本と羊

小さな本屋 新刊&古本&ドリンク販売 福岡市中央区六本松4-4-12 102…

本と羊

小さな本屋 新刊&古本&ドリンク販売 福岡市中央区六本松4-4-12 102B 「誰かの背中を少しだけ押せる一冊を」

マガジン

  • 本と羊とおすすめ本

    本と羊のおすすめの一冊をご紹介いたします。

  • 気になるもの

    noteで気になるもの。メモ用です。

  • なぜ本屋を目指したのか?

    これまでの事とかから、たぶん今いるここが見えてくるのかな?全ての事象はつながっていて、無駄なことも意味のないこともない。そんなに面白くもないです。理由なんてそんな大それたものではないです。まだ読みます?

  • 本と羊〜本屋を開きたいオヤジの無謀な挑戦〜

    本屋開業までの記録です。

  • 私感雑感

    思ったこと、気になること、メモとして。

最近の記事

#001『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』

著者紹介 朴 沙羅さん。1984年生まれ。専門は社会学、移民研究。ヘルシンキ大学文学部文化学科講師。単著に『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』『家(チベ)の歴史を書く』(筑摩書房)、『外国人をつくりだす――戦後日本における「密航」と入国管理制度の運用』(ナカニシヤ出版)、編著に『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版)など。 『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』 について 「ヘルシンキ 生活の練習はつづく」は、社会学者である朴沙羅氏が、二人の子供と共にフィンランドのヘルシン

    • 9月1日の君たちへ

      のび太は昼寝してるんで店主が代弁します。 学校は楽しいですか?それなら心配いらないんだけどもしそうじゃなくて行くのが辛い、家族や同級生の事で悩んでいて生きるのが辛い。なぜ生きているんだろうか?死にたい?死んだらラクじゃないのか?そんなふうに今考えているのならちょっと待ってね。のび太って全然勉強しないし、寝てばっかだし、すぐ猫型ロボットに頼るし、ジャイアンにいじめられるし、未来の嫁さんまで決まっていて、相当ナマケもんです。こんな彼には死んだ方がマシという意識はないと思います。み

      • 東京滞在記2023年8月1日〜7日

        8/1(火)雷雨のち晴れ 午後12時すぎ西新駅から福岡空港へ。13時40分にスカイマークに搭乗するも、東京都心の猛烈な雷雨の影響により、離陸までに40分機内で待機。暑さで熱中症になりそうな満席の機内では赤ちゃんの泣き叫ぶ声が響く。ようやく14時半過ぎに離陸。16時に羽田空港到着も駐機場混雑で30分滑走路上で待機。飛行機を降りたのは16時半過ぎ。長いフライトでクタクタ。モノレールで浜松町へ。首都高や競馬場、運河、高層マンション群、東京湾、レインボーブリッジ。東京に来た事を実

        • 2022年11月20日(日)福岡1000日目。

          福岡に来て昨日で1000日目。 早いのか遅いのか・・・もういろんなことがありすぎて・・・ 昨日までの事はすべて幻のような休日の午後。 別にどうということもない月曜日。 一人で少しだけ自分を褒めてやる。 よくやった。でもまたこっからだ。 東京在住が長くそれも仕事のためと住んでいただけ。九州に戻ろうと決めて帰り住んだ場所は福岡。元々大分の人間としてはここはまだまだ知らない街。全然わからない街。縁もゆかりもなく、ただ大きな街だという印象しかない。強いて言えばかみさんの出身地だとい

        #001『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』

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        • 本と羊とおすすめ本
          1本
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          21本
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        • 週末本屋 試験営業してます!
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        記事

          本と羊をめぐる冒険~本と羊が出来るまでとこれから。~その1

          本屋になるつもりなんて微塵もなかったグラフィックデザイナー時代。 1983年4月。18歳で大分から上京し、東京のデザイン専門学校商業デザイン科に入学。サボリがちで課題も適当にこなしていた結果、ギリギリの成績で卒業した劣等生の僕が、銀座一丁目の裏通りにあった日本屈指の大手デザイン会社に入社したのは1985年4月。世はバブル景気直前とはいえ、経済は好調で、どこも人手不足の状況。小さな新聞広告の募集記事を見つけて、それまで数社のデザイナー募集の面接を落ちまくっていた僕は、1年間は

          本と羊をめぐる冒険~本と羊が出来るまでとこれから。~その1

          本と羊としまうま展@Readin'Writin' 終了いたしました!

          11月23・24日の二日間、東京田原町のReadin'Writin'さんの二階ギャラリーでの展示、無事終了いたしました。疲れた!長かったここまでの道のり!つらかった!でも楽しかった!出会い多すぎ!面白かったなぁ。やってよかったです。棚に並んだ48冊の作品の壮観なことと言ったら、まあすごい。それぞれの「顔」が誇らしげで頼もしい! 二階へどうぞ。 偉そうに前で写真撮ってみました。 おっさんやないか〜〜〜〜い! これがそのオールスターズです。泣けるなぁ。 すごいです。全て

          本と羊としまうま展@Readin'Writin' 終了いたしました!

          11月23/24日 いよいよ本と羊としまうま展 開催!

          11月23/24日 いよいよ本と羊としまうま展 開催!

          8/18 読書空間みかもの一箱古本市に初参加しました!

          昨日の世田谷区奥沢の読書空間みかもでの一箱古本市。 はじめての出店で緊張しましたが、すぐにみなさんと打ち解けることが出来て、大変楽しく有意義な1日でした。 緑に囲まれた古い洋館の中で、まるで親戚の家にみんなで集まった夏休みのようで楽しかったなぁ。お昼ご飯も出していただき、なんか遊びに来てるような感じ。他の店主さんたちと本の話も出来たし、漫画家の内田かずひろさんにもお会いできました。とても暑い1日でしたが、帰りたくなくなるような素敵な古本市でした。またいつか参加したいな。最後

          8/18 読書空間みかもの一箱古本市に初参加しました!

          11/23-24 本と羊としまうま展について

          企画展のいきさつ今年の4月から7月まで月島で試験本屋さんの営業をしてましたが、そこで僕らが以前作成したフォトブックを展示しました。 大阪に旅行した時に訪れた場所をただただ撮りまくったんですが、いつもは撮りっぱなしでPCに眠ったままで、その後もあまり見なくなるんですが、あまりにも大阪の街が個性的で「撮れ高」がすごかったので、これは一冊にまとめたいなぁと思い、プリントサービスを探していたら、しまうまプリントさんのサイトを見つけました。 サイズはこの4種類。スマホでスクエアで撮

          11/23-24 本と羊としまうま展について

          試験営業終了しました!

          取り急ぎのご報告です。4月からの試験営業は昨日で終了しました。 あっという間でしたが、本当にいろいろな出会いがありました。 少し時間はかかりますが、記録としてまとめてみようと思います。 SNSでつながった方々、来店していただいた方々、そしてエッセイを投稿していただいた方々、友人、妹夫婦に感謝いたします。僕らの店を見かけて、訪れていただいた月島の方々にも感謝いたします。最後にこの場所を貸してくれたSHY STUDIOの方々にもお礼を申し上げます。 今後は一箱古本市や残した企

          試験営業終了しました!

          「後悔・・・」 夢丘彩子

          私は今でも後悔している事がある。 もう30数年も前の話だが・・・  当時、私は高校2年生でガールスカウトの国際キャンプに参加していた。 そのキャンプにはフィンランドからの学生が参加していて、たまたま私のグループに割り振られた。 だからキャンプファイアの出し物を仲間と相談した時「フィンランドの歌を皆んなに教えて歌えば良いんじゃないか」と決まり、私が学校で習った『フィンランディア賛歌』を教えながら歌う事になった。 しかしその歌をフィンランド語の歌詞ではなく日本語の歌詞で

          「後悔・・・」 夢丘彩子

          今月末で試験営業終了します。

          本屋 本と羊は7月28日の日曜日で試験営業を終了します。 わずか4ヶ月でしたが、多くの方にお越しいただき、そこから新たなつながりもたくさん生まれました。 すごい財産です。お金で買えないものが沢山増えました。あと6回の営業になりますが、最後までよろしくお願いいたします。最後の日は、できるだけ多くの方に来ていただき、僕らなりの「本屋の未来」を語り合いたいと思いますのでぜひお越しください。 偶然にも月島でスタジオを経営している友人がいて実現したこの試験本屋でいろいろと勉強になり

          今月末で試験営業終了します。

          「音楽を語り合う」 ieguot

          以前はRATMのような曲を好んで聞いてました。RATMを知ってますか? RATMの曲はTVの挿入曲で使われた事があります。今回はRATMの紹介ではありません。 音楽について誰かと話すのは難しい一例です。 しかし、好きなアーティストが一緒だった感動は計り知れないし、ライブで知ってる曲を聴いて感動するのも音楽の素晴らしいところです。 そのような事がうまく表現されていたのは映画「リリイ・シュシュのすべて」だと思います。 私は、ラジオで東京FMのミリオンナイツを聴き始め、J-WA

          「音楽を語り合う」 ieguot

          「熱く熱く」 久能允/乃帆書房

           タケカワユキヒデは「物心ついたときには、音楽が家具調度と同じレベルで存在していた」と言ったが、私は両親の見ている歌番組で昭和歌謡の洗礼を受けた。  中学になる前のあたりで年の近い叔父たちの影響を受けてギターを始めたが、あの頃は、登校準備を終えてから家を出る時間までに5分の余裕があるとギターの練習をしていた。好きなアイドルや好きなバンドもできて、部屋にいる時はラジカセから音楽が流れているか自分が演奏しているか、という状態だった。熱く入れ込めるものがある生活は豊かだ、というこ

          「熱く熱く」 久能允/乃帆書房

          「いつまでも」 桂。

          はじめて出会ったのは 画面の中。 電話越しの君に惹かれた。 今思えば、些細なきっかけだった気がする。 二人で口ずさんだsaucy dogの煙。 好きなだけじゃ一緒にいられない、なんて歌った。 隣で聞く君の声は素敵だった。 肩寄せ合っていたあの季節は、 あっという間に汗ばむ季節に移り変わった。 夜行バスで会いに行った君とは、 一時間半の電車で会いに行ける距離になった。 真夜中までしていた電話はもうすることはない。 私たちは それなりに大人になった。 変わったことが多い

          「いつまでも」 桂。

          「梅雨フェス♪」 ぶんぶんmouse号 仮店主

          曇天の広がる空を見つけると、僕は意図してイヤホンを外す。 アスファルトに黒点がポツポツと模様をつける。ほら見ろ。 そろそろ来るぞと心で呟く。 この季節には特有の音色が強く主張される。もちろんそれは“雨”。 雨は落ちる速度、雨粒の大きさ、触れるもの…と様々な要因で音を変える。 ポツポツ…ザーザー…タッタッタ…ポッポッポ…。 そして聴く人の心情や場所にもよってその音色は無限となる。 僕にとって“人”は奏者で“雨”が音色。 紫陽花彩り始めれば『梅雨フェス』の合図。

          「梅雨フェス♪」 ぶんぶんmouse号 仮店主