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気になるもの

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noteで気になるもの。メモ用です。
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#絵本

(前編)ニジノ絵本屋の雇用について

先日、危機感を覚えたことがあります。一緒に働くメンバーから「サボってるわけじゃないのに、やること(やりたいこと)が終わらない。時間も金銭面も余裕がない。」というようなセリフを聞きました。 わたしが去年、一昨年、よく口にしていたセリフと全く同じことを言っていたのです。 「ああ、結局、この仕事の運び方だと、わたしに替わって、周りの人たちも同じことになってしまう」と、思いました。 そうなんです、ニジノ絵本屋は、やることが物理的にとても多いのです。組み立てること、告知すること、整える

(後編)ニジノ絵本屋の雇用について

「(前編)ニジノ絵本屋の雇用について」の後編です。間に、「絵本屋の店長がマリオネットな件の真相」を挟みましたが、きちんと後編にいきたいと思います! 前編では・・・・ 「わたしなりにどうしたら良いかを考えてみることにしました。 なににお金がかかっていて、わたし達は金銭的に圧迫されているのか、分析してみます。」 と、書いたのですが、先に分析するか、一緒に分析して欲しいのって 「ニジノ絵本屋の売り上げについて」ではないのかな? と、いうことでした。 どんなに経費がかかるって言

プレスマホ世代、絵本と児童書の可能性

絵本や児童書など、低年齢向けの書籍の可能性について、走り書き。 トーハンの調べによる、こんなデータがあります。 https://www.tohan.jp/news/upload_pdf/20190515asadokuyomaretahon.pdf リリースによると、次のとおり。 朝の読書推進協議会が全国の小学校・中学校・高等学校に向けて定期的に実施している「朝の読書実態調査」に寄せられた「学校図書館貸し出しベスト5」の回答をまとめたもの ここで注目したいのは小学校低学

お金のことを書いてみようかな | えほんやさんで考えたこと

えほんやさんをオープンして1年2ヶ月。 まだまだ目の前のことにいっぱいいっぱいで、考えることが次から次にきて、作らなくちゃいけないものもどんどんあって… 絵本制作に費やす時間がちょっと少なくなってきているなぁと、不安になってるここ最近です。 1年分を計算してみましたお店がオープンした2018年の10月と11月は、「おめでとう〜!」で来てくださった方がたくさんだったので、その月は省いて、2018年12月〜2019年12月の売上と利益を出してみました。 結果は、赤字でした…

「本屋・書店」のクラウドファンディングで見つけた現在進行の6つの物語と、心動かされる101の物語

本屋を応援するクラウドファンディングを調べみたら、100プロジェクトほど見つけたので、紹介します。 開催中(記事作成現在2022/03/29)、終了済みそれぞれありますが、いずれにせよ、未来と世界と希望に満ち溢れた物語に読むだけでワクワクしますので、是非お時間あるとき御覧ください。 参考 掲載のプロジェクトを集計分析してみた記事もどうぞ。 本屋のクラウドファンディングプロジェクトを99ほど較べてみたら、「目標設定とその達成イメージ、仮説」の大事さを再認識 現在進行の6つ

絵本はなぜロングセラーが強いのか?

出版取次のトーハンは児童書の販売促進ツールとして「ミリオンぶっく」という小冊子をつくり、帳合書店の店頭で配布している。 ・こころを育てる絵本たち ミリオンぶっく これは累計発行部数100万部以上の絵本をまとめたもので、やり方はベタだが、それだけにわかりやすくて効果は固い。 絵本というジャンルはパキっとしたロングセラー偏重で、「ロングセラー在庫を切らさない」ということは、児童書売場作りの基本中の基本となっている。売れるかどうかわからん新刊よりも、売りが見込めるロングセラー