ひとやすみ

幼い頃から地方を転々とし、2020年より人生で二度目の米国生活開始。日々のよしなしごと…

ひとやすみ

幼い頃から地方を転々とし、2020年より人生で二度目の米国生活開始。日々のよしなしごとを記します。

マガジン

  • 日々のこと

    二度目の米国暮らしで思うことを、ぽつぽつ書きます。

  • アート/デザイン

    現在アメリカで受けているデザイン教育のこと、またアート/デザインに関する鑑賞記や雑念など、いろいろ好き勝手に書きます。

  • グリーンカード取得記

    米国の配偶者ビザ(いわゆる永住権/グリーンカード)取得までの長い道程の記録、今後の延長更新作業の記録など、まとめます。

最近の記事

お金持ち(社会的強者)に共感性が欠如しているのは何故か?

遂に11月7日、バイデン新大統領の当確が出ました。トランプの新政策施行下でのグリーンカード申請でダイレクトに苦しんだ身なので、本当にうれしかったです。まだトランプが政権を譲らないと叫んでおり先行き不穏ではありますが、バイデン政権では諸々のビザ申請が以前の様相を取り戻しそうとのことです。来年の自身のビザ更新も楽になりそうですし、何よりコロナとのダブルパンチで更にビザ申請が停滞していた皆様にも、1日も早く安心できる日が来ることを祈っています。 さて、最近面白いTED動画を見たの

    • 美術史学習の醍醐味ーDiane Arbus、 Stanley Kubrick、そして奈良原一高

      最近写真の授業で紹介された映像が面白かったので、今回はそれについて書きます。 写真家ディアーン・アルバス(1929-1971) 今回の映像で知ったのは、1929年にニューヨークの裕福なユダヤ系家庭に生まれたDiane Arbusという女性写真家(ダイアン・アーバスと日本語ウィキなどに書かれてますが、こちらでの呼び方はディアーンなのでそれに統一します)。 ディアーンの父はニューヨーク5番街にあったRussek'sというデパートを経営していた富豪で、母は社交に忙しい人でした

      • アメリカの美術教育ーコミュニティカレッジ編

        入学までのお話気づけばアメリカに移住して半年が立ってしまいました。コロナ騒ぎと同時並行で始まった生活のため、あれから時が止まったような感じがしてましたが、着実に進んでますね…始めの3ヶ月くらいをあつまれどうぶつの森に費やしすぎました(大いに楽しかったです)。 私はアメリカの高校を卒業後、日本に戻り美大へ行き、その後とある美術業界にて事務職をしておりました。不器用でこだわりの強い性格のため、どんなに大変でも気力と体力のある20代のうちは好きな業界に打ち込むと決めていました。正

        • BLMに対し、米国に住む日本人の私が思うこと

          先日、BLM運動の一貫としてテニスの試合をボイコットして意思表明した大阪なおみさんが、その後の試合にて、米国警察の不当な武力行使の犠牲となった人々の中で特に話題になった7人の名前を書いたマスクをつけて挑んでいます。 彼女がテニスで偉業を成した上で、その立場をどのように世の中のために使うかを熟考されて、批判を恐れず実行したことは、本当に高潔で聡明な行いであると思います。彼女の強い意思に感激し、同じ日本にルーツを持つもの、アメリカに暮らすものとして、とても誇らしい気持ちになりま

        お金持ち(社会的強者)に共感性が欠如しているのは何故か?

        マガジン

        • 日々のこと
          2本
        • アート/デザイン
          2本
        • グリーンカード取得記
          5本

        記事

          2019年時での米国永住権取得の記録⑤

          ⑤面接を終えてから、渡航まで 面接を無事に終え、帰宅。まずは夫と、渡航日をいつにするかという話し合いになりました。安いチケットを早割で予約しておきたかったのですが、何度もビザ取得前には予約するなとNVCや大使館に念押しされてたので、この日までちゃんと我慢していました。一応ビザが手元に届くまで待つべきか悩みましたが、中国に続き、日本など感染者が増えてきている国も入国禁止措置をとるかもということをトランプが示唆し始めていたので、思い切ってその日から約10日後のチケットを予約して

          2019年時での米国永住権取得の記録⑤

          2019年時での米国永住権取得の記録④

          ④面接の様子 面接前日までに、必要書類、もしかして必要になりそうな書類や、二人の写真まで、全て用意して見せやすいようにファイリングし、更にコピーもとっておきました。また、夫と一緒に最後の予行練習を何度か行いました。 当日は、東京在住だったため、指定された入館時間より1時間早く着くように計算して電車で向かいました。無事早めに着き、近くのスタバで夫や母と電話しつつお茶を飲んで時間調整をしました。指定時間の20分前になったので、大使館へ近づくと、警備員に質問されます。「ビザ面接

          2019年時での米国永住権取得の記録④

          2019年時での米国永住権取得の記録③

          ③NVCステージから面接日決定まで 10月の半ばにようやくUSCISでの審査が終了し、NVCへ移行される通知がきたところまでお話しました。しばらくすると日本の住所にも申請移行のお知らせが届きました。移行するまで、何度も電話して確認すると審査を加速できるとどこかで読んだ夫は、何時間保留で待たされてもかなりの頻度でNVCへケースを受領したかどうか確認の電話をかけてました。つながったところで「まだです、何もできません。」とか、のれんに腕押し状態だったようなので、意味があったのかは

          2019年時での米国永住権取得の記録③

          2019年時での米国永住権取得の記録②

          ②USCISステージからNVCへと審査が移行するまで 詳しい体験談の前に、ここで申請の流れを簡単に要約します。 1. まずは必要書類を米国移民局(USCIS)へ送り、そこからはしばらく何もせず、書類審査の許可が下りるまでただただ辛抱します。 2. 許可されると移民局から直接ナショナルビザセンター(NVC)へケースが移行され、今度はNVCのウェブサイト上で必要書類を作成したり証拠書類のスキャンなどを提出、更にお金の支払いなどを済ませます。 3. その後また辛抱強く待って

          2019年時での米国永住権取得の記録②

          2019年時での米国永住権取得の記録①

          ①結婚から申請書類提出まで私は2020年3月に米国永住権、いわゆるグリーンカードをやっとこ取得して米国へ移住しました。取得までにかかった期間は約1年と1月。この間、様々な方のブログや掲示板の情報にとても助けられたので、自分が取得した際のことも、もしかして誰かの参考になればと思い、ここに書いておきたいと思います。少し端折りながらまとめるので、抜けがあったり、記憶違いのこともあるかもしれませんので、完全完璧なものと思わないでください。また、国民感情やトランプ政権の影響で、刻々とア

          2019年時での米国永住権取得の記録①