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住宅ローンを組むときに必要な抵当権とは?宅建取得者が解説

抵当権という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
住宅ローンを組むときの商品概要欄に記載があります。

しかし、抵当権について、よくわからないとう方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は抵当権に関して解説をおこないます。

この記事でわかること
・抵当権とは?
・抵当権が設定できる不動産
・抵当権抹消方法

1:抵当権とは

債権者が債務者に融資等をする場合、債務者の土地や建物に対して担保を取ります。
債務者が弁済できなかった場合、抵当権を設定した土地や建物を競売をして優先的に弁済を受ける権利です。

例えば、銀行から住宅ローンを組むときに抵当権を設定します。
銀行は、融資を受ける方が返済できなくなると、赤字になるからです。

1-1 抵当権に関する用語

抵当権に関する用語です。

・抵当権者(お金を貸す方)⇨抵当権の権利をもっている方
・抵当権設定者(お金を借りる方)⇨所有する不動産に抵当権を設定した方

2:抵当権が設定できる不動産とは

抵当権が設定できる不動産はこちらです。

・債務者が持っている土地や建物
・物上保証人(債務者以外で担保する不動産を提供してくれた人)の不動産
・地上権(借りている土地で建物を建てたりして土地を使う権利)
・永小作権(小作料を支払い、借りた土地で耕作をする権利)

3:住宅ローンを完済後に抵当権抹消

住宅ローンを完済した後は、抵当権抹消をします。
抵当権を抹消するには手続きが必要です。

3-1 金融機関に問い合わせをする

まずは、金融機関に問い合わせをおこないます。
抵当権が抹消されるまでに約2週間ほどかかります。

3-2 抵当権抹消に必要な書類を記入する

店頭で抵当権抹消の手続きをおこないます。
身分証明証、印鑑、通帳等が必要です。

書類がそろわないと手続きができません。
詳細は金融機関へ確認してください。

3-3 抵当権抹消に関する書類を金融機関から受領する

金融機関から抵当権抹消に関する書類を受領します。

3-4 司法書士に依頼して法務局で手続き

抵当権抹消に関する書類を受領したあとは、司法書士に依頼をしましょう。
司法書士が法務局で手続きをしてくれます。

4:まとめ

抵当権について解説しました。
抵当権の仕組みは、一見複雑でわかりにくいかもしれません。

住宅ローンを申し込む前に抵当権の制度を確認し、後悔がない選択をしましょう。


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