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読書感想文ーほめて子育てすることについてか書かれた本

羊です。
今回は2冊、一気に読んでみました。いつものように図書館で見つけたものです。

どちらも褒めて子育てしましょうというのが基本です。
ただし、叱ることを否定しているわけではありません。
褒めるというとなんとなく甘やかして、甘えさせて育てる、
一切、叱らないというイメージが強いと思いますが
実際のところは違います。

要するに子供たちの行為を肯定的に受け止め、良いところを伸ばす。
子供を否定しないということだと思います。

先日、ペアレントトレーニング的な子育て講座を受講してきました。
ここでも、子供の行動を3つに分け、好ましい行動に対して褒めて、そこを伸ばすことによって好ましくない行動を減らしていく。
できることに目を向けるというお話を聞いてきました。

怒ると叱るの違いは分かっていても大抵は、感情的に怒っているものです。特に子供からしてみれば叱られるのも怒られるのも一緒だと思います。
さらに、子供自身の心と体の状態で、話を聞きやすいか、どうかも変わってくると思います。
実際、わたしは沸点が低いのでイラっとしてしまうと怒ってはいけないと思いつつ、口うるさくなってしまいます。冷静に淡々と責めてしまうこともあります。
怒らないということは分かっていても
それを実践して、言い聞かせを試みても、すぐには聞いてくれない…。
なので、良いところを褒める続けるということは即効性があるものでもなく、根気が要ります。

さらに厄介なのは、社会的にこうあるべきみたいな世の中のルールに生きている以上、親としてはそこに囚われすぎてしまい、なんとか、はみ出さないようにと願ってしまいます。そうなると、びしっと躾なければという見えないプレッシャーがあるのではないかと思います。
基本、自分がされたように子育てってしてしまいがちです。それはそうゆう方法で何とかここまで生きてきたから、そこを否定すると、自分を否定されてしまうような感じになるんだと思います。
だからこそ、育てる側の発想の転換というか、ブロックを外さなければいけない。
という大きな壁が子育てには存在するのだと思います。

わたしは今、いわゆる弧育てな状態だと自分では思っています。
厳しく、叱って育てるというよりは褒めて伸ばす、その子のタイミングを待つというスタンスで育てていますが、いつも甘やかしていると言われます。
そんなことを言われるとなんだか迷ってしまいます。
時にはそんなイライラを子供にぶつけてしまうこともあります。
いけないと分かっていてもそんな悪循環に足を踏み入れてしまうこともあります。

少し迷いが出てきたら自分の発想にあったような本を読んだり、話を聞いたりして自分で自分を肯定できるようにしています。

きっと、子供も同じだと思います。
毎日、良い悪いは別として、こうしてみようとかこれがしたいとかいう思いのなかでやってみて失敗して、そしてまたやってみての繰り返し。
そんななか、その頑張りを認められるどころか、畳みかけるようにダメだしの連続。そうなればやる気もなくなるでしょう。
誰か一人でも、そうだね、頑張ってるね。と認めてくれる存在がいれば少しは気が楽になるのではないでしょうか。

いきなりいいところ見つけるとか褒めるって難しいと思います。
わたしはまず、息子を観察するところから始めています。
そうすると彼の発想や行動のよりどころが何となく見えてきます。
見えてきたら、意外と怒る要素はないような気がします。
そうだね、そこで困ってるんだね。
そこが嫌なんだね。それが楽しいんだね。と共感ポイントを見つければ、そこに共感して、それが素晴らしいと思えばそう伝えるようにしています。
一緒に解決できそうなものは一緒に解決したり、
気持ちの切り替えが必要なときは手伝ってあげたりと方策が見つかってきます。

とはいえ、そんなことを毎日実践できるほどまだ、わたしには余裕がありません。失敗し、盛大に怒って、ケンカして、仲直りしてまた、やり直し。
優等生ではないわたしに毎日、付き合ってくれている息子に感謝感謝です。

いい親でもいい子供でもなく、生きているのって楽しいねと言い合える仲になれたらいいとあらためて考えるきっかけと自信をもらえた本でした。

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