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H(はだか)B(ばかりで)O(おとな向け)のドラマ

『Last of Us』を全話見終わってHBOロスに陥ってしまい、何年も前に1話だけ観て「私には合わない」と切った『Game of Thrones』の視聴を再開。おととい第一シーズン視聴完了。『ラスアス』とか『チェルノブイリ』ほど好みど真ん中ではないものの、ティリオンがかっこいいからとりあえずティリオンが生きてる限りは視聴続行。
 ティリオン以外の人たちの顔はそこそこ覚えたけど名前が覚えられなくて、「羽賀研二」とか「パパイヤ鈴木」とか「バグダッシュ」とか「森ガール」とか勝手な名前をつけて区別している。

 最初は一日一話のペースで観てたけど、キャラに愛着が湧く前にどんどん死んでしまうので二日で一話にペースダウンすることにした。
 休ゲースロ日(休肝日的なもの)だった昨日は家人のリクエストで『巨獣特捜ジャスピオン』の第1話を視聴。「かっこよくて好きだったんだけど、恐竜好きな子供だったから巨獣がやられるのがかわいそうであんまり観られなかったんだ」とのこと。 
 見始めてみたら脚本のアンバランスさにハラハラした。乗り込んだ巨大メカをただ単にバックさせる時は「全速力!」と叫ぶのに、敵にミサイルを撃ち込む時には無言でボタンを押す。どうして、の連続で話が頭に入ってこない。階段を降りてる途中に無言で跳び前転を決めてその後何の説明も無い。
 ハリウッド式脚本術とかいうやつの粋を極めてるんであろうHBOのドラマを浴びるように観て、そのソツの無さにやや食傷気味な今の私にはジャスピオンの不条理さが一服の清涼剤のように沁みた。ブラジルで開局以来最高の視聴率を叩き出した理由はさっぱり分からないけど、元気が出た。

 HBOと言えば3話まで観てそこで止まってしまってる『HALO』もいつか続きを観なくちゃなあとは思っているのだけど、どうしても私はメットを脱いだマスターチーフをマスターチーフと思うことができなくて気が乗らない。夫も同様。彼がメット脱ぐたびにふたりして「だからガワ脱ぐなって!」「早くかぶって!」と大合唱してしまう。
 でも第2話だったかで(うろ覚え)、背中のお薬カプセルを引っこ抜いた状態で外界をほっつき歩いた感想としてジョン(チーフ)が「みんなと同じように感じたかった」とぽつりと呟いた場面はすごく好き。