わりも変化があります。
今は外が危ないからと外で手放しで遊ぶことは少なくなってきました。
ひと昔は子どもたちは自由に放牧されながら
地域のおじちゃんやおばちゃんとコミュニケーションをとり、
家族以外の人たちとの関わりを形成していく機会がありました。

逆におじちゃんやおばちゃんたちも子どもたちと触れ合う機会があり、
現代で子どもが遊んでいることや教育機関に対して「うるさい」などの苦情を言う人はいなかったかと思います。

全て昔が良かったというわけではありませんが、
子どもから見たコミュニケーションの量の変化、
子どもと関わる機会が減った人たちの変化は、
ネガティブな要素と言えます。

どのように子どもと大人や大きい学生との関わりを作るか、
逆に地域や高校生大学生をどのように小さな子どもたちと関わる機会を作るかという視点が日本全体で必要かもしれません。

はじめの100か月の育ちビジョン

大豆生田先生は子ども家庭庁との仕事の中で、
"はじめの100か月の育ちビジョン"の策定に関わったそうです。

子どもの100か月までのWell-Beingをみんなで考えましょうというビジョンです。

詳細には触れませんが、子どもの将来のために
幼少期である100か月までをどのように過ごすかまとめています。

興味のある方はリンクからぜひ内容を覗いてみてください。
要望がありましたら後日読み解きの記事を書きたいと思います。

どのように町の人たちと子育てをつなげていくか

大豆生田先生の講演を聞いて感じたことや取り組んでいきたいと思ったことは、

・育児は家族だけの関心ごとではない
・幼少期の子どもの幸せをどのように確保していくか
・家族と子どもの時間をどのように増やすか
・子どもと中高大学生をどのようにつなげるか
・子どもと地域をどのようにつなげられるか

です。

今後具体的に考えて取り組んでいきたいと思います。
みなさんも子どもたちの"幸せ""関わり"について一緒に考えていきましょう!

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
意見やコメントを頂けるとうれしいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?