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義母の通夜に聞こえた太鼓の音

皆さんは霊的な不思議体験をしたことがありますか?私はいくつかあるのですが、以前川でカヤックツーリングを楽しんでいた時、突然、風もないのに川の一面がキラキラパチャパチャと音を立てて、え?何事?と思った時がありました。

木の実が一斉に落ちたのか?小魚が一斉に跳ねたのか?今でも不思議でなりませんが、恐怖ではなく、神風が吹いた。というのが1番しっくりくる現象でした。いえ、風は吹いていないんです川の6−7平方メートルくらいだけが、強い雨が打ちつけたように水面がパシャパシャ、キラキラしていてとても綺麗でした。驚いたけど、トトロの世界だぁ。と思うしかありません。

次は家族で京都の老舗旅館に泊まった時のことです。何かの用事で私だけ一階からエレベーターに乗り、5階の部屋へ上がる時間違って4階を押してしまいました。4階で扉が開くとそこは漆黒の階。真っ暗でした。エレベーターから真っ直ぐ廊下が伸びていて右手にワゴンが置いてあって布がかけてありました。「節電でお客さんがいない階は真っ暗にしているのかな?」いえ、そんな旅館ないですよね?それにたいてい旅館やホテルってエレベーターを降りると左か右に折れてから廊下が伸びていますよね。エレベーターが開くとズドーンと廊下がある。ってなかなかないような・・・。しかもその4階は異様な冷たさで、本能で「怖い。絶対降りたらダメなやつ」って思いました。

そして少し前に義母が亡くなり、病院から家に連れて帰って、いろいろと段取りを終えて少し2階にあがって1人、部屋でうとうとしていた時です。

どこからともなく太鼓の音が聞こえてきました。わりと激しめにどんどんどん、どんどんどん、と早いテンポで祭りというより、何かの儀式かな?と目をつぶったまま、あーこれは夢ではない。現実に聞こえている。と確信しながら目を開けました。階下で何かかけているのかな。と思い、下へ降りていくと、その音は消え、何も音を流したりはしていませんでした。

数年経った今でもはっきり覚えていて、あれはなんだったのだろうと思うのですが、義母が亡くなって神事がおこなわれていたのかな、と思います。仏教では木魚やりんなどが良く使われますが、神事では太鼓をよく使いますよね。うちは、下の和室に神仏両方お祀りしているのですが、あの激しく厳かな早いテンポの太鼓の音は、見えない世界から聞こえてきた音で何か儀式がおこなわれていたのかな。と思います。

とても不思議な体験で夫に言っても気のせいだとか、隣から聞こえてきたのだろう。と言って流されるし、あまり軽口をしていいことでもないと思い、人には話していませんが、世の中には神秘体験っていろいろとあると思うんです。

これを読んでくださった方で、何か神秘体験がおありの方、スキ、やコメントいただけると嬉しいです。

ただ、恐怖体験はちょっと、遠慮しておきます。ごめんなさい。
読んでくださりありがとうございました。


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